慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】後半に力尽き惨敗 未勝利で閉幕/関東大学ジュニア選手権④VS東海大Jr.

強力なスクラムに苦戦した

関東大学ジュニア選手権カテゴリー1 vs東海大Jr.

慶大 25―60 東海大

10月27日(日) 13:00K.O.

@慶大日吉グラウンド

 

 

 

 

勝ち星を挙げられないまま迎えたジュニア選手権第4戦、東海大を日吉グラウンドに迎えた慶大は、前半こそセットプレーなどで互角に張り合うも、後半はパワーとスピードを兼ね備えた東海大の多彩な攻撃に手を焼き、25−60で大敗。セットプレーの精度といった課題を修正しきれないまま、カテゴリー1残留をかけた入れ替え戦に臨むこととなった。

T=大谷2、鎌形、田中慶、室星

(写真右から)ゲームキャプテンの内田、大谷、濱野

曇天で迎えた選手権最終戦、まずボールをインゴールに持ち込んだのは慶大だった。バックス陣が素早いステップと細かなパスでゴール前まで攻め上がると、FB小谷田尚紀(経3・慶應志木)からのオフロードパスを受け取ったFL大谷陸(政3・慶應)が右サイドを駆け抜けてトライ。コンバージョンキックには失敗したものの、開始1分の速攻で瞬く間に先制点を挙げた。

大谷のトライで喜びを分かち合う宮本(写真左)ら

勢いそのままに相手陣内で攻撃を続けた慶大だったが、11分に守備の反則からディフェンスラインを大きく後退させられピンチを招くと、そのまま相手ボールのラインアウトからモールで押し込まれて5−7、一気に逆転を許す。

ここから両軍のフォワード陣が激しいスクラム合戦を展開。相手のミスにつけ込んでそれぞれ2本ずつトライを奪い合う。慶大は16分にCTB鎌形正汰(商3・慶應)、36分にHO田中慶伸(総2・桐蔭学園)がトライを決めたが、いずれもコンバージョンキックが決まらず点を取りこぼした。

前半を終えて15―21。トライ数で相手に並ぶも、コンバージョンキックで精彩を欠いた慶大は6点ビハインドで試合を折り返した。

 

後半に入ると、これまでの試合で課題となっていた中盤以降のスタミナ切れがこの試合でも露呈してしまう。

開始早々2分に相手ボールのモールに力負けしてトライを許し、リードを広げられた。その後SO田中優の中央突破から繋いだFL大谷、さらには右サイドから素早くボールを受け取ったPR室星太郎(総4・静岡聖光学院)の相次ぐトライもコンバージョンキックで追加点を奪えず、流れは完全に相手へと渡る。「自分たちのやりたいラグビーが出来なかった」というNo.8濱野剛己(総3・桐蔭学園)の言葉に象徴されるように、自陣での反則や、相手のパントブロックからボールを失い後半だけで被7トライ39失点。強力なフォワード陣のパワープレーを武器に最後まで得点を狙う相手に対して、一矢報いたい慶大は、何とかラストプレーで意地のパス回しを見せ相手陣内に攻め込むも、結局得点には至らずノーサイド。25−60の大差で敗れ、力の差をまざまざと見せつけられる結果に。10月5日(土)から戦い続けたジュニア選手権を0勝4敗の最下位で終えた。

 

入れ替え戦で勝利して意地を見せたい

並居る強豪校に対し、勝利なく幕を閉じたジュニア選手権。スクラムやモールなどで実力差を見せつけられる場面も多く見られた。フォワードを中心としたセットプレーに課題を残し、カテゴリー1残留に向けて個々人の一刻も早いスキルアップが求められる。それでも1か月に渡った熱戦はチーム内の競争を更に激化させた。いよいよ来月からは対抗戦が再開する。辛い日々を乗り越え、勝利に飢えた猛虎軍団にもう敗北の二文字は要らない。

 

(記事:栗栖翔竜 写真:相良葉子、刀禰仁生、野田快、八幡藍)

 

 

以下、出場メンバー、試合後コメント、星取表

 

◇出場メンバー

Starter

1.PR(プロップ) 朝田将多(環1・國學院久我山)

2.HO(フッカー) 田中慶伸(総2・桐蔭学園)

3.PR(プロップ) 室星太郎(総4・静岡聖光学院)

4.LO(ロック) 川端隼人(理4・國學院久我山)

5.LO(ロック) 池田勇希(商3・熊谷)

6.FL(フランカー) 内田尚輝(経4・慶應)

7.FL(フランカー) 大谷陸(政3・慶應)

8.No.8(ナンバーエイト) 濱野剛己(総3・桐蔭学園)

9.SH(スクラムハーフ) 五藤隆嗣(商1・慶應)

10.SO(スタンドオフ) 田中優太郎(経4・慶應)

11.WTB(ウィング) 佐々木隼(総1・桐蔭学園)

12.CTB(センター) 鎌形正汰(商3・慶應)

13.CTB(センター) 三木亮弥(環3・京都成章)

14.WTB(ウィング) 宮本恭右(総3・慶應)

