今年で77回目を迎える早慶サッカー定期戦が8月11日(火・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)にて行われる。ソッカー部(男子)は昨年に続く早慶戦連覇を目指し、2年ぶりに国立競技場のピッチに立つ。今回ケイスポでは選手だけではなく、グラウンドマネージャーやアナリスト、監督などさまざまな役職の方にインタビューを行い、それぞれが抱える想い、そして早慶戦への意気込みを伺った。第4弾となる今回は、 三浦大其(経3・慶應)、福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース)、小野翔大(経3・慶應)にインタビューを行った。
ーー他己紹介
三浦大→福井:慶應で一番といっていいほど意識高くて、私生活でもプレー面でもリーダーシップを発揮するタイプです。最近でも、クラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)っていうゲームの大会を主催して、15人くらいをまとめてくれています。
福井→小野:翔大は、めちゃくちゃ長い間一緒にいて、幼稚園から大学までずっと一緒に過ごしているのですが、基本的には集団の中で常にクールな立ち位置にいて、勉強でもピッチでもスマートで、一歩俯瞰して見れるような視点を持っています。
小野:めっちゃ褒めてくれるやん(笑)
小野→三浦大:大其のプレースタイルは見た通りで、ドリブルがすごい選手です。性格は、俺が今まで会ってきた中で1番イタい奴です(笑)ゴールパフォーマンスなんかもう、、、見てられないです。早慶戦ではそのゴールパフォーマンスにも注目してください(笑)
三浦大:そんなに?!(笑)
ーー趣味や最近のブームは
三浦大:中学生くらいのときからサウナにハマっていて、当時から週1くらいのペースで行ってるくらいですね。
福井:最近は仲いい友達とかと麻雀とか花札とかやることが多いですかね。あとは自分は散歩も好きなので、1人で居るときは家の周り、海沿いに行って散歩することが多いです。
小野:モルックってわかります?木を投げる遊びなんですけど、手軽にできるので、高校時代の友達たちと暇なときにやってます。
ーー3人とも慶應義塾高出身だが、高校時代のつながりは
福井:塾高って生徒が700人くらい居るので、大其とは大学で初めて知り合った形です。翔大はさっきもお話した通りずっと知り合いで、高校3年の時に同じクラスでした。
三浦大:翔大と俺は塾高ソッカー部で副将をやっていたのでずっと一緒でしたね。卒業旅行に一緒に行くくらい仲良かったです。
ーー卒業旅行はどちらへ
三浦大:オーストラリアに行きました。
小野:その時は2人とも金髪で(笑)
ーー前期を振り返って
三浦大:チームとしては、9位で折り返すことになるということになって、想像していたより低い立ち位置にいると感じています。ただ、後期で勝ち点を積みあげれば全然巻き返せる位置にはギリギリいるので、巻き返したいです。個人としては、結果はそこそこ残せましたが、大事な試合であまり点が取れていなかったり、一個一個のプレーの内容を見ていくと、後期はもっと上のレベルにいかなければいけないなと思うことが多かったです。
福井:チームとしては、大其が言った通り9位で折り返していて、その順位になった要因として、失点がリーグワースト2位でクリーンシートが1回もないということが挙げられると思います。チームとしてそこは改善しなければならないと思っています。個人としても、失点したらただの「失点したキーパー」としか見られないので、クリーンシートを作る必要があるなという思いがあります。
小野:みんなが言っていたように、チームとしてはうまくいってなかったですし、同じような感想になってしまいますが、後期は巻き返していけるように頑張りたいです。個人のところは、あまり自分が思っていたような活躍は出来なかったので、個人の部分でも取り返していきたいです。
ーー三浦大選手、得点ランキング2位、アシストランキング1位と結果を残したことについて
三浦大:数字はだいぶ伸びたのですが、チャンスの量を考えたらもっと決めれる場面はありましたし、負けている試合でチームを勝たせられるような活躍はできていません。90分通してもっと圧倒的な存在になれればと思います。

7ゴール4アシストと大暴れ
ーー三浦大選手、相手から警戒される場面は増えたか
三浦大:シーズン最初の専修大戦と比べると時間の経過と共にマークはきつくなっていたイメージがあります。ただ自分にマークが集まると、逆サイドや真ん中が空きます。中町監督からも「そういう状況で上手くプレーできてこそ一流」と言われている。マークが集まったとしても圧倒できるようにしたいです。
ーー福井選手、左右両足の正確無比なキックはマリノスユース時代に培われたものか
福井:自分がユースに居て、トップチームに練習参加したときに当時スタメンだった高岡(陽平/現バンクーバー)さんに教えていただいたりとかありましたね。その中でも自分が1番影響を受けたのは田川知樹(現コンサドーレ札幌)くんっていう、興國高校からマリノスに来た選手で、両足ですごく遠くまで蹴れる方でした。彼のプレーを見て「これができたらプレスにはまることはないな」と思って、田川くんほど上手くはないですけど、練習しました。あとは2年前のキーパーの村上健くん(令7政卒)ですね。あの人もめちゃくちゃビルドアップ上手くて、、、あの人ほど片足で飛距離を出す技術はないので、両足で蹴り分けられることである程度どっちからプレスをかけられても打開できるように練習しました。

