慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】大学リーグ最終節 インカレ出場叶わず… 9位転落で1部2部入れ替え戦へ 東京国際大学戦

第33回関東大学女子サッカーリーグ 最終節 vs東京国際大学 

2019/11/10(日)13:00KO @慶應義塾下田グラウンド

試合後、観客に挨拶する慶大

約3ヶ月に渡る戦いも最終章を迎えた大学リーグ。自力でのインカレ出場の可能性が消えた慶大がインカレ出場権を勝ち取る為には、今日の試合で大量得点での勝利が絶対条件だった。開始から多彩なアイデアで相手ゴールに迫るも、精度を欠き前半を無得点で折り返す。後半は東国大の時間が増え、何度か決定機を作られるものの集中したプレーで最後まで得点を許さなかった。結局90分を通して両チームとも得点は生まれずにゴールレスドロー。今日で大学リーグ全日程を消化。慶大は9位で終え、インカレの舞台・神戸の地を踏むことなく入れ替え戦に回る結果となった。

【スコア】

慶應義塾大学0-0東京国際大学

【得点者】

無し

◇慶大出場選手

GK 加藤楓琳(総4・常盤木学園

DF 熊谷明菜(総3・十文字)

DF 佐藤幸恵(総3・十文字)

DF 奥本くるみ(環4・浦和レッズレディースユース)→82分 庄司夏穂(総4・聖和学園)

DF 工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)

MF 足立智佳(環3・大阪桐蔭)

MF 松木里緒(環4・常盤木学園)

MF 小川愛(総3・神村学園)

MF 秦野くるみ(総1・藤枝順心)→68分 勝木日南子(総4・大和)

FW ブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)

FW 山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)

試合前の円陣

死力を尽くす戦いが幕を開けようとしていた。インカレ出場圏内の7位に位置する筑波大とは勝ち点3差の得失点差7。一方、慶大・東国大を含めた下位3チームは勝ち点6で並んでおり、全ての可能性が残された状況でこの日を迎えていた。「色々選択肢がある中で、6点を取りに行くという意気込みで準備をしてきた」(伊藤監督)と語ったように選手たちはインカレに向けて最後まで戦い抜く決断をした。山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)がスタメンに復帰し、慶大男子ソッカー部も応援に駆けつける中、全てを懸けた運命の一戦が始まった。

敵陣深くまで攻め込む工藤

慶大はいつも通り丁寧なビルドアップから、小川愛(総3・神村学園)を基点として前線にボールを供給する。両チーム球際での激しい闘いが繰り広げられ、この一戦に懸ける強い想いが伝わってきた。慶大はアタッキングサードまではボールを運ぶものの、東国大の堅守もあり決定機を作ることができない。22分にはセカンドボールを山本がダイレクトでPA内に入れ、ゴール前で競り合いになるもののシュートは打てなかった。34分、小川からボールを受けた山本が反転してシュートを放つもキーパー正面。両サイドから攻撃を組み立てるものの、精度を欠き得点には結びつかない時間帯が続いた。守備では決定的なシーンを迎えるも、難を逃れ無失点で前半を終えた。

途中出場の勝木は左サイドに入った

ハーフタイム中には、「迷ったが、筑波が裏で負けていたので点を取りに行くしないと伝えた」(伊藤監督)。このまま試合が動かなければ、順位を落とし入れ替え戦に回ることになる。慶大イレブンは勝ち点3を獲得するために、最後の45分に臨んだ。

後半、東国大は最終ラインの背後を狙ったロングボールを多用してきた。ロングボールの処理を誤り、何度か1対1の場面を迎えるもシュートは枠外に外れた。東国大がチャンスを作る中、慶大もサイドから切り込んでクロスを上げるものの合わせることができずに、時間だけが過ぎて行く。迎えた83分、小川からボールを受けた松木里緒(環4・常盤木学園)がPA内に切り込み、相手をかわしながら右足を振り抜くも相手に当たり、ボールを拾った山本が再度シュートを放つも惜しくも左隅に外れた。スコアレスのまま試合が終わろうとしていたその時、この試合最大のビッグチャンスが訪れる。相手のセットプレーからセカンドボールを勝木日南子(総4・大和)が中盤付近で収めると一気に駆け上がり、1対2で数的有利の状態に。勝木が出したパスは山本につながるものの、ここで線審がオフサイドの判定。絶好機を逸した慶大は最後まで点を取りに行く姿勢を見せるも、無念のホイッスル。死力を尽くした彼女たちの戦いが幕を下ろした。

他会場の結果を待つ慶大

慶大は1勝4敗4分の9位で大学リーグをフィニッシュ。この結果を受けて2年連続のインカレ出場の可能性が消滅。同時に今季最大目標であるインカレ優勝への戦いは終わりを告げた。思えば今季は1部返り咲きを狙った関東リーグ、そしてこの大学リーグと1年を通してなかなか結果が伴わない状況が続いた。「チームが上向きに成長しているのは間違いない」(伊藤監督)。だからこそ日々の成長・努力を「勝利」という二文字に結実させる為に--。TEAM2019で戦う試合もあと2試合となった。最後は笑ってシーズンを締めくくれるよう、彼女たちは一か月後、我々に「成長」した姿を見せてくれるだろうか。

(記事:小林由和 写真:柴田航太郎、室留裕介、林亮佑)

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インカレ出場は叶わなかった

以下、試合後のコメント

伊藤洋平監督

ーー試合前はどのような準備を

まず週の頭にメンバーと話し合って、色々選択肢がある中で何を狙いにいくかというところを確認したところ、皆でやはり僅かながらの可能性ですがインカレに賭けたいということで、6点を取りにいこうというそういった意気込みで今週準備をしてきました。

ーーゲームプランとしては

早い時間に1点取れれば、可能性としてはあったので。立ち上がりから点を取ることは意識していました。

ーーハーフタイム中に選手たちにどのような声を

ここは結構僕も迷ったのですが、筑波が裏で負けていたのでどっちにしろ点を取りにいかなくてはいけなかったので。なので、早めに1点取ろうと、取るしかないという話をしました。

ーー9位という結果に関して

やはり不本意ではありますけど、僕らはしっかりボールを持って大事にして。チームとしても、選手としても成長させながら結果にもこだわってきましたけど、なかなかチームのエンジンがかからず、良くはなってきたのですがこういった順位に終わってしまったのは残念です。入れ替え戦がまだあるので、それまでに1ヶ月間今の成長というのを止めずに、また1ヶ月後に良いプレーを皆さんに見せられるようにチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います。

ーー12月の頭には関東リーグがあります。試合に向けて

このチームで何を残せるのかーー。色々な意志だとか、伝統もそうですけどこの舞台というのをしっかり残して今シーズンを締めくくりたいなと思います。

 

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