慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】1部昇格へ、最悪のスタート…衝撃の4失点惨敗 第1節 vs立正大

関東リーグ開幕戦、1年での1部復帰を目指す慶大は立正大と激突した。序盤に主導権を握った慶大は23分に山田盛央(総3・藤枝東)のゴールで先制し、1点リードで前半を折り返す。ところが後半は攻撃の形を作れず防戦一方に。立正大攻撃陣の高さと強さに対応できず、まさかの4失点で逆転負けを喫した。期待を大きく裏切る惨敗で、不安に満ちた開幕となった。

 

第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節 vs立正大

2018/04/08(日)11:30KO @山梨中銀スタジアム

【スコア】
慶應義塾大学1―4立正大学

【得点者】
1-0 23分 山田盛央(慶應義塾大学)
1-1 58分 関岡亮太(立正大学)
1-2 69分 平松昇(立正大学)
1-3 77分 雪江悠人(立正大学)
1-4 87分 関岡亮太(立正大学)

 

◇慶大出場選手

GK藤川誠人(総4・桐蔭学園)

DF井出悠介(環4・桐蔭学園)

DF八田和己(総3・桐蔭学園)

DF東山航大(総2・柏レイソルU-18)

DF中島玲央(総4・柏レイソルU-18)

MF江本優貴(総3・大宮アルディージャユース)→71分 松岡瑠夢(総2・FC東京U-18)

MF岩崎湧治(商4・ベガルタ仙台ユース)

MF杉本崇太朗(政2・名古屋グランパスU-18)→66分 橋本健人(総1・横浜FCユース)

MF多嶋田雅司(商3・国学院久我山)

MF山田盛央(総3・藤枝東)→75分 小谷春日(環4・藤枝東)

FW松木駿之介(総4・青森山田)

今年も関東リーグが始まった

3月に行われた東京都サッカートーナメント学生系の部で東洋大とPK戦にもつれこむ好勝負(1●1)を演じ、関東リーグ1部のチームとも互角に戦える力があることを証明した慶大。迎えた関東リーグ開幕戦の相手、立正大は、昨季2部8位にとどまったチームともあって、必勝が期された。1部昇格へ、慶大の長い戦いが幕を開けた。

山田は関東リーグデビュー戦で先制弾を決めた

立ち上がり、慶大は後方からのビルドアップが安定し、押し込み気味に試合を進める。先制点が生まれたのは23分。高い位置に上がってきた左サイドバックの中島玲央(総4・柏レイソルU-18)がサイドチェンジのボールを受け、深い位置までえぐって低いクロスを入れると、山田が走り込んで合わせネットを揺らした。その後、試合は一進一退の展開へ。攻撃では先制弾の山田のフィジカル、杉本崇太朗(政2・名古屋グランパスU-18)の技術などが光るが、あと一歩得点には結びつけられない。逆に37分には立正大にペナルティエリア内で決定機を与えてしまうが、ここは相手の決定力不足に助けられ、1点リードを保ったまま前半を折り返した。

後半は立正大の攻勢にさらされ続けた

「自分たちのプレーができた」(冨田賢監督)前半に対し、後半の慶大は完全に試合の流れを失ってしまう。55分、56分とセットプレーから立て続けに迎えたピンチはGK藤川誠人(総4・桐蔭学園)のビッグセーブとクロスバーの助けもありしのいだが、たった1点のリードは慶大に勝ち点をもたらすには不十分だった。58分、慶大左サイドから上げられた高いクロスにDFが競り負け、折り返しを押し込まれて同点。69分には左サイドを崩され、クロスに頭で合わせられてあっさりと逆転されてしまった。冨田監督はルーキーの橋本健人(総1・横浜FCユース)、松岡瑠夢(総2・FC東京U-18)、小谷春日(環4・藤枝東)と、次々と攻撃的なカードを切って劣勢を覆そうと試みる。しかし77分、再三苦しめられていたペナルティエリア内へのロングボールに再び競り負け、頭で押し込まれて痛恨の3失点目。最後までリズムを取り戻せず、87分にはカウンターからダメ押し弾を食らい1-4で試合終了。衝撃の逆転負けとなった。

この屈辱から立ち直らなくてはならない

「簡単な試合は1試合もない」——。開幕前、冨田監督が口にしていた恐れは、想像以上の厳しい現実となって慶大に立ちふさがった。「3敗、4敗がボーダーライン」となる昇格を目指す上で、開幕戦での1-4の惨敗という結果はあまりにも重い。たった1試合で「もう落とせない」(松木駿之介=総4・青森山田)というプレッシャーと向き合うこととなった慶大。次節、東海大戦で良い再スタートを切れなければ、1部昇格というミッションの難易度は限りなく上がる。荒鷲軍団はこの惨敗から立ち直り、昇格への険しい道のりを這い上がっていけるだろうか。

(記事:桑原大樹 写真:岩見拓哉、中村駿作)

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以下、コメント

 

冨田賢監督

——試合を振り返って
開幕戦で勝ちたかったけど…前半に関しては自分たちのプレーができたけども、後半に点を取られて、まあバランスを崩して行かなくちゃいけなくなった部分もあったけど、チームとしてできなかったところを次戦に向けて反省したいと思います。

