【ラグビー】体現する“慶應ラグビー” 4年生からの最後のメッセージ/VS帝京大4年生

ラグビー

4年間の戦いを締めくくった

  まさかの逆転負けから一日。119代チームの最後の試合が行われた。

慶應のラグビーをして後輩に何か残す、その思いを持ってこの試合に臨んだ。

結果こそ帝京大4年生の前に圧倒され、10—52に終わった。だが、慶應で培ったラグビーを見せることはできた。こうして新たな世代に慶應のプライドは受け継がれていく。

達成できなかった日本一。その悲願は来年のチームへと託された。

 

 

練習試合 VS帝京大4年生

12月23日(日)13:00K.O.  @帝京大学百草グラウンド

 

得点

慶大

 

帝京大

前半

後半

 

前半

後半

PG

DG

小計

28

24

10

合計

52

 

 

得点者(慶大のみ)

T=辻本、廣川

ポジション

先発メンバー

交代選手

1.PR

有賀光生(総3・國學院久我山)

→後半28分 室星太郎(総3・静岡聖光)

2.HO

岩下倫太郎(商4・西南学院)

→後半28分 山本英晴(商3・慶應)

3.PR

坂田拓海(経4・慶應志木)

 

4.LO

植竹創(商4・湘南)

 

5.LO

田中芳樹(政4・慶應)

→後半28分 伊藤彰(経4・慶應)

6.FL

齊藤柊(環4・獨協埼玉)

→後半28分 濱野剛己(総2・桐蔭学園)

7.FL

辻本大河(法4・慶應)

 

8.No.8

佐藤航大(理4・國學院久我山)

→後半9分 栗原悠太(商4・慶應)

9.SH

西谷悠太郎(環4・桐蔭学園)

→後半28分 増田翔太(法4・慶應)

10.SO

森清泰介(総4・國學院久我山)

→後半28分 廣川登也(環4・Sacred Heart College)

11.WTB

横田将大(理4・桐蔭学園)

→後半28分 沖洸成(総2・尾道)

12.CTB

豊田康平(総4・國學院久我山)

 

13.CTB

柴尾將希(商4・修猷館)

→後半9分 松下周平(総4・桐蔭学園)

14.WTB

中山和政(総4・桐蔭学園)

→後半28分 机元駿介(経4・慶應湘南藤沢)

15.FB

安西浩昭(政3・慶應)

→後半19分 小谷田尚紀(経2・慶應志木)

 

 残酷な敗戦から一日明けた12月23日。4年生にとっては最後の試合が帝京大学百草グラウンドで行われた。

帝京大学百草グラウンドには部員の雄姿を目に焼き付けようと、多くの観客が駆け付けた。

 

 先制点は帝京大。帝京大のパスが乱れたが、そのボールをキープされ、余っていた選手にパスがつながってしまった。CTB豊田康平(総4・國學院久我山)がトライを阻止しようと懸命にタックルを見せたが、及ばなかった。

慶大も素早いパス回しで応戦。ゲインを切っていくが、得点には結び付けられない。

 

逆に再び慶大はピンチを迎える。相手選手のボールキャリーを止められず、大きくゲインされてしまう。そして迎えた一対一の場面。その勝負に勝ったのは、WTB横田将大(理4・桐蔭学園だ。抜かれれば失点の可能性もあった局面で、帝京大の攻撃を一度は止めた。

だが続く帝京大の攻撃に耐えられず、その数分後に慶大インゴールを割られてしまった。

 

バイスキャプテンを務めた辻本のトライ

劣勢に立たされた慶大は21分に初得点を奪う。SH西谷悠太郎(環4・桐蔭学園)、FL齊藤柊(環4・獨協埼玉)の連携で大きくゲインすると、最後は飛ばしパスを受けたFL辻本大河(法4・慶應)が一度は手に収められなかったボールをなんとかキャッチしてトライ。

その後はセットプレーを起点とされてトライを2つ許してしまい、前半終了。

執念のディフェンスを見せるも、帝京大に押され気味な展開で最初の40分を終えた。

 

 

 後半に入っても帝京大の猛攻は続く。2分のトライを皮切りに、22分までに4トライを奪われてしまう。

さらに、後輩に入ってオフェンスでの見せ場をほとんど作ることができていない慶大。

その厳しい状況のまま時間は進み、試合終了、4年生にとっては最後の試合の終わりが刻一刻と近づいてくる。

 

