7月15日(土)、等々力陸上競技場にて“第68回早慶サッカー定期戦~早慶クラシコ~”が開催される。己と己のプライドだけを懸けたこの一戦。ケイスポでは、6年ぶり定期戦勝利を目指す慶應義塾体育会ソッカー部の選手・スタッフたちに意気込みをうかがった。
第2弾の今回は、片岡立綺(総4・桐蔭学園高)副将、小谷春日(環3・藤枝東高)、落合祥也(商2・横浜FCユース)、杉本崇太朗(政1・名古屋グランパスU-18)によるMF対談をお届けする。学年の異なる4選手に、今季ここまでの振り返りやプライベートについて、そして定期戦への思いを語り合ってもらった。
[取材日:6月15日(木)]
――まずは自己紹介からお願いします!
杉本 1年の杉本崇太朗です。ポジションは右サイドをやっています。
落合 2年の落合祥也です。ポジションはボランチをやっています。
片岡 4年の片岡立綺です。ポジションはボランチです。
小谷 3年でサイドハーフとFWの小谷春日です。
――皆さんはそれぞれ学年が違いますが、その点はあまり気にならないですか?
片岡 どう?
小谷 そんなに気にならない。
杉本 …気にならないです(笑)。
片岡 お前(杉本)が一番気になるでしょ(笑)。
――それぞれの関係性はいかがですか?
片岡 逆にお前らとかどうなの、この辺(杉本・落合)とか。俺はみんなメシ行ったことあるし。
小谷 俺、祥也とないかも(笑)。
一同 (爆笑)
小谷 祥也だけはない(笑)。
落合 同部屋だったくらいですね。
小谷 そうそう。ていうか、祥也あんまり喋らないから…。
片岡 そうなんですよ。
落合 俺春日さん以外とだったら喋るから。
一同 (爆笑)
小谷 崇太朗と喋る?
杉本 祥也さんとは、はい。
落合 立綺さんは、親しみやすいけど(笑)。
小谷 らしいですよ(笑)。
――小谷選手は怖いんですか?
落合 いや、でも最初俺がトップチームに上がった時、春日さん、良真さん(鴻巣良真、総3・国学院久我山高)はちょっと怖いなと思ってましたよ。
片岡 そうなんだ(笑)。
小谷 たぶん、最初、1個上の関係ってすごく多いんですよ。仕事とか全部一緒にやるし。…怖かったかな、俺(笑)。
――落合選手と杉本選手は仲は良いんですか?
杉本 祥也さんにはいろいろ聞いたりして…。
片岡 祥也がさ、「仲良いです」って言わないんだよね。ずっと崇太朗が、「いや、仲良いです」って(笑)。
杉本 一応3人ともご飯に連れて行ってくれたんですけど、祥也さんは、あんまり乗り気じゃなかった(笑)。
落合 いや、別にそんなことはないです(笑)。
――ではここで一度サッカーの話題に移ろうと思います。今季ここまでを終えての感想を教えていただけますか?
杉本 僕は、まず個人としては、何試合かには出場することができてそこは良かったと思うんですけど、自分の役割としてはやっぱり結果を残さなくちゃいけないので、それを考えるとまだ何もできていないので、自分の中ではまだ満足のいく結果ではないと今のところは思っています。チームとしても、今の順位を見ても分かるようにあまりうまくいってないかなという感じだと思います。
落合 自分としても個人としても今年はあまり良くなくて、個人としては試合ごとに波があったりして安定してないなというのは思っていて、チームとしても、去年はこの時期とか連勝とかしていて良い雰囲気だったんですけど、今はなかなか勝てずに、結構苦しい感じなのかなと思います。
片岡 去年の終わりくらいから試合に出させてもらってて、そのなかで去年は何も考えずにプレーしていたという感覚が今思うとあって、比較的4年生に頼れていた部分があったのかなと思うんですけど、やっぱり今年はそういうところで自分たちの学年としても、下の代の選手たちに気持ち良くプレーをさせてあげられてないのかなと今の結果から見て思います。
小谷 今年の印象として、チームとしてやりたいサッカーがある中で、それができる時とできない時の波が結構激しくなっちゃって。やっぱりリーグ戦で勝つチームは失点が少ないチームで、その失点を減らしていかないと。まだ課題が山積みという感じですかね。
――全体的にまだ思い通りにいっていないということですが、連携という部分は特にMFという中ではいかがでしょうか?
