【バレーボール】接戦を制せず今季初黒星・・・すべては最終戦へ/秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 第10戦 vs法大

バレー戦評

ハイタッチするマルキ主将(2番)と富澤副将(21番)

今季全勝の法大との戦いは、第1セットから白熱したものとなった。36-34の死闘を制した慶大だったが、第2セット以降、本来の力を発揮することができなかった。結果はセットカウント1-3で敗戦。今季初の黒星となった。この試合で入替戦進出を決めることができなかった慶大。次週10月26日(土)、入替戦進出をかけて国士館大とのリーグ最終戦に臨む。

 

 

2019年10月20日(日)

秋季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦

第10戦 慶大×法大

@立正大学熊谷キャンパススポーツキューブ

 

得点

慶大

セット

法大

36

1

34

21

2

25

23

3

25

16

4

25

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

S

26

谷舜介(環2・徳島城東)

WS

23

小出捺暉(環2・駿台学園)

MB

15

樫村大仁(環3・茨城高専)

OP

2

マルキナシム(総4・川越東)

WS

1

吉田祝太郎(政3・慶應)

MB

12

清水柊吾(総3・広島城北)

Li

17

加藤真(商3・慶應)

〃

7

永田将吾(総2・高松)

途中出場

21

富澤太凱(経4・慶應)

〃

5

宮川郁真(総2・松本県ヶ丘)

 

 

第1セット終盤は、激しい点の奪い合いとなった

優勝を左右する大事な一戦は、第1セットから激しい点の取り合いとなった。試合序盤、小出捺暉(環2・駿台学園)と清水柊吾(総3・広島城北)の活躍で4点のリードに成功。慶大が流れをつかんだかのように思えたが、中盤以降は両者ゆずらない展開が続いた。試合はデュースへともつれ込み、ついに得点は30点台へ。互いにブレイクを奪うことができず、緊迫した状況であったが、終盤にはマルキナシム主将(総4・川越東)のスパイクが次々と決まった。最後は相手のスパイクがミスとなり、慶大が36-34でセットを先取した。

 

 

途中、セッターを務めた吉田

 

続く第2セットも、一進一退の戦いとなった。試合中盤、小出、マルキの連続得点で勢いに乗りたい慶大だったが、法大も粘りをみせ、互角の戦いが続く。しかし終盤、相手にブレイクを許すと、そのまま逆転、突き放されてしまう。慶大はこの勢いを止めることができず、このセットを21-25で落とした。

 

 

 

サーブを打つ小出

第3セット、慶大は樫村大仁(環3・茨城高専)の活躍で4点のリードに成功する。しかし、相手の連続得点で逆転を許すとその後はシーソーゲームが続いた。試合終盤、吉田祝太郎(政3・慶應)のスパイクが決まり、同点に追いつくかと思われたが、最終的には23-25という2点の僅差でセットを落とした。

 

 

もう後がない第4セット。試合序盤、慶大のサーブレシーブが乱れ、法大の5連続得点で一気に流れをつかまれてしまう。食らいつくものの相手の強烈なサーブに押され、なかなかブレイクすることができない。点差が縮まらないまま、試合は終盤へ。最後は相手の勢いに押され、得点は16-25。セットカウント1-3、慶大は今季初の黒星となった。

 

 

慶大の司令塔・谷

「法大の勝利に対しておめでとうございますと言わざるをえない、良いバレーを相手がした」と宗雲健司監督は相手チームを讃えた。吉田も「(サーブ以外の)他のプレーで悪いところもそんなにない」と語るなど、チームとしてやるべきことは揺らいでいないようだ。法大との戦いで勝利をつかむことはできなかったが、この結果はきっと次週の国士館戦へとつながるだろう。「数パーセントでも得点率を上げる」(宗雲監督)。「自分のできることをやろう」(清水)。「最大のパフォーマンスができるように」(小出)。それぞれの立場から語った言葉には、それぞれの勝利への思いがしっかり表れているように感じた。

 

 

(記事:宮崎柚子 写真:藤澤薫)

 

 

宗雲健司監督

 

――今日の試合を振り返って

慶應側のミスも色々と出たんですけれど、まずは向こうのサイドの3枚、特に2枚がうちのブロックをものともせず打ち切ってきたという、法政さんの勝利に対しておめでとうございますと言わざるをえない、良いバレーを相手がしていました。まずは法政さんを褒めるべきじゃないかなと思います。

 

――法大にとても強いサーブが多かったように感じました

そうですね。向こうは「負けられない」というよりも「絶対勝つ」という意識でボールを打っていたように思うので、重いボールが飛んできたりして。それからジャンプサーブもマックスで打ってはいないけど入る確率がすごく高くて。それを自分たちがBパス以下でして仕留められているかどうか。まあ慶應は今日ジャンプサーブも全然入らなかったので、その辺の得失点の差というのは、そのサーブですごく出たんじゃないかなと思います。