その嫌な流れを断ち切ったのが、慶大がこだわり続けたタックルだった。途中出場のWTB机元駿介(経4・慶應湘南藤沢)が魂のこもったタックルを見せ、帝京大の選手にゲインを許さない。このプレイに選手もスタンドも沸き、慶大に反撃ムードが訪れた。得点に直接はつながらなかったものの、慶大が息を吹き返し、ようやく敵陣での攻防に持っていくことができた。

 

それから約10分後の38分。慶大が得点のチャンスを作り出す。ここまでBKSリーダーとしてチームを支え、この試合でも慶大ラグビーを体現し続けた豊田がインゴールへ迫った。それでも、トライすることはできず。

最後にトライで終わって欲しい、慶大サイドにその思いが立ち込めた試合終了間際。その瞬間は訪れた。

慶大最後のトライを決めたのは廣川だ

裏を狙ったキックで帝京大のスペースへと攻め込むと、タッチを割りそうなところをフィールドに残す。なんとか繋がったボールを、SO廣川登也(環4・Sacred Heart College)がフィニッシュ最後の最後に慶大が帝京大のインゴールをこじ開けた。最後まで諦めない慶大ラグビーをまさに体現したトライだった。

 

 

 「この試合の意義を4年生で考えました」(辻本)

本来であれば、大学選手権準決勝のメンバー選考の意味を持っていたこの試合。だが昨日の敗戦により、その意味は失われ、4年生がプレイする最後の試合に変わってしまった。

それを受けて、この試合を何のために行うのか4年生で考えた。

そして出した答えは、慶應のラグビーをして後輩に何か残すこと。4年間こだわり続けたスタイルを最後まで貫き通すことで後輩に何か感じてもらおうと、最後の試合に臨んだ。

試合ではその思い通り、慶應のラグビーを体現し続けた。

相手に食らいつく魂のタックル、最後の瞬間まで諦めないひたむきさ。その姿は後輩の胸に響いているに違いない。

最後のトライに笑みがこぼれた慶大メンバー

 

 これで119代チームの戦いは終了した。

日本一になるために何が必要なのか向き合い、フィールド内外で懸命に取り組んできたチームだった。結果でそれを証明することはできなかったが、確実にその取り組みは残された世代への刺激になっているはずだ。

 

 「来年こそは日本一を目指して全員で頑張りたい」(栗原由太=環3・桐蔭学園)

先輩が残してくれた慶應のプライドを胸に、新たな黒黄の戦士はひたむきに戦う。そして目指すのは19年間なしえていない悲願の日本一だ。

 

(記事:田中壱規/写真:重川航太朗、川下侑美)

 

 

以下コメント

WTB豊田康平(総4・國學院久我山)

——今日の試合を振り返って

最後の試合で、個人的には後輩たちに何か残せるような、見ていて気持ちとしても、プレーでもいいところを見せたいなと臨みました。自分としてはいいプレーや気持ちを出せたかなと思います。ただ、結果がぼろ負けとなってしまいました。昨日の試合もそうですけど、やはり最後は勝ち切りたかったですね。

 

——自身のどのようなプレーで見せられたと思いますか

どのプレーがよかったというよりは、試合全体を通してハードに、そして声も出し続けられましたし、相手を倒すタックルもいくつか出せたので、流れを変えるプレーができたというのが良かった点だと思います。

 

——大学4年間を振り返って

昨日の試合を観客席から見ていて、試合に負けて整列している時に色々思い出していました。入学した時に思い描いていた姿とは違う現状に、悔しいという気持ちはあります。ラグビー人生がここで終わりますが、試合の勝ち負け以外にも得たものはたくさんありました。同じ目標に向かって一緒に努力する仲間や、自分の考え方も変えることができた4年間でした。

 

——後輩に伝えたいことはありますか

いかに「慶應のラグビー」を信じて、いかに仲間を信じて、日々生活するか。それによって重みが違ってくると思うので、そこをしっかり引き継いでもらいたいです。あとは結果を出して、僕たちの雪辱を果たして欲しいなと思います。

 

 

FL辻本大河(法4・慶應)