杉本 僕はボールを受けないと始まらないタイプなので、いつも立綺さんとか祥也さんとかのボランチの人には、「ボールください」としか言ってなくて、ボールを持って前で顔を上げたときには大体こたくん(小谷)とかが走ってくれているので、そこに出したりという感じで、自分の中では連携というか、コミュニケーションをとって上手くやれているかなという印象はあります。
片岡 いや、なんかMFに固執してコミュニケーションって取るものじゃないと思うから、むしろ俺なんかは違うポジションの選手からの要求の方が多くて、この辺(MF)とかは勝手に距離が近い分やっているのかなという印象はありますね。あとは、個人の特徴とか、崇太朗だったら足元が良いし、小谷だったら裏のほうが良いしというのがあって、そういうのは分かっているので、(連携は)そんなに悪くないと思います。
落合 俺は…そんなに(笑)。
小谷 祥也と立綺さんは去年からやっていたので、結構お互いの特徴を分かっていて「たぶんこう動くんだろうな」というのも分かるし、崇太朗は入ってきて結構フィットしてやれているのかなという感じがします。
――杉本選手は1年生ですが、そろそろ慣れてきましたか?
杉本 トップチームの人たちはそれなりに全員とコミュニケーションは取れています。最初のころはてづくん(手塚朋克、環4・静岡学園高)とかはあまり喋りかけられなかったんですけど、今は結構喋るようになって(笑)。3人(落合・小谷・片岡)は最初から結構喋れたし、溶け込めたかなという印象ですね。
――1年生の杉本選手から見てこの3人の先輩たちはいかがですか?
杉本 祥也さんは、仕事の時に1年生と2年生は結構一緒にいるので、仕事の時にいろいろ頼って聞いたりだとか、あとはまあ俺がいろいろ絡んだりとかして(笑)。いろいろたくさん喋ってます。立綺さんは結構良くしてくれていて、ご飯に連れて行ってくれたりとか、いっぱいコミュニケーション取ってますね、立綺さんとは。4年生の中でも比較的よく喋っている先輩です。こたくんは、3年生の中でご飯に行くってなった時にこたくんもいたりしてその時には喋ったり、あとはサッカー中にも動いてくれているのを見て終わった後に話してくれて、いろいろ要求してくれるので、みんな話しやすくて良い先輩です。
――逆に片岡選手、小谷選手、落合選手から見て杉本選手はどんな後輩ですか?