 

――相手ブロックに関してはどうでしたか

ほぼほぼ最初マルキについていて、マルキはほとんど2枚(ブロック)で打たなきゃいけない、そして途中からは前衛の間は吉田についてっていう風にはっきり分かれていましたね。まあそれもだから、サイド選手の決定率が下がった要因だと思います。

 

――最終戦に向けて

5日間あるので、まず一回疲れをとって、皆が色々なことを考えて、例えばサーブにしてもサーブレシーブにしても、色々なアイデアというのを前向きな発言をしながら出すことで、数パーセント得点率を上げて、その分数パーセント失点率を下げる。そうすることで今度はうちがうちのバレーをしっかりして勝ちたいと思います。

 

 

 

マルキナシム主将(総4・川越東)

 

――第1セットを振り返って

サイドアウトの応酬がずっと続きました。相手のサイドアウトをブロックで止めることができて、こっちはサイドアウトの調子が良かったかなと思うので、それが最後一個抜けられた要因かなと思います。本当に紙一重、相手との実力差というのもそんなに無くて、競り合いの中で勝てたという感じですね。

 

――その後のセットも接戦が続きましたね

そうですね、相手が少しローテーションを変えてきたんですけど、それで相手の5番と10番のサイドアウトを止めることができなかった展開が多くて。そこでブレイクすることができず、まあ2点差、3点差と引き離されてしまいました。で、4セット目で言えばうちのサーブレシーブが崩れてしまって、そこが崩れてしまうと相手もどんどんサーブを攻め込める状況、ノンプレッシャーでサーブを打てる状況になってしまうので、それを作ってしまったのが敗因かなと思います。

 

――この試合まではどのように過ごしましたか

残り3戦、大東と国士館と法政は、そんなに力の差がないと思っていたので、どっちが先に25点とるかっていうのがバレーボールで一番大事なところだと思っていました。「途中サーブで攻め込まれたり、簡単にブレイク取れなかったりすることはあるよ」と選手たちに伝えておいて、「そこにマイナスなイメージを作るんじゃなくて、先に25点取るためのコミュニケーションを取ろうよ」っていうのを話していたので、この2日間はそのコミュニケーションの点でいえば、コート内の雰囲気はすごく良かったなと思っています。

 

――最終戦に向けて

今日の負けを引きずることなくやることが一番大事で、国士館の試合データとかを分析して、あとは気持ちをしっかり切らさないことというのが大事かなと思います。

 

 

 

吉田祝太郎(政3・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

チーム的には、練習してきたことはできていて良かったんですけど、僕がちょっと決めなくちゃいけないところで決まらなかったなって。あとは法政の両サイドの攻撃に対して対応できなかったなって思います。

 

――対応というのは、ブロックなどですか

ブロックとレシーブ。法政がずっとブロック上に飛ばして(ブロックアウトを狙って)打っていて、それに対するレシーブがあんまりうまくいっていなかったなって思います。

 

――第1セットは30点台半ばまでもつれる熱戦を取り切ることができました

あのセットも一緒ですね。サーブで崩すけど、向こうが段トスになって、ブロック弾かれて、みたいな展開。こっちも決まるけど、相手にも決められて、っていう展開で。最後はサーブがなんかめっちゃ入って、で、相手のミスかな、最後は結局。なので、今日は最後まで結局、スパイクに対応できなかったかな。1セット目はたまたま相手がミスってくれて取れたなっていう印象です。

 

――試合を通じて、チームの雰囲気は

2セット目取られたくらいのときかな、多分みんな体力的にもちょっときついものがあって、声を掛けられなくて、みんな。だからちょっと(雰囲気が)落ちていたんですけど、まあ3セット目から、試合をあきらめてぼわーんってなることはなく、みんなが「次1本!」っていう声掛けがずっとできていたので。春とかは試合を捨てちゃうこととか結構あったんですけど、まあそういう意味では成長しているなっていうふうには思います。

 

――最終戦までの5日間、どう使いますか

個人的な問題なんですけど、サーブが全然入っていなくて。チームとしても、もうちょっとサーブが入れば試合が楽になるので、一番はサーブかな。あとは他のプレーをやってもそんなに伸びないし、しかも他のプレーで悪いところもそんなにないんですよ。まあ強いて言うならブロックかな、あとは。ブロックとサーブをしっかり詰めて。国士館もスパイク結構強い人いっぱいいるので、ブロックとサーブを詰めていきたいなって思います。

