慶應スポーツ新聞会

【野球】コラム”ヒーローインタビュー”⑥守備職人は影のキーマン 瀬戸西純

逆転の2点適時打を放った瀬戸西

5月7日(月)東京六大学春季リーグ戦 立大3回戦

 

慶大

立大

1点を先制された直後の4回、1死満塁のチャンスで瀬戸西純(政2・慶應)が打席に立つ。「何とか食らいついてやる」と高めに浮いたスライダーをセカンドの上に運び2点適時打。1回戦に苦しめられた田中誠也を捉えたリーグ戦初打点は、勝ち点を呼び込む大仕事となった。

今シーズンからショートのレギュラーをつかみ取った瀬戸西。もともと守備には定評があったものの、打撃が課題だった。春のオープン戦では一時的に両打ちに挑戦するなど、試行錯誤したが、最終的に左打席に専念してリーグ戦を迎えることとなった。しかし、リーグ戦に入ると下位打線の中で粘り強さを発揮。ヒットは5本ながらもらった四死球は6。ここまで全試合で出塁し、打率は2割前半ながら、出塁率は4割に迫る成績を残している。田中誠に苦しめられた立大1回戦でも9球を投げさせて四球を奪うなど、粘って球数を投げさせた。その後127球を投げさせられた田中誠は8回でマウンドを降り、慶大が9回に2点を取って、勢いを取り戻したことを考えると、勝ち点奪取の陰の主役であったといっても過言ではないだろう。

守備は既に一級品だ

もちろん得意の守備でも躍動している。東大2回戦では前の打球に対し、アクロバティックな送球を見せてアウトにすれば、立大1回戦では外野のフェンス際まで打球を追い、ダイビングキャッチでアウトにする好プレーを披露した。自身の守備を「攻める守備」と表現する瀬戸西。その華麗な守備から慶大のリズムを作りだしている。

 

ここまで勝ち点3と好調なチームを陰から支える脇役だ。昨年粘り強さを発揮してきた照屋塁(H30環卒・現Honda鈴鹿)や瀬尾翼(H30理卒)のように、優勝を目指すチームには強い礎がいる。そんな影の主役が誰よりこの日は輝いていた。

(記事:尾崎崚登)

 

☆インタビュー

――試合を振り返って

立ち上がりからいい形で攻められたんですけど、点がなかなか入らなくて、先制点を取られて苦しいかなと思っていました。なので、いい場面で一本打てたというのはよかったなと思います。

 

――逆転適時打の場面を振り返って

自分よりいいバッターがそろってる中で、昨日も3回チャンスをつぶしてしまいました。先輩方が僕にチャンスでつないでくれていたのにつぶしてしまうのが悔しくて、今日は絶対取り返してやろうという気持ちで臨みました。早速その場面が来て、何とか食らいついてやるという気持ちでした。浮いたスライダーが来たので、食らいついたらいいところに落ちてくれたので良かったです。

 

――ここまで全試合で出塁を果たしています

それも打線には自分よりいいバッターたくさんがいるので、その方々にいかにチャンスでつなぐかとか、ピッチャーに球数を投げさせていかに楽な形で打たせるかを考えた結果が出ていると思います。この取り組みを続けていけたらなと思います。

 

――守備でも素晴らしいプレーを続けています

今シーズン目標にしている攻める守備を実践できていて、一つエラーはありますが、攻めた結果のエラーでした。これも続けて、守りに入ったせいで生まれるエラーを生まないように攻めていきたいと思います。

 

――勝ち点を3に伸ばしました

立教戦で勝ち点を取れたのは大きいと思います。次の明治も強いですけどしっかり1週間強練習して、最高の形で成長しながら、臨めたらいいなと思います。

 

――明大戦に向けて

厳しい戦いになるのは当然なんですけど、その試合に向けて、今まで練習続けているので、いつも通り接戦をものにするという目標でどんな形であれ勝ち点を取れたらいいなと思います。

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