落合 崇太朗は…意外とうるさいです。
一同 (爆笑)
小谷 俺もさっきそれ気づいた(笑)。
落合 まじめなうるささがいっぱいあって、ダル絡みが多い(笑)。意外と声がでかい。
杉本 すっげえ出てくるな…。
落合 でも面白いです(笑)。かわいいです、なんだかんだ。
小谷 いや、たぶん俺に似たがめつさを持っているんじゃないかと(笑)。¥
片岡 まじ?(笑)
小谷 俺も前に対談で聞かれたときに、先輩にご飯にめっちゃ連れて行ってもらうみたいな。で、たなけん(田中健太、法4・横浜F・マリノスユース)とかが「がめついからガメラだお前は」みたいなのがあったんですけど(笑)。俺らがたまたまご飯を昼に食べに行ったときに、夜2年生のインスタのストーリーを見てたら、俺らは昼にステーキを食べに行って、そうしたらこいつ(杉本)は夜に焼き肉も連れて行ってもらってて(笑)。
一同 (爆笑)
小谷 結構がめついてるなと思って(笑)。
杉本 いや、たまたまです(笑)。
小谷 あれは笑った(笑)。
片岡 お前らはまだ距離感が近いと思うけど1、4だとね、さすがにそこまでではないから、逆にこっちがめっちゃ誘う感じで…めっちゃ来るんだけど(笑)。すげー真面目だから、(杉本は)お姉ちゃんと2人暮らししているんですけど、めちゃくちゃ厳しくてお姉ちゃんが。「何食べてるの」とか、俺らが本当にしょうもないところに食べに行った時にも、写メしてお姉ちゃんに送って、みたいな。
小谷 ガチ!?(笑)
片岡 「それは本当にやめて、写さないで」みたいな店にとかも行ってるのに(笑)。
一同 (爆笑)
片岡 何か全部写メして送って「何時に帰ります」みたいなことをやってて。
杉本 俺のお母さんがそういうタイプで、でお姉ちゃんがちょっとお母さんに似ていて。
小谷 あ~。だから束縛されてんのか。
一同 (爆笑)
片岡 だからすごいびっくりしたんですよ。俺の家で飯食ってて、それで23時くらいになって、次の日がオフでみんな泊まっていくもんだと思ってて、そしたら崇太朗が23時半くらいに、「あ、僕帰ります」って言って。
小谷 (笑)
片岡 そしたら「いや、もうLINE来てるんで」って言って。だって神奈川にいない親からも心配されてLINE来て、みたいな。もうすごいかわいがられてんなって。
杉本 いや、さすがに4年生の家に泊まるのはちょっと、さすがにしょっぱなからは失礼かなと思って…。
片岡 いやいや、全然そんな感じじゃなかったよ(笑)。だからもう0時くらいに車で俺の家から家まで送ってあげて(笑)。とんでもねぇなと思って(笑)。泊まっていけばいいのに。
――ユース出身の選手(杉本・落合)と部活出身(小谷・片岡)の選手に分かれていますが、お互いに違いを感じるところなどはありますか?
小谷 こいつ(杉本)1個あって(笑)。俺ら高校ってやっぱり厳しいんですよ、上下関係はめちゃくちゃ。で、仕事ができないというのは許されないんですよ。藤枝東もめちゃくちゃ厳しいんですけど、崇太朗が、夏くん(渡辺夏彦、総4・国学院久我山高)が「氷を作って」って頼んだ時に、ものすごいぐちゃぐちゃの氷を持ってきて、「はい、夏くん」みたいな(笑)。俺らは1年生の時からそれが染みついているので、先輩に何か頼まれたらやっぱりやんないとっていう気持ちがあったんですけど、ユースってこんな感じなんだなって(笑)。
杉本 違うんですよ(笑)。いや、それは、アイシング用の氷を作らないといけないんですけど、その時にちょっとあまり作ったことがなくて、割とうまくできたかなと思ったんですけど…(笑)。
小谷 (爆笑)
杉本 でもそれから何回かやってできるようになりましたよ。
――同じユース出身の落合選手はいかがですか?
