【ソッカー(男子)】早慶定期戦特集第5弾! 守備陣対談(酒井&沼崎&野村)

ソッカー男子

左から酒井、野村、沼崎

7月12日(金)、等々力陸上競技場にて”第70回サッカー早慶定期戦―早慶クラシコ―”が行われる。意地と意地がぶつかり合う熱き一戦、今回ケイスポでは意気込みをうかがうべく、ソッカー部の選手と監督に取材を行った。
第5弾は慶大最終ラインの3人、酒井綜一郎(政2・慶應義塾)、沼崎和弥(商4・暁星)、野村京平(総4・国学院久我山)だ。リーグ最少失点の守備、3人の関係性、そしてそれぞれの早慶戦にかける思いとは。
(取材日:6月14日)

 

――自己紹介をお願いします
酒井 法学部政治学科2年の酒井綜一郎です。
沼崎 4年の商学部沼崎和弥です。よろしくお願いします。
野村 4年の総合政策学部野村京平です。

――今季を振り返って
沼崎 じゃあノムから。
野村 最少失点を目標に掲げてやってきたので今のところは全チームで最も失点を少ない数字に抑えられたのでよかったのですけど、直近の試合で0-3で負けたのでそこはもう少しなんとかしないとなと思います。
沼崎 前期はあと3試合ですが、その中でリーグ最少失点で折り返すというのは大きいのですけど、日大戦を除けば2失点せず、0か1に抑えられているところはいいところだと思うのと、早慶戦は一発勝負なのでそこを0か1で抑えられるかで大きく変わってくるので0で抑えられるような取り組みをしたいと思います。
酒井 前期始まる前から守備の部分で(淺海)監督がこだわっていてその辺りは前期で最低限のことはできたかなと思います。

 

――自身のプレーの持ち味は
野村 じゃあ僕から。僕は早慶戦のカウントダウン(特集)でも言ったのですけど’読み’をいかした守備でそこを早慶戦でも発揮して失点させないようにゴールを守りたいと思います。
沼崎 自分は1年の時はヘディングが武器で対人の部分、一対一にこだわっていたのですけど、今は3バックの真ん中をやらせてもらっていて、気の利いたプレーというかカバーリングで褒められると嬉しいし自分の持ち味かなと思います。

酒井 自分は対人ですね。中学からこだわってきたので。3バックだから俺とノムくんが対人の部分で潰してカバーするというのを徹底しています。

 

――現在リーグ最少失点ですがその点については
沼崎 ボールを持たれる時間というのが長い試合が多いのですけど、そこでも切れずに守れていて、シュートもあまり打たれていないという数字の面から見てもこの3人を中心に(守備が)できているのかなと思います。

――手応えを感じた試合はありますか
沼崎 いいのかな俺が喋っちゃって。
野村 いいよ。
沼崎 自分が感じたのは、リーグ入ってからもそうなのですけど、リーグ入る前に1部のチームとやることが多くて、そこで0で抑えられたり1失点の試合が多かったのでそこで手応えを感じながら、確信というか、リーグ3連勝を2回するうちにやられる不安感というものは今そこまでないです。特に印象に残った試合とかある?
野村 酒井 うーん。

沼崎 あっ、関東学院大とたつのこでやったとき結構手応えというか、
酒井 たしかに。
沼崎 しっかり抑えて対人の部分でも勝てたし、守備もうまくいって0で勝てた試合だったので自分では結構残っています。

――守備での連携は
酒井 ぬまくん主体じゃない?
沼崎 (笑)
酒井 ぬまくんが主体となってラインコントロールだったりカバーリングだったりとかそういう指示があるので今はできているのですけど、早慶戦では聞こえない時もあるのでもう少し突き詰めて声出さなくてもラインを上げたりとかしていきたいです。

――今季から就任された淺海監督の印象は
沼崎 どうする?ノム喋ってないから(笑)
野村 やることが明確というか、走ることがはっきりしているのですがそういったところで他のチームよりも走れていることがあるので、自分たちの強みを今年は持てているのかなと思います。
酒井 自分たちが1番走っていると思うので、そこに自信が持てていいことだと思います。
沼崎 自分が思うのは監督という1番上の立場なのですが色々な試合を見たり、プロの練習とかを取り入れたり一番サッカーに情熱を燃やしている人だなと、トップいる人がそうだと自分たちもそれよりも情熱を持ってやらなきゃと思うので、ついていきやすいなと思います。

――4年である沼崎選手、野村選手からみた2年の酒井選手の印象は
酒井 全然プラスでもマイナスでも正直にお願いします(笑)
野村 めちゃくちゃ全力で一つ一つのプレーに全力で、全力という感じ。
一同 (笑)
野村 練習とかでチーム対抗戦の時も綜一郎のチームが負けていたら綜一郎が鼓舞して、超負けず嫌いなので、そういうのをみてるとかわいいというかいいやつですね。
沼崎 いいやつ(笑)
酒井 (笑)
沼崎 シンプルに対人強いし能力あるし、メンタル面でもサッカー選手としていいなと思っている部分で、まだ早いのですが2年のうちからできているのはすごいし、自分らの学年になっても一人じゃなくてみんなを巻き込んで引っ張っていけるようになってほしいです。