——今日の試合を振り返って

帝京大のアタックを止め切ることができなかった原因として、不用意なミスやペナルティがあります。それでだいぶ下げられてしまって苦しい展開になりました。それと、タックルがじりじりと出られている感じがあって、いつもならバシッと前で止めてディフェンスラインをセットするディフェンスをしていましたが、帝京大のプレッシャーが強かったというのもあり、自分はあまり良い流れにはならなかったな、試合中結構苦しい展開が続いたなという感じがしていました。

 

——試合にはどんな思いを持って臨まれましたか

僕はお祭りみたいになるのがすごく嫌で、本当はこの試合も昨日の試合に勝っていれば次の試合のセレクションマッチだったので、この試合の意義を4年生で考えました。すごく難しかったですが、後輩に一つ自分たちが4年間やってきたラグビーを見せるというところと、そのラグビーを通して何か残せればというところで、それだけです。

自分たちがやってきたことを本当に体現するだけという、シンプルなフォーカスを持って自分も含めてみんなで臨みました。

 

——4年間の慶大でのラグビー生活を振り返って

辛かったです。結構朝から晩まで、特に下級生の頃とか本当に朝起きてから夜布団に入るまでずっとラグビーに関係することを考えて、生活の軸がずっとラグビーでした。

逆に3、4年は上級生になったことで、変なプレッシャーが少しでてきて、特に4年生になってからは自分たちの代でチーム全体を見なければいけないといいますか、自分だけがよければというのではだめなんだというのを4年生になってからでは遅いですが、気づきました。そして、古田中心にいろいろな取り組みをして、チームをよりよくしていこう、ラグビー以外のところでよくしていこうということをモットーにやっていましたが、総じて4年間は結構きつかったですね。

でも楽しい思い出も、楽しい思い出よりきつかった思い出の方が僕は多いですが、でもそれを通じて何か後輩に残せたらいいなと思います。

 

——4年間の学びはどういった部分にありますか

学びは、ラグビーはコンタクトスポーツなので、戦術ももちろん大事ですが、どれだけ戦術を理解して実行したとしても、結局一対一の連続で、そこで負けると一生勝てないというか、複雑なように見えますが、実は多分シンプルだなというのを慶應のラグビーをやって感じました。一人が相手の一人より、自分の同じナンバーより多く走れば、その分チームも勢いが出るし、自分のトイメンより当たって前に出ればチームは良い流れが出るし、その連続だと思っていて、本当に辛くなった時やうまくいかないときは、シンプルに体をぶつけてしっかり前に出る、相手より走るというところに立ち返るということを学びました。

 

——今日の試合は4年間の集大成的なプレーは出ましたか

僕はできるだけあまり特別な感情をと言いますか、試合の入りからずっと悔しい気持ちでした。4年間で得たこと、前に出るディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続けて、気づいたらディフェンスの方が前に出てて、アタックの方が後ろに下げられている。そういうディフェンスを目指してやってきたので、特に自分はFLでそれを引っ張っていかなければいけないところで、4年間継続して前に出てタックルに入って、もう一回起き上がってまたタックルに入ってというのをずっとやってきたので、今日はそれを出せたかというと微妙ですが、それを本当に体現しようと思ってやりました。

 

——同期と後輩に向けて

同期はオフグラウンドでもすごく仲が良いので、これからもよろしくという、全国に散ってしまうかもしれませんが、集まれるときは集まって、遊べたらいいな、遊んでくださいという感じです。

後輩は、個人的には大学の4年間を過ごして、毎年年末は年を越せなくて、この帝京グラウンドで4年生が引退しているので、僕もそれを見てきて、実際今日も試合に出て、もうやるせないというか、本当に情けないというか、悔しい気持ちがすごく強かったので、後輩には同じその轍を踏んでほしくないですし、年を越してこの試合が次の試合へのセレクションマッチとなって、この試合の持つ意味が変われば僕はいいなと思います。普通に勝ってほしいということですが、こういう思いを後輩にはしてほしくないという、だから日々僕ら以上にミーティングなどを開いて、話し合って、練習もしっかりやって、年を越してほしいと思っています。

 

 

PR坂田拓海(経4・慶應志木)

——試合を振り返って

やることは簡単で、慶應のラグビーをするということだけでした。最後までみんなでそれを信じてやりきりました。

 

