【ラクロス(女子)】社会人2位にも快勝!“江戸陸”で17シーズン最終決戦へ。/第28回全日本選手権大会 準決勝 FUSION戦

女子ラクロス

全日本決勝へ進出を決めた

5年ぶりの全日本女王へ。全日本選手権準決勝で社会人2位のFUSIONとの試合に臨んだ。前半1分に先制点を奪われた慶大だったが、6分にAT出原佳代子(経4)が同点ゴールを決めると、11分にMF白子未祐(文4)の得点で逆転。その後もMF伊藤香奈(経3)とAT友岡阿美(政3)が得点を決め、前半を5−2で折り返す。後半もMF竹村薫(環4)のフリーシュートなどで得点を重ねた慶大が9−5で勝利。真の日本一へ、創部以来2度目の決勝進出を果たした。

第28回ラクロス全日本選手権大会 準決勝 vsFUSION

12/9(土) 13:30ドロー @駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

 

前半

後半

合計

慶大

5

4

9

FUSION

2

3

5

 スタメン

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

G

49

横田真央

経4

渋谷幕張

0

DF

62

櫨本美咲

経3

慶應女子

0

DF

70

飯豊広奈

政4

慶應女子

0

MF

11

竹村薫

環4

桐蔭学園

1

MF

42

力丸絢

法4

慶應湘南藤沢

0

MF

66

石川のどか

政3

品川女子学院

0

MF

73

伊藤香奈

経3

慶應女子

1

MF

96

白子未祐

文4

慶應女子

1

MF

97

小久保磨里奈

政3

慶應NY

0

AT

32

友岡阿美

政3

慶應女子

3

AT

33

西村沙和子

商3

慶應女子

0

AT

99(c)

出原佳代子

経4

慶應女子

2

ベンチ入り選手

ポジション

背番号

名前

学部・学年

出身高

得点

G

28

大沢かおり

経3

学芸大附属国際

0

DF

3

大木茉莉

総4

慶應NY

0

DF

6

望月早紀

法4

慶應湘南藤沢

0

MF

17

脇坂遥香

経2

慶應女子

0

MF

58

清水珠理

商1

慶應女子

0

MF

89

山﨑茉莉花

政4

渋谷幕張

0

MF

98

大橋知佳

経4

慶應女子

0

AT

72

吉岡美波

理3

大妻多摩

1

 

西の覇者の同大に快勝し学生日本一を手に入れた慶大。全日本女王へ全日本選手権準決勝に臨んだ。対戦相手は社会人日本2位のFUSION。今季慶大が磨いてきた圧倒的運動量を武器に、技術で勝る社会人にどう立ち向かっていくか。冬晴れの駒沢で決勝進出をかけた戦いが行われた。

この日3得点の友岡

序盤は社会人の技術力に防戦一方の展開となる。最初のドローを取り攻め上がったFUSIONが、1分に縦パスをゴール正面に通すと最後はショットを決め、先制点をあげた。続くドローも取られフリーシュートを献上したが、ここは相手のシュートが外れ、ことなきを得る。迎えた6分。伊藤が相手のパスをインターセプトし一気に敵陣まで運んでいくと、最後はMF力丸絢(法4)のパスを受けた出原が「パスをもらってからゴールまでの道が見えていた」と1on1をランニングシュートで決め同点に追いつく。相手の素早い攻めにもDF陣がしっかり耐え凌ぎ、攻撃陣が最初のチャンスを確実に得点に結びつけた。この得点で運も味方につけた慶大は11分。白子がゴール前に出したパスがそのままゴールに吸い込まれ逆転に成功する。完全に流れを引き寄せると13分に出原がゴール裏から回り込んでシュートを決め、3点目。15分には友岡のパスを受けた伊藤がゴール。20分にはフリーシュートを友岡が決め5−1と点差を広げた。終盤にミスから失点を喫するも前半を3点リードで終えた。

副将竹村も得点をあげた

後半、開始早々の白子のシュートこそ相手Gに阻まれたが、1分に出原のパスから友岡がゴールを決め主導権を握った。6分には副将の竹村のフリーシュートが入ると、9分には友岡がハットトリックとなる3点目を決めた。さらにベンチに入っていたメンバーも躍動。2試合ぶりのメンバー入りとなったDF大木茉莉(総4)は終盤には攻撃参加を見せるなど、怪我からの復帰をアピール。1年のMF清水珠里(商1)はインターセプトから攻撃の流れを作り、ルーキーながらチームにとって欠かせない選手となった。AT吉岡美波(理3)は13分にゴールを決め、3試合連続ゴール。「関東で決められなかった分必ず全日本では点を取りたい」と強い気持ちを持って臨んでいる吉岡がATとしての役割を果たした。終盤「爪の甘い部分があった」(櫨本)とミスから立て続けに3失点を許したが、リードを守りきった慶大が9−5で勝利。全日本選手権決勝を決めた。