落合 いや、崇太朗らしいです(笑)。俺も、実際は作れないです(笑)。
片岡 俺とかもアイシングしないんだけど、作らされる環境にあったから、1年生の時とか、そうだよね。
小谷 俺らなんてそれで氷出して先輩がだめって言ったら、もう1年生はその場に集合させられて罰走です。
片岡 え~、それはきついな…。
小谷 もうその場で。先輩が「何だこれ」って言った瞬間に(笑)。だから1年生はめっちゃ青ざめてて、練習だろうが関係なく普通にグラウンド20往復とかしてたもん(笑)。そんな感じだったんだよ。
杉本 へー…。
――自身のプレーでここだけは負けないというところがあったら教えてください。
杉本 自分のストロングは、間でボールを受けながらシュートだったり、ゴール前のアイディアだったりとか、パスとか、全般なので、その中でも周りの人たちが評価してくれているのはシュートなんで、自分の中では高校の時までそんなにストロングだという意識はなかったんですけど、まあでもシュートはそれなりに通用しているのかなと思います。
落合 俺はやっぱり守備のところでボールを奪い切ったり、セカンドボールを拾ったりっていう守備の部分ではピッチに出たら誰にも負けたくないですね。
片岡 僕はもうワンタッチプレーだと思っていて、体が小さいから1人では局面を打開できないという短所がある中で、相手にボールを触られないようにっていう工夫がストロングになっているのかなと思います。
小谷 僕はドリブルです。あと最近ストロングかなと思いつつあるのは、動き出しの部分で、裏を取る動きが案外ストロングかもしれないと思うようになりました(笑)。自分のストロングとは思ってなかったんですけど、結構良い感じかもしれない(笑)。
一同 (笑)
小谷 まだオフサイドにかかったり課題も多いんですけど、まだ良くしていける部分かもしれないと思うので、体が小さい分背負って受けるんじゃなくて、先に動き出すっていうところで、意識しています。
――お互いを参考にしているというところはありますか?
杉本 僕はありますよ。参考というか、こたくんの動き出しを最近まねています。
小谷 俺からも言ったので、「お前もそういう動きをしたほうがいいんじゃない」って話をして。だからやっぱりストロングなのかな(笑)。
一同 (爆笑)
――落合選手はありますか?
落合 まあ、立綺さんは上手いんで、足元が。それはなりたいなと思います。
片岡 思ってねえだろ(笑)。
一同 (爆笑)
落合 いや、判断のスピードとか、すごい良くて、パスをした時とかもダイレで裏に落としたりとか、あんまり自分はそういうのができないんで、そういうのはまねていきたいなと思います。
片岡 本当に?(笑) 本当に?(笑) まじで?(笑) 俺は正直誰がどうとかはそれぞれの特徴だと思っているから、誰をまねたいとかいうのはあんまりなくて。だから3人とはちょっと違うと思うんですけど、まあ自分ができることを100でやれるようにっていう方が強いですね。
――好きなサッカー選手はいますか?
杉本 ネイマール(バルセロナ/スペイン)選手です。ネイマールとメスト・エジル(アーセナル/イングランド)が好きです。
落合 俺は…ネイマール(笑)。
一同 (爆笑)
落合 ネイマール、ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)、セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)ですね。
杉本 祥也さんそうなんですね。
落合 そう。もう自分と全然違うタイプなんで、すごいなーという感じでいつも見ています
小谷 俺、アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)です。
片岡 俺もイニエスタ。
小谷 身長も小さいし、細いし、なのにあんなに相手のプレスが全然かからないし、何か見ていて一番楽しいですね。祥也もそうだけど、俺はリーガが好きで、バルセロナの試合は本当に全試合見ていて、まあ真似はできないですけど、なるべくこういうプレーをしたいなっていうイメージを作ってやっています。上手すぎて参考にはならないですけど、イメージは膨らませています。
片岡 俺はクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)。
一同 (爆笑)
片岡 もうやっぱり1人で何でもできちゃうっていうところがやっぱりもう自分には圧倒的にない部分なので(笑)。
小谷 (爆笑)
片岡 最強だなと思います。
小谷 圧倒的に?(笑)
片岡 そう(笑)。もう全部やってくれるから。
――理想のゴールパターンはありますか?
杉本 ないです。もう入ればいい。
落合 僕もあんまりないです。点取るタイプじゃないんで。
片岡 俺めっちゃ点取りたいんだよね。
小谷 俺もそうです。
片岡 キックフェイントして相手が2人ともスライディングしてそのままゴールみたいな(笑)。めっちゃ気持ちいいよね。
小谷 ドリブルシュートかキーパー引き付けてループ。
――最近流行っていることや個人的にはまっていることはありますか?
小谷 城ドラはもうブーム去った?