——印象に残っているプレーは

セットプレーです。スクラムは中学生の頃からずっと組んできたので、そこのところでは絶対に負けたくないなと思っていました。スクラム1本1本が特に印象に残っていますね。

 

——最高学年としての1年間を振り返って

最後に負けてしまいましたが、チーム自体は良い雰囲気でしたし、1年から4年までの全員が応援されるようなチームができたかなと思います。来年以降の後輩たちも受け継いで、優勝を目指して頑張っていってくれると信じています。

 

——蹴球部での4年間はいかがでしたか

95%ぐらいは辛いことでしたね。ですが、残りの5%はとてもかけがえのないものでした。今日の試合もそうですし、みんなと充実した良い時間を過ごすことができたと思います。4年間楽しかったです。

 

——後輩へのメッセージを

生意気な子たちが多いですが(笑)、いままでやってきたことをもう1年、2年と続けていくだけだと思うので、彼らならやってくれると信じています。

 

 

LO植竹創(商4・湘南)

——今日の試合を振り返って

いつもの試合と違って勝つことはもちろんですが、自分たちが何を残せるのかということが、自分の中でも、みんなの中でも強かったので、自分の態度やラグビーに対する姿勢などを考えながらプレーしていました。

 

——チームの雰囲気などはいかがでしたか

毎年みたいに4年生を送り出すだけの感じにはしたくなくて、勝ちたかったのですがそれができなかったのが悔しいです。ですが、そういった中で、最後にトライを取れてよかったかなと思います。

 

——主力選手がサポートに回っている姿もありましたが

4年生はお互いのことを信頼していて、本当に最高の代だなと思っているので、すごく心強かったです。

 

——蹴球部での4年間を振り返って

いい思い出ばかりではないです。最後も負けましたし、自分がこの試合に出るということは、上で出れなかったということなので、悔しさもあります。ただ、いい仲間ができたことは本当に誇りですし、慶應ラグビーの文化を体現できたし、継承もできたかなと思っています。

 

——4年生に対して伝えたいことは

お互いに信頼しあえるのは、みんなが強い気持ちを持って成長してきたからだと思うので、これからも怠けることなくお互いの成長のためにいい関係を築いていきたいです。

 

——後輩たちに向けてメッセージを

金沢さんがよく「チャンスは平等じゃない」というふうに言っていて、どれだけ自分のチャンスに対してアプローチできるかが、普段の生活などにも出てくると思うので、自分がなぜここにいるのかなどをしっかり考えて、日本一を目指してほしいなと思います。

 

 

FL齊藤柊(環4・獨協埼玉)

——今日の試合を振り返って

4年生として残せるものを残そうとやりました。負けてしまいましたが実際にプレーや姿勢などで後輩たちに何か感じてもらえるような試合になったらいいなと、そういう思いで挑みました。

 

——慶應でのラグビー生活を振り返って

特に僕は無名校から来て、一浪して一般受験で入り、一年生の時はみんなとのギャップがすごくあって、ずっと6軍とか5軍とかでした。ですが、4年生になって1軍、2軍に絡める機会をもらって、目標に向かって何かをやれば、形になるというのを自分の中である程度実感できて、今後の自分の人生にも役立つのかなというか、自信にもなりました。

 

——今後の人生でどう生かしていきたいですか

僕はラグビーをやらずに普通の就職をしますが、他の人がやっていないところで少し努力するというのは、仕事でも自分の人生においてもすごく重要なことだと思うのでそういうのを生かしていけたらと思います。

 

——後輩に向けて一言お願いします

結果が伴わないと、どんなに自分たちがやってきたとしても後悔は残るので、もちろん後悔しないようにというのは簡単ですが、もっと結果にこだわって、僕たち以上の結果を残して是非優勝を目指して頑張って欲しいです。

 

——同期に向けてはありますか

最高の同期としか言いようがないというか、僕が死ぬまで一生付き合っていく、本当に僕自身恵まれた4年間だったなと。最高な同期に恵まれて幸せな4年間でした。

 

 

SO森清泰介(総4・國學院久我山)