――それを聞いて酒井選手は
酒井 能力の部分で自分は劣っているので、
沼崎 思ってないぞこれ(笑)
沼崎 野村 (笑)
酒井 本当に思ってるって。ノムくんは対人とか、ぬまくんはヘディングとか、盗めるところは盗んでいきたいし、あと1年しか一緒にできないのですが出来るだけ追いついて抜かせるように成長したいと思います。

――逆に酒井選手からみた沼崎選手、野村選手の印象は
酒井 ノムくんはチームのムードメーカーで、面白いところを盗みたいとは思わないのですけど。
沼崎 野村 (笑)
酒井 本当にぬまくんは落ち着いてて、頼られているし尊敬する先輩たちでずっとついていきたいです。

――次の同学年である沼崎選手、野村選手のお互いの印象は
野村 じゃあ僕から。後ろにぬまがいることで安心して前にチャレンジいけるところがあって、沼以外の人が後ろだと安心できないのですけど。
沼崎 笑)
野村 カバーリングに長けているので、自分のプレーがしやすいです。あと私生活でも結構いるのでそういったところでもコミュニケーションを取れているので連携面で問題はないかなと、自信があります。
沼崎 自分は1、2年の頃からずっとノムと一緒にトップでプレーをしてきて僕が2年、ノムが3年の時に早慶戦に出たのですけど二人で1年の頃から約束しているのは一緒に早慶戦に出て勝とうということで、そういう目標があるのでそれを今年達成させる機会だと思います。一緒にプレーして安心できるし、個の力も秀でていてやりやすいです。

笑顔も垣間見れた

――私生活の話が出ましたが、グラウンド外での関わりは
一同 (笑)
酒井 試合前日や試合後とかはビデオを見て、反省すべきところはラインで共有しているので。
沼崎 サッカー以外で?

――サッカー以外でもあればお願いします
沼崎 綜一郎にサッカー以外ある?
一同 (笑)
酒井 俺は学年でいる方が多いので、サッカー以外では関わりはあまりないかな。
沼崎 俺らはほぼ一緒かな。オフで2人で温泉行ったり、就活もほぼほぼ同じだったし。
野村 たしかに。一緒にいる時間が多いね。

――次に早慶定期戦の話に移させていただきます。皆さんの早慶定期戦の思いは
酒井 自分は小学校の頃から見てきて、早慶戦に対する思いというのは強くていつか自分もあの舞台に立って活躍したいなて思っていて、今年その夢が叶うのなら全力で勝ち取りたいです。
沼崎 本当に出るだけでもそうなのですけどノムと一緒に出るというのを目標にやってきてそれが今年現実的になってきて、そういう連携も揃ってきて今年勝てる確率がこの4年間で一番高いかなと思っているので、今年最後だし無失点で抑えて絶対に勝ちたいなという強い思いがありますね。
野村 本当に最後の早慶戦なので、去年は出させてもらったのですがただ出ているだけで何も持ち味を出せなかったので今年こそこの3人で、「ゴリラズ」と言われているのですけど、ゴリラズ3人で慶應ゴールを守って絶対勝って喜びたいなという思いが強いです。

――強敵である早大を撃破するために必要なことは
酒井 気持ちっす。以上です。
沼崎 気持ちの部分はもちろん、普段と違うのは歓声や独特な雰囲気で声が通らないシーンが多いと思うのでそこでどれだけ3人がラインだったり普段やっていることができるかというのと声が通らない分個人守備というのが増えていくと思うのでこの3人はチームでトップ3の守備を買われている選手だと思うのでそこで一人一人負けないようにやっていくのが大事なのかなと思います。
野村 締まった。
沼崎 ん?
野村 締まった。
沼崎 いやいや(笑)
野村 次いこ。

 

――大勢の観客にどのようなプレーを見て欲しいか
酒井 自分は自分が目立つのが好きなので、毎日考えているのはピンチな状況で相手のドリブルを止めたとこ、止めて仲間にボールをつなげるところを一番見て欲しいですね。そこが自分が一番嬉しいところなので。
沼崎 見て欲しいところは普段以上に、綜一郎とかそうだろうけど気持ちが高ぶる試合になると思うのでまあこの2人(野村と酒井)はいつも通り気持ちというか対人の部分で頑張ってもらって自分は冷静に俯瞰して熱い試合でもコントロールできるところを見て欲しいというか、見るのは熱いプレーをする2人でいいのですけど、そういうところを自分が引き出せればいいなと、2人のプレーを見て欲しいです(笑)
野村 僕も相手の攻撃を止める瞬間というのがとても嬉しいのでワセダはすごい力のあるチームなのでそういったチームに対しても3人で力を合わせて止めるところは見て欲しいかなと思います。

――最後に意気込みをお願いします
酒井 ノムくんぬまくん含めて今の4年は本当に大好きなので、彼らが勝った時に笑えるように自分は全力をぶつけます。
沼崎 先にノム言って。
野村 最後の早慶定期戦ということで一生ないことだし、この等々力という素晴らしい競技場でできるということもないと思うのでこれまで自分が培ってきた経験を全面に発揮して若き血をみんなで勝った後に歌いたいな思います。
沼崎 冗談抜きでこの1日のために大学サッカーをやってきたようなもの、言い過ぎかもしれないのですけど、それくらい近づくにつれて気持ちが高ぶってくるのでどんな形であれ最後勝って終わりたいです。

ゴリラズの守備に注目だ

 

ありがとうございました!

(取材:室留裕介 写真:小林由和)

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