 

――最終戦に向けて

入替戦がかかっているので、全力で、自力で入替戦にいけるように、一生懸命頑張りたいと思います。

 

 

 

清水柊吾(総3・広島城北)

 

――今日の試合を振り返って

ちょっと向こうの勢いにやられたかなという感じです。

 

――第1セットはデュースを取り切りました

勝ち切れたのは良かったんですけど、2セット目の序盤・中盤とかにその勢いを繋げられずに、ずっと競った展開が続いてしまって。そこで1セット目の流れとか勢いっていうのを2セット目の最初に出せなかったのが残念だったなと思います。

 

――サイドアウトとブレイク、それぞれを振り返って

サイドアウトは、まあ結構我慢できるときは我慢できていたんですけど、向こうはサーブでガンガン攻めてきていて。なので、2セット目とかとくに終盤そこを我慢できなかった、4セット目とかも全然切れなかった。ブレイクは、今日ちょっとOBの方もおっしゃっていたんですけど、向こうのキャッチ(サーブレシーブ)がすごく上手いんですけど、こっちのサーブがもうちょっと強く、ちゃんと狙ったところに打たないといけないな、って。サーブの強さは上げないといけないなって思いました、ブレイクのために。

 

――ブロックについて

向こうのサイドがとても上手かったので、ブロックもそうだけど、ブロックと後ろのレシーブの位置とかを、試合中に改善したほうが良かったなと思います。

 

――ご自身のプレーを振り返って

可もなく不可もなく…。良いところは、サーブ。まあ2本くらいミスっちゃったんですけど、でも結構強くサーブを打てていたので。あとクイックも、割と今日は本数もあったので、ちゃんと即ミスとかシャットとかされずに打てていたので良かったです。あとは、ブロックですね。個人技、手の出し方とか、そういうのはもっと練習が必要だと思いました。

 

――最終戦までの5日間、どう使いますか

1つは、サーブをもうちょっと集中的にやるのと、今日負けたけど入替戦のチャンスは全然あるので、しっかり切り替えて。どっちかというと、プレーというよりは雰囲気を大事にしていきたいなと思います。

 

――最終戦、そし今後に向けて

ここから1カ月間は試合もいっぱいあって結構大変なんですけど、そこをしっかり勝ち切るっていうのと…毎年言っているんですけど、4年生のために、しっかり自分のできることをやろうというふうに思います。

 

 

 

小出捺暉(環2・駿台学園)

 

――今日の試合を振り返って

1~3セット目は結構良い試合ができたんですけど、最後崩れてしまったので、中盤リードされても最後までしっかり戦い切れるようにしたいです。

 

――相手の強烈なサーブが多かったですね

ずっと攻め込まれて、そこがうちと相手との差だったと思います。こっちがサーブカットをその中では頑張って耐えていたという感じだったので、こっちのサーブも攻めてもっと良い試合にしていけたらと思います。

 

――ブレイクを取るのは難しかったですか

そうですね、思ったよりもサイドの攻撃が強くて、2枚ブロックで付いても結構抜けてきたりしたので、ブロックとレシーブの関係性とかそういうところを細かく攻めていきたいです。

 

――ブロックについてはどうですか

サーブで攻められてクイックを使えない状況だったので、サイドの攻撃とかに絞られてしまいました。パスが乱れたところからでもクイックを使ったり、3・4カ所から常に攻撃できるようにしたりしたいです。こっち側のブロックは、付けているのに弾かれるということがあったので、そこの駆け引きをできるようにしていきたいと思います。

 

――チームの雰囲気は

最初は良かったですけど、段々落ちたときにも上げられるようにしていきたいですね。

 

――来週の試合に向けて

万全の準備ができるように。まあ来週勝たないと入替戦に行けないので、そこに向けてしっかり、コンディションとか食事とか、最大のパフォーマンスができるように調整していきたいです。

 

 

順位表(10月20日終了時点)

順位

大学

勝利数

セット率

1位

法大

10

3.7500

2位

慶大

9

3.5000

3位

大東大

8

3.0000

4位

亜大

8

2.0833

5位

国際武道大

7

1.3750

6位

国士舘大

6

1.2778

7位

桜美林大

3

0.6667

8位

中央学院大

3

0.6522

9位

立大

2

0.6000

10位

平成国際大

2

0.3704

11位

立正大

1

0.2500

12位

山梨大

1

0.2222

 

◇順位の決め方◇

勝利数が同じ場合、セット率(得セット数/失セット数)の高い方が上位となる。

セット率も同じ場合、得点率(総得点/総失点)の高い方が上位となる。

なお、上位2チームは1・2部入替戦に進出できる。