正確無比なキックを持つ福井
ーー福井選手、今季2度のPKストップを振り返って
福井:運っすね。意識していることとかは特に、、、もちろんリサーチとかはあるんですけど、前期止めた2試合は特に資料にPKの話は無かったので、、、運です(笑)
ーー小野選手、前期中盤にアンカーからインサイドハーフへとポジションを変えたことについて
小野:もともと自分は攻撃の選手だったので、アンカーでは自分のボロが出たというか、足りない部分が多かったと感じています。インサイドハーフだと、元々の自分の強みというか、ゴール前でのプレーには自信を持っているので、ポジションが変わったことに対して特にマイナスな印象はなく、逆に「点取ってやろう」みたいな感覚でやれていますね。
ーー小野選手、アンカーを経験したことで得たことは
小野:守備のところで昔より頭が使えるようになったなと思っています。同じ中盤でもアンカーとインサイドハーフだと目線が結構違くて、インサイドハーフに戻ってからもディフェンダーの気持ちが分かるようになりました。その部分はアンカーの経験が活かされているのではないかと思います。

ダイナミックなプレーで中盤を支配
ーー今までの早慶戦を振り返って
三浦大:自分は去年スタメンで出たのですが、だいぶひどいプレーをしてしまいました。チームは勝てたのですが、個人としては昨季1番悔しい試合だったという印象です。今年はそのイメージを払拭できるようにしたいです。
福井:僕は2人と違って出場したことはないのですが、外から2回見た中で、1年生の時0-4でああいう大敗をしたことが、それまでチームが上手くいっていたこともあってショックでした。自分がいつかこの舞台に出たらこうなってはいけないと思って、モチベーションになりました。逆に去年の試合はうまくいっていて、こういう試合ができたら絶対楽しいだろうなと思いましたし、それもモチベーションになりましたね。
小野:自分は去年途中から出て、出場時間は20分くらいしかなかったのですが、自分としては今までサッカーやってきた中で一番楽しかったです。勝っていたということももちろんあるのですが、憧れていた舞台のピッチに立てたことが自分としてはすごく楽しかったですね。
ーー早慶戦の注目選手は
全員:馬場翔大(商3・國學院久我山)と田形昂生(政4・慶應)の両サイドバックです。
福井:馬場はサッカーがうまいですね。簡単そうに見えます。キックの技術も止める蹴るも上手くて、対人守備も出来てっていう感じです。彼は大きな怪我明けで、彼の中ではフィジカルが落ちたと言っているのですが、全然気にならないくらいコンディションを戻しているイメージです。
小野:田形さんはピッチで踊っているというか、、、サイドバックだけど、相手をドリブルで抜いたり、珍しいタイプですね
三浦大:本当に見たことないプレーをする選手です。
ーー早慶戦で注目してほしいプレー
三浦大:ボールを持った時にゴールに向かっていくプレーは、自分の中で武器だと思っています。右サイドで自分がボールを持った時のプレーに注目していただきたいです。
福井:ワセダはおそらくタイトにハイプレスをかけてくると思います。それに対して自分は両足が蹴れることを強みとしているので、相手のハイプレスを裏返すようないいパスで攻撃の起点となりたいです。守備面でももちろん、リーグ戦通してクリーンシートが無い中で、早慶戦でクリーンシートが出来たらベストだなと思っているので、そこに注力していきたいです。
小野:出るとしたら右のインサイドハーフになると思うので、(右ウィングの)大其と(右サイドバックの)馬場と自分の3人のコンビネーションで崩していければと思っています。あとは、ゴール前の局面でいつも得点を狙っているので、そこにも注目していただきたいです。
ーーワセダの印象、警戒する選手
三浦大:去年は出てないんですけど、一昨年の早慶戦に1年生で出ていたセンターバックの林奏太朗(スポ3・龍谷/サガン鳥栖U-18)っていう選手が怪我から復帰してくると思います。一昨年の早慶戦では左利きでめちゃくちゃビルドアップの上手い選手という印象があったので、警戒していますね。
福井:個の力は明らかにこっちより高いですよね。高校までの経歴を含めて彼らの方が優れている部分もあるので、個で戦ったら難しい試合展開になると思います。
ーー最後に、早慶戦への意気込み
三浦大:個人的には、去年の早慶戦は勝ったとはいえ「勝たせてもらった」もので、自分は何もしていなかったです。なので、リベンジと言ったらちょっと違うかもしれませんが、今年はその分だいぶ気合が入っているので、去年の悔しさを晴らせるようなパフォーマンスを見せられるよう頑張ります!
福井:点決めたいっすね(笑)
三浦大:(村上)健くんのやつね、ゴールキック直接。
福井:これは半分冗談ですけど、得点に絡めるまではいかないとしても、攻撃の起点になるポジションですし、守備の最後の砦として失点を防ぐのもキーパーの仕事なので。タスクは多いですけれど、自分がやってきたことを信じるだけだと思います。
小野:短いですが、自分が点を決めて、チームが勝てるように頑張ります!
ーーありがとうございました!
(取材:髙木謙、根本佳奈)