片岡 まあそうだね、でも社会人1年目の人とかもまだやってるからね
小谷 今流行ってることか、何だろうな…。
杉本 始めたことは、大学になって筋トレするようになりました。本格的に器具を使ったりして、先輩とか社会人スタッフの大知くん(望月大知コーチ)とかに聞いたりして、筋トレしていて楽しいなって感じてるので、はまってるというか始めたことはそれですね。
――オフの日は何をしていますか?
杉本 ボール蹴ってます。
小谷 オフの日ボール蹴ってるの?
杉本 ここに来てます。
片岡 俺は池田(豊史貴、総4・浅野高)とか田野(稔明、経4・慶應義塾高)とか同期と遊んでますね。
小谷 僕は読書です。ひたすら読んでますね。
落合 俺も家でゆったりしています。2オフだったら最初の1日目は遊びますけど、1日だけオフだったら疲れちゃうんで。
片岡 何して遊ぶの?
落合 何して遊ぶ?
小谷 祥也って何して遊ぶの?(笑)
落合 それはその時次第じゃないですか?
片岡 ボウリングとかするの?
落合 ボウリングもします。この間しました。
片岡 カラオケは?
落合 カラオケはあんま行かないですね。
片岡 行かなさそうだよね…。
小谷 祥也って遊ぶ友達いたの?
落合 そりゃいますよ(笑)。
一同 (爆笑)
片岡 え、部活内で?
落合 部活内でもいますし、高校の時とかユースとか。
片岡・小谷 あ~。
片岡 でもなかなか合わないじゃん、休みとか。
落合 でもサッカーやってる人ってだいたい月曜じゃないですか? で、日曜の試合の後にみんなで集まって。
小谷 祥也そういうのあるんだ(笑)。
片岡 あんまイメージないな(笑)。それに俺はあまり月曜に遊ばないんだよ。日曜の夜に遊ぶ。
小谷 俺も日曜の夜に遊ぶ。
片岡 そこでこいつらとかをご飯に連れて行ったりとかして、みんなで遊んで。
杉本 試合後に行って、で次の日は普通に授業に行って、終わってここ来てって感じで決まってますね。
片岡 僕なんかは大体みんなでご飯食べに行って、俺はあんま得意じゃないんですけど、みんなお酒が飲めるのでお酒飲んで、まあその後…何してるんだろ…何してるか分からないけどそれが楽しいんだよね(笑)。そういうもんでしょ? お前らもそういうもんでしょ?
小谷 俺らはいつも仲が良いやつがいて、俺らの学年はなんか立綺くんたちの代と違って騒がしいやつが多くて、みんなで騒ぐ(笑)。今週はバーベキューもやったし。うるさいですね俺らの学年は。
――1年生同士ではまだご飯に行ったりとかはしないんですか?
杉本 いや、平日の昼とかに練習終わって、他のカテゴリーの人とかがいたらできる限りみんなで行こうというふうにはしていますね。まあどうしても瑠夢(松岡瑠夢、総1・FC東京U-18)と一緒にいることが多いですけど、月曜のボール蹴るときとかは学校の同じキャンパスの同じ学年のやつを誘ってます。
――この中で普段とプレー中のギャップがある人はいますか?
片岡 どうだろうね。
小谷 そんなに…。
杉本 みんな変わんないんじゃないですか?
片岡 誰?
落合 えー、でもこの中だったら崇太朗かな。ピッチ外は結構真面目で、我はそこまで強くはないんですけど、ピッチ内だったらすごい要求とかも。自分の良い意味で我を出して主張してきてくれるんで、まあ良いギャップがあるなと思います。
杉本 あざっす。
――杉本選手から見ていかがですか?
