【バレーボール】ブレイクのチャンス作れず敗戦、暫定最下位に転落 vs国士舘大/秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

バレー戦評

 

11試合ある秋季リーグ戦も残りわずかとなった。いまだ1勝にとどまる慶大は、入れ替え戦圏内の11位。この日は1勝同士で並ぶ10位、国士舘大との対戦となった。なかなかブロックが機能せず、思うように得点を重ねられない。ストレートでこの試合を落とし、慶大はリーグ最下位に落ち込んでしまった。

 

 

10月13日(土)

秋季関東男子1部バレーボールリーグ戦

第9戦 慶大×国士舘大

@ウイング・ハット春日部

 

得点

慶大

セット

国士舘大

16

1

25

17

2

25

22

3

25

 

 

リベロ・岩本副将のサーブレシーブ

第1セット、立ち上がりは加藤真(商2・慶應)のスパイクなどで順調にサイドアウトを奪っていく。しかし、4-3の場面から、相手サーブに苦しめられ、さらにはスパイクミスも連発してしまい、6連続失点。その後、樫村大仁(環2・茨城高専)のクイックなどで得点するも、ブロックで相手攻撃をしのぐことができず、点差を詰めることができない。途中、富澤太凱(経3・慶應)が強烈なサービスエースを奪ったが、それ以外にブレイクはなし。序盤のリードをさらに広げられ、9点の大差でこのセットを落とした。

 

途中出場でチームを盛り上げる宮川

巻き返したい第2セット序盤。岩本龍之介副将(商4・仙台第二)が2度スパイクレシーブを成功させると、吉田祝太郎(政2・慶應)と樫村の2枚でブロックポイントを奪い先行する。しかし、直後クイックの息が合わないなどミスが多発して4連続失点で一挙に逆転されてしまう。それでも中盤、吉田のツーアタックや富澤のスパイク・ブロックの活躍で1点差に迫った。サイドアウトは1度で切れるようになったが、やはりブロックで苦しみ均衡状態が続いていく。しかし、終盤相手のサーブに苦しめられて5連続失点して突き放されてしまった。最後もクイックを沈められ、第1セットとほぼ同じ点差で第2セットも落としてしまう。

 

 

ブロックを決めた加藤真(右)ら

後がない第3セット。このセットは富澤のスパイクを軸に、序盤からファーストサイドアウトを取り続けていく。シーソーゲームが続いたが、9-11から、清水柊吾(総2・広島城北)が、クイック、さらには相手エースから1枚でブロックポイントを奪うなどの活躍を見せ、慶大は4連続得点。終盤まで慶大が僅かに一歩リードする形が続いた。しかし、20-19の場面から、自陣スパイクが決まらなくなり、相手に4連続得点を許してしまった。終盤の痛い失点を挽回できぬまま試合終了。慶大はストレートで敗れ、結果リーグ最下位に落ち込んでしまった。

 

 

ここまで非常に厳しい戦いが続いている。残す試合はあと2戦。入れ替え戦回避に向け、もう1試合も落とせない、まさに背水の陣だ。しかし、そればかりに気を取られることなく、「リセットしてもっと良い試合をしてほしい」(宗雲監督)。どんなに追い込まれても、自分たちのバレーを決して見失わないこと。そうすれば、おのずと結果はついてくるはずだ。

 

 

(記事・写真:藤澤薫・尾崎崚登)

 

 

以下、コメント

 

 

宗雲監督

 

――今日の試合を振り返って

今日の試合はとっても残念な試合でしたね。空回りしたり、気持ちも乗らなかったりで残念でした。

 

――ファーストサイドアウトについては

サーブレシーブが最初返らなくて、富澤選手もちょっとおかしかったので、攻撃の軸ができなくてバタバタして。みんなでどっちの方向を向いていいのかわからないような、こういう試合になっちゃうんですね。そういう低いレベルの技術も持ち合わせているということです。

 

――ブロックがなかなか機能しなかったが

ブロックは今季いまひとつですね。まあ相手も上手いから、課題ですね。

 

――第1セット、ほとんどブレイクがなかった

もともと国士館さんは守備に自信があって、2枚で取っているので、(サーブレシーブで)そんなに崩れないです。崩れるチームは1部にはほとんどないので、それはあんまり期待しないで、自分たちのそれからのディフェンスをやらなきゃいけなかったんですけど、まだまだ慶應がサーブに頼っているっていう、一か八かのプレーに頼っているっていうのが、こういう弱さに出ますね。

 

――明日に向けて

慶應のバレーはずっと苦しい場面ばかりなので。良い経験なんですよ、これも。私も含めてね。こういうときこそ人間の素が出るよってさっき話したので、明日、今日の負けを悔やんでいるんじゃなくて、リセットしてもっと良い試合をしてほしいですね。

 

 

 

小出捺暉(環1・駿台学園)

 

――試合を終えての感想は

気持ちが入っていたので、雰囲気は良かったと思いますが、あっさり負けてしまったので悔しいです。

 

――試合を振り返って

自分たちがいつも通りのプレーができなかったので、最大限コンディショニングもしっかりして、明日に臨みたいです。

 

――プレーがうまくいかない要因は

練習では全体的にしてきましたが、あとは試合でどれだけ自分のパフォーマンスができるかだと思うので、そこのメンタル面でもっと成長していかないといけないのかなと思います。

 

――明日の試合に向けて

ここで勝たないと入れ替え戦が確定してしまいます。一人一人コンディショニングを整えて、万全の状態で明日臨めるように頑張りたいと思います。

 

 

出場選手

サイド

小出捺暉(環1・駿台学園)

センター

樫村大仁(環2・茨城高専)

オポジット

富澤太凱(経3・慶應)

サイド

加藤真(商2・慶應)

センター

清水柊吾(総2・広島城北)

セッター

吉田祝太郎(政2・慶應)

リベロ

岩本龍之介(商4・仙台第二)

途中出場

谷舜介(環1・徳島城東)

 

宮川郁真(総1・松本県ヶ丘)

 

五味渕竜也(環3・習志野)

 

 

順位表(10月13日終了時点)

 

大学

勝利数

セット率

1位

日体大

8

2.7778

2位

早大

8

2.5000

3位

筑波大

7

2.1818

4位

明大

6

1.6429

5位

順大

6

1.5714

6位

中大

6

1.4286

7位

東海大

5

1.1765

8位

国士館大

2

0.5000

9位

駒大

2

0.4783

10位

日大

2

0.3478

11位

学芸大

1

0.4167

12位

慶大

1

0.3077

 

◇順位の決め方◇

勝利数が同じ場合、セット率(得セット数/失セット数)の高い方が上位となる。

セット率も同じ場合、得点率(総得点/総失点)の高い方が上位となる。