攻める力丸

社会人チーム相手でも決して慶大の戦いぶりはぶれていなかった。鉄壁のDFで流れを作り、超攻撃型の攻撃陣が得点機を確実に生かす。大学日本一チームの盤石の試合運びだった。いよいよ迎える全日本決勝。2月にチームがキックオフしてから目標としてきた聖地江戸陸での試合にたどり着いた。泣いても笑ってもあと1試合、50分で全てが決まる。出原主将が率いてきた”Grit’n’Grind”シーズンが最強だったと証明するために。目標とする頂点はあと一つだ。

 

次戦 12月17日(日)ラクロス全日本選手権 決勝 vs NeO 

14:30〜ドロー @江戸川陸上競技場

 

 

(記事:森田悠資 写真:内田貴啓、堀口綾乃)

 

 

 以下、選手コメント

出原佳代子(経4・慶應女子)

(今日の試合を振り返って)入りがあまりよくなくて、FUSIONのペースになってしまったんですけど、切り替えて自分たちのペースに持ってこられて、点数がしっかり取れたというところはよかったかなと思います。ただ、後半気が抜けたわけではないんですけど、相手にペースを持っていかれてしまって、細かいミスが続いてしまったので、次の決勝ではそういうことがないように、しっかり良いゲームをして勝ち切れるよう修正していきたいです。(ご自身の得点シーンを振り返って)FUSIONに先制点を取られて、このまま相手のペースでやられたら絶対に嫌だなと思っていて、自分がパスを貰ってからゴールまでの道というのがしっかりと見えたので、これは確実に決めきるシュートだと思って決めきれたことが本当に良かったと思います。(相手の社会人チームの印象は)やっぱり技術の部分がすごくうまいなと感じて、パスキャの精度だったりシュートの精度だったりというところは一緒にプレーしている中でうまいなと思う部分があったんですけど、でも運動量の部分や一対一の強さでは全然慶大も劣っていなかったと思うので、次の試合でもしっかりと慶大の強さを出して勝ち切れたらいいかなと思います。(次はいよいよ日本一を決める一戦となりますが、どんなところを調整していきたいですか)とりあえず疲れのたまっているメンバーも多いと思うので、コンディショニングを整えて全員が万全の状態で、「運動量」というところをキーワードに上げているので、圧倒できるよう走れるような体づくりをすること。あとはやはり明日の試合によって(決勝の)相手が決まると思うんですけど、それに対してしっかりとスカウティングして、どういう風な攻め方・守り方をしたらいいのかということを考えたいと思います。(最後に次戦に向けて意気込みを)もうここまで来たら残り一戦、勝っても負けても引退だと思うので、最高の終わり方をして、慶大のチームがいちばん強かったということをみんなに知ってもらえたらいいかなと思うので、本当に勝ち切りたいです。

 

白子未祐(文4・慶應女子)

(今日の試合振り返って)FUSIONには最低5点は取られて、慶應は3〜10点取れるっていうスコア予測をしていたので、ちょっと足りなかったですけど9点取って予想通り勝てて良かったです。(相手の印象は)クラブチームで経験値も高いので、グラボが凄く上手かったです。(今日のドローは)上げる時は勝ててると思ったんですけど、自分でボールを取り切ることができなかったことが課題だと思います。そのあと落ちたグラボも慶大側は取れなかったので、次の試合では改善したいです。(今日の運動量は)今日も良かったと思います。ライドで狩れてるシーンや、相手に走られても止めれていたシーンがあったので、学生の強みが出せたと思います。(相手の対策は)一番は運動量です。相手に対してってよりは自分たちがどれだけ運動量を上げれるか、どういう攻めどういう守りを出来るかってことを考えてやってきたので、それが出来たので良かったです。(決勝に向けての意気込みは)あと一週間でシーズンラストなので、このチームが終わっちゃうのは寂しいですけど、一番楽しんでやろうと思います。

