慶應スポーツ新聞会

【野球】連覇に向け、白星発進も攻守に課題 東大

8月10日(月)東京六大学野球春季リーグ戦 東大戦 @明治神宮野球場

若林の適時三塁打で先制した

新型コロナウイルスの影響により4カ月遅れで開幕した東京六大学野球春季リーグ戦。秋春連覇を狙う慶大の初戦の相手は東大。初回、若林将平(環3・履正社)の適時三塁打などで2点を先制すると、援護を受けた関根智輝(環4・城東)が東大打線を5回まで1安打に抑える快投を披露。しかし、6回に1点差まで追い上げられ7回からマウンドに上がった長谷部銀次(総4・中京大中京)が2本の適時打を浴び逆転を許す。9回に敵失などで1死満塁とすると、代打・朝日晴人(環2・彦根東)が四球を選び同点。続く下山悠介(商2・慶應)の適時打でサヨナラ勝ち。苦しみながらも大事な開幕戦を勝利で飾った。

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東大0000022004
慶大201000002X5

東大バッテリー:井澤、小宗、●平山-大音

慶大バッテリー:関根、関谷、長谷部、小林綾、○増居-福井

慶大本塁打:瀬戸西1号ソロ(3回)

◆慶大出場選手

 ポジション選手名(学部学年・出身高校)
1[5]下山悠介(商2・慶應)
2[6]瀬戸西純(政4・慶應)
3[9]若林将平(環3・履正社)
4[8]7正木智也(政3・慶應)
5[7]橋本典之(環3・出雲)
8渡部遼人(環3・桐光学園)
6[4]宮尾将(商2・慶應)
7[3]嶋田翔(環4・樹徳)
H田口巧(政4・慶應)
8[2]福井章吾(環3・大阪桐蔭)
9[1]関根智輝(環4・城東)
1関谷航平(総4・川越東)
1長谷部銀次(総4・中京大中京)
H藤元雄太(商4・慶應)
1小林綾(環2・松本深志)
1増居翔太(総2・彦根東)
H朝日晴人(環2・彦根東)

最高気温が30℃を超える猛暑のなか、この日を待ちわびた大勢の野球ファンは神宮球場に長蛇の列を作っていた。待ちに待った東京六大学野球春季リーグ開幕戦。新型コロナウイルス感染症の影響によりスポーツ界も自粛を余儀なくされるも、ようやくいつもの日常が戻りつつあることに観客からは自然と笑みがこぼれていた。

試合前には開会式も行われた

昨秋日本一の栄冠に輝き堀井哲也新監督の下、連覇を目指す今季の慶大。開幕戦のマウンドを任されたのは、肘のけがから復活を果たした関根。2年ぶりの登板となった関根が初回を三者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せ、それに応えるように打線が奮起。その裏2番の瀬戸西純(政4・慶應)が四球で出塁すると、若林が右中間を破る適時三塁打で先制し、続く正木智也(政3・慶應)の犠飛で追加点をあげる。3回には瀬戸西のリーグ戦初本塁打が飛び出しベンチのムードも最高潮。関根は抜群の制球力を武器にストレート、ツーシーム、スライダー、カーブを効果的に織り交ぜながら5回まで僅か51球・被安打1と完璧な投球を見せ、東大打線に付け入る隙を与えない。

瀬戸西はリーグ戦初となる本塁打を放った

このまま慶大ペースで試合が進むかと思われた展開に暗雲が立ち込めたのは6回。ここまで好投を続けていた関根が、安打と四球などで2死二・三塁のピンチを招くと打席には3番石元悠一(教育4・桐朋)。2-2からの5球目、高めに浮いた球を右前に弾き返され1点差に追い詰められる。続く7回、リリーフした長谷部が1死二塁から代打・水越健太(経3・明和)に適時二塁打を浴びると、その後2死三塁から中井徹哉(理Ⅱ2・土浦一)に中前適時打を許し形勢が逆転。流れを引き戻したい慶大であったが、3投手のリレーの前に8回まで散発3安打。4回以降は僅か1安打に抑えられ、重苦しい雰囲気がベンチに漂う。流れが東大に傾くなか、8、9回のピンチを増居翔太(総2・彦根東)が凌ぎ、最終回に望みを託す。

2年春以来の登板となった関根

9回裏、先頭の渡部遼人(環3・桐光学園)が四球で出塁すると連続失策で無死満塁の好機が訪れる。1死の後、堀井監督が代打に送ったのはリーグ戦初出場の朝日。1-3からの5球目を選び押し出しで同点。押せ押せムードのなか、打席に迎えるは安打製造機・下山。フルカウントからの6球目、下山が放った打球は左翼手の頭を超えるフェンス直撃のサヨナラ適時打。一時は逆転を許すも、土壇場で試合をひっくり返し堀井監督の船出を白星で飾った。

下山がサヨナラ打で試合を決めた

試合後、整列を終えた選手たちの顔つきは厳しかった。放った安打は僅か4本、9回のサヨナラ劇も相手のミスによるところが大きく、結果・内容ともに日本一を目指すチームにとって理想とは程遠い試合展開だった。今季のリーグ戦は例年とは異なり、各校1試合総当たりで優勝校が決まる超短期決戦。初戦の難しさと1敗もできない怖さが想像以上に選手たちの肩に重くのしかかっていたのかもしれない。“一戦必勝”を胸に刻み、次戦に臨む。

(記事:小林由和、写真:堀内大生)

 

◆打撃成績

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1[5]下山左飛二ゴロ四球左邪飛左安①
2[6] 瀬戸西四球右本①空三振投ゴロ
3[9]若林右中3①四球空三振一邪飛
4[8]7正木右犠飛①中飛三ゴロ二直
5[7]橋本典二ゴロ投ゴロ右安
8渡部遼四球
6[4]宮尾一ゴロ左飛一ゴロ投失
7[3]嶋田空三振死球遊ゴロ
H田口巧投失
8[2]福井一ゴロ中飛右飛見三振
9[1]関根見三振右飛
1関谷
1長谷部
藤元左飛
1小林綾
1増居
H朝日四球①

◆投手成績

 投球回数打者数球数安打三振四死球失点自責
関根5 2/3217437122
関谷0 1/31500000
長谷部162530021
小林綾0 2/331410000
〇増居1 1/351311000

(新型コロナウイルス感染症対策のため、監督・選手コメントはありません。)

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