——今日の試合を振り返って

4年間金沢さんのもとでやってきた慶應のラグビーを貫こうと、最初からそういう話はしていました。僕たち自身はやれることはやったかなと思います。メンタル的には落ちずにできましたが、結果自体は、昨日負けたままでは終われませんし、勝ちに行こうという意識でいましたが、そこに関しては残念です。ですが、自分たちの中で何か一つでもいいプレーができていたらいいなと思います。

 

——個人としては今日のプレーに満足はいきましたか

満足は、完璧に近いプレーをしても勝てなければできないと思います。今日に関してももっとできたなと思うところもありました。やはりスキルの部分や、スタンドオフなのでもうすこしチームをコントロールしていい流れを作れればというのはありました。

 

——蹴球部での4年間を振り返って

すごく濃かったです。119代が作ったチームは本当にいいチームで、最後まで一丸でやれたのはすごく良かったです。それまでもいろんな先輩方に支えられて、のびのびプレーをさせていただいたので、その中でいい同期とチームメートに巡り会えて、貴重な経験ができたと思います。

 

——後輩たちへのメッセージを

一人一人が悔いのないプレーをしてほしいです。シーズンの初めとかでも、意外とすぐに終わってしまうので、全てのプレー、練習を全力でやることは言ってきました。どんなグレードでも自分たちのいる立場でできる全力のことをやって、チームに貢献してほしいなと思います。

 

 

WTB横田将大(理4・桐蔭学園)

——試合を振り返って

今まではけがなどで試合に出ることができていなかったのですが、4年間やってきたことをこの試合で自分らしく発揮できたかなと思います。とても楽しかったです。

 

——最高学年としての1年間を振り返って

僕自身は下のグレードでみんなを引っ張っていくという立場でした。正直頼りなかった部分もあったと思うのですが、その中でもできることはできたと思っています。

 

——蹴球部での4年間はいかがでしたか

苦しいこともありましたが、同期の仲も良かったことで楽しいこともたくさんありました。みんなとラグビーができてよかったなというのが4年間の感想です。

 

——後輩へのメッセージを

昨日(早大戦)1点差で負けてしまって悲しいムードで終わってしまったので、その雪辱を果たしてもらえればと思います。

 

 

HO栗原悠太(商4・慶應)

——4年間を振り返って

悔しい結果となってしまいましたが、今となっては充実していて楽しい4年間だったなと思います。

 

——今日の試合(帝京大との練習試合)と昨日の試合(早大戦)をどのような思いで見ていたり、プレーされていましたか

自分たちは年越しができるかつ優勝を狙える実力があると、みんなで話して考えていて、そのための一試合、絶対に勝ち切るものなのかなというただそれだけです。本当に勝つってだけでそれに向かって僕たちもずっと応援していましたし、昨日負けてしまいましたが、今日も4年生試合というわけではなくて、ちゃんと勝って何かを残そう、ずっと思ってきたことをやり遂げようという気持ちで応援していました。

 

——後輩に向けてと同期に向けてコメントをそれぞれお願いいたします

同期に向けては、古田や辻などは10年間、高校からの人ももう7年間、大学からでも4年間の人がいて、それでもみんなすごく尊敬できる仲間で、みんながいたからこそ多分自分は今でもラグビーを続けてこれたし、多分大学でも続けたし、辞めずに今もやれているのかなと思います。だから、感謝しかないです。

後輩に向けては、自分たちがやって達成できなかったことを、なにか僕らの試合を見て思ったことがあれば、それを受け継いでリベンジを果たして欲しいなと思います。

 

 

SH増田翔太(法4・慶應)

——4年間を振り返って

最後試合も出れずに怪我もして結果を残せませんでしたが、良い仲間と巡り合えてよかったなと思っています。

 

——今日の試合(帝京大との練習試合)と昨日の試合(早大戦)をどのような思いで見ていたり、プレーされていましたか

昨日はメンバーを信じてただ勝つと思って応援していただけです。

今日は、自分が出場できる最後だったので、なにか4年間で培ってきたものを最後に出せれば良いなと思い、頑張りました。

 

——後輩に向けてと同期に向けてコメントをそれぞれお願いいたします

後輩も同期もいつも支えてもらってありがとうございますという感謝の気持ちしかないです。

一人だったら、続けてこれなかったので、本当に色々な人に支えてもらって先輩、後輩、同期もみんな、だから4年間ありがとうございます、ただそれだけです。


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