櫨本美咲(経3・慶應女子)

(決勝進出を決めて)すごく嬉しいです。社会人チームは技術が高いので、そこで勝負するのではなく、私たちの持ち味である運動量と泥臭さで勝とうと思っていたので、それが点数に表れて良かったです。(試合を振り返って)社会人チームはミスが少ない分、攻めのディフェンスをしていかないとボールポゼッションを奪われるよと言われていたので、その点は入りからどんどん上げたディフェンスをできて良かったと思うんですけど、次の決勝に向けて、もっとダウンボールの処理とか細かいところを修正していきたいと思いました。(実際に戦って社会人チームのオフェンスの印象は)一人一人の技術力が高いので、このパスは落ちるだろうというところを全部取ったりして主導権を握られた時間もあったので、そういうところで振り回されないように自分たちらしいディフェンスをやっていきたいと思います。(終盤を除けば上手く守れていたように見えたが、手応えは)私たちが今まで一年間やってきたディフェンスにはすごく自信を持っているし、ゴーリーも含めた8枚のディフェンスで信頼してやっているので、全く心配していません。(終盤の失点は試合が決まった後の緩みか)いや、私たちの簡単なミスから失点につながったようなところもあると思うので、詰めの甘いところをきちんと修正して、次の決勝戦ではたぶん緊張してると思うんですけどそういうところで流れを持っていかれることがないように、強い気持ちで臨みたいと思います。(決勝戦に向けて)絶対17チームで勝って4年に最高の笑顔で引退してもらいたいです。

伊藤香奈(経3・慶應女子)

(試合を振り返って)前半、最初の入りの部分でFUSIONにペースを握られて苦しい場面が続いて、自分でもボールを取れたのに運び切れないという場面が結構多くて、自分で自分のことを苦しめてしまいました。ただ、しっかりつないだ後にアタック陣が良い形で決めてくれたので、前半の途中は良かったです。最後に決められて終わってしまうという形は良くなかったかなと思っています。後半も最後の方は足が動かなくなったり頭が動かなくなって相手にやられてしまう部分は多かったので、勝ちは勝ちなんですが、課題の多い試合でした。(社会人チームとの対戦になったが、相手の印象は)細かい技術、パスなどが上手いなというのはすごく感じていました。ディフェンスしていて嫌なシーンもあったんですが、自分たちがやってきたことをしっかりやれば何も怖くないというのを信じてやってきていたので、チームと仲間を信じて50分戦えたんじゃないかなと思います。(先日の対談では、学生ならではの運動量を生かしたいという話も出ていたが、今試合での運動量は)個人的に、前半から飛ばしていたので前半の途中ですごく疲れてしまったんですが、そういうときに周りの仲間がまだまだ走れるよと言ってくれて、あと応援席の人からもすごく声が聞こえていたので、チームのみんなと周りの人に支えられた部分も大きくて、最後まで何とか走り切ることができたかなと思います。(ご自身の得点を振り返って)あの時間帯は相手のディフェンスがどういう守り方をしているかが頭にあったので、自分がああだったらとイメージをしていていました。たまたま良い形でパスをあみ(#32・友岡阿美)が入れてくれたのでここは絶対決めようと思ってフリーで決めました。(日本一まであと1勝となったが)まずはコンディションを整えて、あと5回の練習をきっちり自分たちのできることをやって、決勝は楽しむこととここまで来れたことを支えてくれたみんなに感謝しながら戦ったらおのずと結果はついてくるんじゃないかなと思います。

吉岡美波(理3・大妻多摩)

(今日の試合を振り返って)本当に勝てて良かったです。嬉しかったです。(自身のゴールを振り返って)関東学生リーグは無得点で。全日本学生選手権の時から1点ずつ決めることができていて、必ず取るんだって強い気持ちを持って試合に臨んで、それで決められて良かったです。気持ちが大事だなと思いました。(社会人チームと対戦をしてみて)学生と違ってフィジカルがとっても強くて、当てられたり、グラボの競り合いでもちょっと強いなと感じました。(相手のDFの印象)一人一人の対峙は強いんですけど、私のような中カットをするプレイヤーにとってはボールマンには強いけどだんだん離れて行くなって印象があって。もっと点が取れたらと思いました。(次の試合に向けて)1年間真の日本一っていう目標を掲げてやってきていたので、あと1試合って寂しくもあるんですけど、絶対に勝って日本一になって喜びたいです。