15.FB(フルバック) 小谷田尚紀(経3・慶應志木)

 

Booster

16. 山本英晴(商4・慶應)

17. 竹内寛(政3・慶應)

18. 松本拓弥(総4・常翔学園)

19. 山口凱(経4・学習院)

20. 関本圭佑(商3・慶應志木)

21. 高野倉建生(商4・慶應志木)

22. 菅涼介(政2・慶應)

23. 辻田拓史(法1・慶應)

 

 

 

◇試合後コメント

ゲームキャプテン:FL内田尚輝(経4・慶應)

――今日のゲームプランは

ディフェンスはしっかりセットして相手を指差してノミネートすることと、前を見て相手がいるところにセットしようということです。

 

――ゲームキャプテンとして意識したことは

僕はあまり喋るのが上手な方ではないので、プレーでチームを引っ張っていけるように意識しました。

 

――今日の試合の率直な感想を

フォワードのセットプレーの部分で負けてしまったのと、自分たちのいらない反則からモールに持ち込まれて相手の強みのそういうところで点を取られて一気に流れを持っていかれてしまったというのがあると思います。

 

――ジュニア選手権を終えた感想を

例年、ジュニア戦での勝利が対抗戦への良いスタートに繋がっていたので、そういったところで全敗という結果で終わってしまい勢いづけができなかったのはすごく悔しいです。

 

 

PR朝田将多(環1・國學院久我山)

――今日の試合を振り返って

セットプレーの部分で、相手の強みを出させてしまい、スクラムの部分に関しては、前三人が実力差でやられてしまい、せっかくバックスがキックとかで敵陣に出てもらったのに、セットプレーのところで負けてしまったのが良くなかったです。

 

――初スタメンでの試合出場に関して

いつもはリザーブでの出場で、相手が疲れているときに出てくるのですが、今日はお互いに疲れていない、フルな状態だったので、お互いフルな状態でスクラムとか組むことになり、本当の自分の実力と相手の本当の実力というものがよくわかりました。

 

――相手スクラムと対戦して感じたことは

スクラムにこだわって練習していると感じました。

 

――自分たちのこれからの課題は

今日、監督からも言われたように、ユニットの部分、スクラムとかラインアウトの部分でこれだけ実力差があると、ほかの部分を頑張っても試合にならないと思うので、今日の課題はユニットとしての問題であり、個人的には、スクラムを強化していきたいと思います。

 

――ジュニア選手権全体を振り返って

良かった部分と悪かった部分が、一試合のなかでたくさん起こっていて、一試合を通じて良い部分をずっと出し続けるということが四試合ともできなかったので、集中力などの部分をこれからあげていきたいと思います。

 

 

濱野剛己(総3・桐蔭学園)

――試合を終えての率直な感想

FWのセットプレーで圧倒されてしまい、自分たちのやりたいラグビーができなかったです。

 

――スクラムやモールで押されてしまう場面がありました

練習でやってきたことを全員が意識してできなかったことが一番の原因だと思います。また、それを修正することにも時間がかかってしまい、終始押される形になってしまいました。

 

――チームとして思い通りにできたプレーは

局面局面のディフェンスでは我慢できたところもあったと思います。自分たちのテーマとしてやってきたコネクトするという部分はチームとしてよく我慢してできたと思います。しかしショートサイドのディフェンスでは、何度かトライを一発で取られてしまう場面があったので、そこの部分は修正していきたいと思います。

 

――ジュニア選手権を終えた感想

試合ごとに課題が出ると思うのですが、その課題を次の試合で修正しきれずにまた同じ課題ができてしまうという繰り返しだったので、修正した課題を強みにするくらいの意識を持ってこれから取り組んでいきたいと思います。

 

 

SO田中優太郎(経4・慶應)

――どのようなテーマを持ってこの試合に臨みましたか

FWの強い相手に対して、コリジョンと呼ばれる接点で引かないということを意識していました。

 

――このテーマの達成度は

前半は達成できていい展開になっていましたが、後半は崩される場面が続き、点差が開きました。試合を通じては上手くいかなかったと言えると思います。

 

――キックなどの場面に課題があるのでは

チャージされる場面もある中で判断のミスなどはありましたし、個々人のスキルアップは必要だと思います。

 

――対抗戦が再開しますが、今後に向けて

負けられない戦いが続くので団結力を高めてやっていきたいです。

 

 

◇星取表

 帝京大明治大東海大早稲田大慶應義塾大勝点順位
帝京大 61○0
9T8G
49○19
7T7G
40○7
6T5G
29○7
5T2G
201
明治大0●61 24○21
3T3G1PG
26○23
4T3G
54○7
8T7G
142
東海大19●49
3T2G
21●24
2T2G1PT
 31○29
4T4G1PG
60○25
10T5G
113
早稲田大7●40
1T1G
23●26
2T2G3PG
29●31
4T3G1PG
 63○26
9T9G
84
慶應義塾大7●29
1T1G
7●54
1T1G
25●60
5T0G
26●63
4T3G
 25
Tagged as: , , , , , , , ,

Comments are closed.