杉本 いや、立綺さんはいつもの立綺さんだしこたくんも、あ~…。
一同 (笑)
杉本 いや、俺こたくんのオフをあんまり知らなくて、なんか練習終わったらすぐキャンパス行っちゃうじゃないですか。
小谷 あ~。
杉本 で、ご飯に行った時にはいつも通りのこたくんなんですけど、それくらいしか分からないんで、でも多分俺のイメージだと普通に変わってないと思います。
小谷 大体水曜日はSFCに行かないといけないんで学校に行って、結構週に自分のやることが決まってて、筋トレデーがあるしシュート練習をする日があるし、あと一対一の練習をする日があって、まあそれをこなしてぱっと早く栄養摂ってって感じですね。そんなに別に変ったことはしてないです(笑)。
――試合前のゲン担ぎみたいなものはありますか?
杉本 ないっす。
片岡 ある?
落合 ゲン担ぎはないっす。
小谷 いつものあれは?(笑)
落合 ゲン担ぎじゃないですけど、ストレッチはやってます。
片岡 ないな。
小谷 俺もないっす。気にしたことないな。
――それでは定期戦についていくつかお聞きしたいのですが、まず早大と定期戦の印象について教えてください。
杉本 早稲田は、僕の先輩に小島亨介くん(スポ3)と石川大貴くん(スポ4)がいるんですけど、亨介君は高1と高3で関わってて、見ててすごい上手いなっていう印象があって。大貴くんの代はめちゃめちゃ強かったんで、その人たちの代と一緒にプレーすることができるのかなっていうワクワクというか、そういうのは早稲田大学に対してありますね。あと、定期戦自体は生で見たことがなくて、実際どういうものかよく分からないんですけど、いろんな人に聞くととりあえず盛り上がるっていうふうに言っているので、まあワクワクですかね、楽しみしかないです。
落合 去年早稲田とは、リーグ戦では2勝しましたけど、天皇杯とかアミノとかっていう一発勝負のところでは早稲田がやっぱり勝負強かったので、そういう勝負強さはあるのかなと思います。定期戦は去年はベンチ外で裏方の仕事をして、定期戦は多くの人たちによって支えられているんだっていうことを感じましたし、あとは個人として、今年はメンバーに入りたいなと思います。
片岡 早稲田の印象は、とりあえず慶應だけには負けたくないみたいなプライドが強いチームだなという印象があって。定期戦に対しては、慶應に来たのも定期戦に出るためというところもあって去年は初めてベンチに入ったんですけど試合に出れなかったんで、今年は最後のチャンスなんで試合に出れるように頑張りたいと思います。
小谷 自分は1年も2年も定期戦に出させてもらっていて、2年で最後に決定機を外したというのが自分の中ですごい覚えていて、まああれ決めてたら同点で流れとか引き寄せられたのかなってすごい考えた時もあって、その雪辱を晴らしたいっていう気持ちが強いです。
――定期戦に出場したらどのようなプレーを見てもらいたいですか?
杉本 まだ出られるか全然分からないですけど、出たら自分のストロングをどんどん出していきたいなと思っていて、一番最高の形はゴールっていう形でチームの勝利に貢献できればと思うので、ゴールというものを見てもらえたらと思います。
落合 自分は守備のところが特徴なんで、セカンドボールだったり自分のところでボールを奪い切ってそれを攻撃につなげる、まあ裏方みたいな仕事ができたらいいと思います。
片岡 俺は、長所はワンタッチプレーだと思ってるんで、逆に「ボール触ってた?」って思われるくらいのリズムでボールを動かせるように、一般の人が見たらいなかったんじゃないかくらいの感じで思ってもらえるようなプレーが自分の中でできればいいなって思ってます。
小谷 俺はドリブルですかね。ゴールへの姿勢を見せられたらいいなと思います。
――最後に定期戦に向けて意気込みをお願いします!
小谷 じゃあ俺から。マン・オブ・ザ・マッチになりたいです。はい(笑)。意気込みは大きく。
片岡 やっぱりここ数年勝てていないというので、俺らの代で歴史を塗り替えたいなと思います。
落合 自分としては去年のアミノの借りを返したいと思います。
杉本 僕はまだ出られるっていう保証もないんで、まあまずは今の日々の練習から全力でやって。で、出られたら、点決めます。
――皆さんありがとうございました!
(取材 岩見拓哉)