——開幕の立正大戦に向けて準備してきたことは
先週の筑波大戦である程度自分の中でイメージが出来上がってきたイメージがあったんですけど、まあ現実は甘くないなって。僕自身もだし、選手たち、チームも引き締めて頑張っていきたいと思います。

――前半は主導権を握る時間も多かったが、流れを失った原因は
映像をもう1回見つめなおして考えたいと思います。

——クロスから空中戦で競り負けての失点が再三繰り返された
クロスの対応のトレーニングもやってきてはいたけども、相手の10番とか19番とか、タイミングの早い選手に対して競り勝つことができなかったので、そういうシチュエーションも想定して、もっともっとトレーニングをしていきたいと思います。

——昇格するためには3、4敗しかできないとおっしゃっていた中で、痛い1敗となった
かなり苦しいというのは正直なところだけど、下を向いていてもしょうがないので、この敗戦をしっかり次につなげて、バラバラにならないように、困難な時こそチームとして1つになって頑張っていきたいと思います。

——次節に向けて
こんなに遠くまで見に来てくださった方々がいる中で良いゲームがしたかったけど、なかなか後半は良いゲームができなかったので、もう一回しっかり準備していいゲームが見せられるように頑張りたいと思います。

 

松木駿之介(総4・青森山田)主将

——試合を振り返って
勝つ難しさというのを本当にみんなが認識できた試合だと思うし、もう絶対に1-4という負け方はあってはならないと思います。昇格争いをする以上得失点差も必要だし、負けるにしても今日の負け方は良くなかったと思います。ただ、もう下を向いている時間もないしまだ開幕戦なので、切り替えて謙虚に今日の負けを受け止めながらまたやっていきたいと思います。

——今日の試合に向けてどのような準備をしてきたか
相手が3-4-2-1でやってくることも分かっていて、自分たちがこれまでやってきたプレスのかけ方とかも1週間サブ組に3-4-2-1でやってもらっていたんですけど、なかなか上手く(プレスを)かけられないということが分かっていたので、はっきり前からかけるかしっかり引いて相手のロングボールに備えるかという戦い方にしようという話はしていました。ただ、後半の立ち上がりに前から行こうということになっていた中で相手にペースを握られて引いてしまった時に、やっぱりどうにか流れを引き寄せたかったしその時にラインが低いのにもかかわらず少し出ていこうという選手の認識があって、なかなか自分たちが決めたラインを徹底することができなかったので、戦い方に改善すべきところはあったと思います。

——前半は先制して1点リードして終えられた
悪くはなかったですけど僕は良いなというイメージもあまりなくて、フォーメーションの関係的に自分たちが意図したプレスのかけ方ができない分何本かやられてもおかしくないシーンもあったので、ちょっと後半引き締めないとやられるなというイメージはありました。

——攻撃面での改善点は
攻撃が単調ですよね。練習や練習試合を通してこれまでずっとやってきた速いテンポでボールを動かしながらということが今までやれていた中で、公式戦になって少し相手がプレスをかけてきたらリスクを考えてロングボールが増えてしまうというか、そこが一番難しいところだと思うんですけど、でもどんどんチャレンジしてやれるようにしないとこれまでの慶應と変わらないチームになってしまうので、自分たちでボールを動かしながら相手にペースを握らせないという戦い方ができるようにならないとこれから先昇格争いをする上で厳しいと思っています。

——次節に向けて
最初にも言ったんですけど、下を向いている時間は本当にないし今日の負けを謙虚に受け止めて切り替えて、僕たちのこれまでのシーズンインしてからの2か月間を信じてこれからも続けていくことが大事だと思うので、次の東海戦も難しい試合になると思いますけどもう落とせないので、勝ち点3を取りたいと思います。

 

藤川誠人(総4・桐蔭学園)

——試合を振り返って
僕達の短所というか、ディフェンスラインと僕を含め、相手のヘディングに対応できなかったのが敗因かなと思います。

——後半になって一気に崩れた理由は
前半、後半どちらも相手がロングボールを蹴ってきたんですけども、前半は縦に蹴ってくるボールだったのでそれにディフェンスが対応して、こぼれたのもボランチが回収できるっていう距離感ができていたんですけど、後半に関しては縦じゃなくて斜めからのボールだったので、それに対しての対応ってやっぱり難しいものですし、前半拾えていたセカンドボールが拾えなくなってやられたのかなと感じました。

——斜めからの攻めに対応が遅れたのか
僕が単純にクロスに対して出られないのもそうですし、ディフェンスもヘディングに関しては相手が勝った部分があったので、どうにかしていかなければならないと、持ち帰って色々考えたいと思います。

——空中戦での弱さ、原因は
単純に身長が低いのもありますし、それはどうしようもできないので高い相手に対してどう対応するのか、っていうところを、もちろん真っ向勝負じゃ対応できないので、相手がヘディングしようと飛ぶ瞬間に体をぶつけてボールを流すとか、そういった技術の部分を改善しようと思えばできると思うので、そこはしっかり話し合って解決したいと思います

——次節に向けて
僕達が1部復帰するためにもう負けられないので、気持ちを切り替えてチーム全員で戦って勝ちたいと思います

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