【ラクロス(男子)】主将・八星輝「勝ち切れて本当に良かった」/第33回関東学生ラクロスリーグ第1戦

男子ラクロス

 

 今月12日、第33回関東学生ラクロスリーグ戦Cブロックの第1戦が行われ、慶大は一橋大と対戦。7-6で勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。試合後、主将の八星輝(法4・慶應)は、「初戦から非常に厳しい試合でしたが、勝ち切れて本当に良かった」と試合を振り返った。

 

 

第33回関東学生ラクロスリーグ第1戦 vs一橋大

2021年9月12日(日)

 

♢得点♢

第33回関東学生ラクロスリーグ第1戦 一橋戦

 

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

 3

 1

 1

 2

 7

一橋大

 1

 2

 0

 3

 6

 

♢慶大出場選手♢

〈スタメン〉

AT #7 小川 司(商3・慶應)

AT #1 中名生 幸四郎(経3・慶應)

AT #30 斎藤 侑輝(法3・慶應)

MF #67 神津 悠生(商2・慶應)

FO #33 石井 ヴィクトール慶治(商3・慶應NY)

LMF #5 中根 之斗(法3・慶應)

DF #22 八星 輝(法4・慶應)

DF #21 岡 慎之介(商4・慶應)

DF #57 小川 健(政1・慶應)

G #2 藤井 凱章(法4・慶應)

 

 第1クオーター、慶大は小川司や中名生幸の活躍により、早々に2点のリードを奪う。その後も入谷公基(医3・慶應)や貝柄海大(政3・大宮)がシュートを放つなど積極的なプレーを見せると、中盤には再び中名生幸が得点を挙げ、点差を3点に広げた。一橋大はクオーター終了間際に1点を返すにとどまった。

中名生幸はこの試合2得点の活躍(写真右・白ユニフォーム)

 続く第2クオーターは、一橋大の激しいオフェンスからゲームが始まる。相手にシュートを許し、1点差に迫られると、その後も一橋大がボールを保持する時間が続く。慶大は貝柄のシュート1点にとどまったが、相手の攻撃に対して1年生の小川健が素晴らしいディフェンス力を見せるなど、固い守りで4-3とリードを保って前半戦を終えた。

慶大の堅守を支える1年生DF小川健

 後半戦、第3クオーターは互いに得点を許さない展開が続いた。残り時間6分を切ったところで、貝柄がこの試合2点目となるシュートを決め、得点は5-3に。反撃を試みる一橋大だったが、慶大のディフェンスを崩すことができないまま第3Qが終了した。

貝柄(写真真ん中・白ユニフォーム)のシュートで勝利を引き寄せる

 そして最終クオーター、神津が放った正確無比なパスから入谷がシュートを決め、3点差とリードを広げる。しかし終盤、慶大にファウルが与えられ、人数不利の状況になったところで試合の流れが一変。一橋大が立て続けに2点を奪い、慶大を1点差まで追い詰める。同点に追いつかれたかと思われる場面もあったが、キーパー藤井のナイスセーブに助けられ、慶大は逃げ切る形で勝利を収めた。最後にすさまじい追い上げを見せた一橋大は、試合序盤の失点が響いたか。一歩及ばず悔しい結果となった。

 

次戦は10月2日(土)に行われる予定。なお、対戦相手は中大VS独協大(台風の影響により日程未定)の試合結果を受けて決まる。
※今年は新型コロナウイルス感染症の影響によりトーナメント方式で大会を実施。

 

(記事:宮崎柚子 写真:慶應義塾大学體育會男子ラクロス部)

 

 

以下、選手のコメント。

主将・八星輝(法4・慶應)

――今日の試合を振り返って。

相手校の一橋大学は近年のリーグ戦で何度も対戦してきた相手で手の内を知り尽くされているので、難しい試合が予想されていました。序盤点数を重ねられたものの自分たちDF陣の不用意な失点で流れをつかみきれず序盤中盤と終始厳しい戦いとなりました。第4クオーター終盤のクロスチェックでファールを取られてからは人数不利の中で立て続けに失点してしまい、一瞬の気の緩みも許されない展開のまま試合終了となりました。初戦から非常に厳しい試合でしたが、勝ちきれて本当に良かったです。まだまだ課題ばかりなので次戦までに必ず修正します。

 

――今年はトーナメント方式で開催。

例年とは異なり初戦から負けたら引退という特殊な形式で独特な緊張感はありましたが、いつも通りのプレーをやりきれば必ず勝てると信じて特に大きく戦術を変更することはありませんでした。

 

――リーグ戦初戦、慶大のプレーは。

今年の目標である全員が点を取れるオフェンスと蜘蛛の巣のように張り巡らせた包囲網でボールを絡めとりオフェンスにボールを展開するディフェンスを見せたかったです。負けられない戦いで土のグラウンドということで泥臭く最後まで諦めない姿勢を見せられたと思います。

 

――次戦へ向けて。

次戦もトーナメントで勝ち抜いてきた相手で難しい試合になるかと思いますが、自分たちのやってきたことを信じて戦い必ず勝利します。また、今回の試合で出た反省は次戦に残さず隙のない慶應をお見せできればと思いますので、今後とも温かい応援のほどよろしくお願い致します。

 

中名生幸四郎(経3・慶應)

――自身のプレーを振り返って。

序盤に得点を重ね、試合の主導権を握ることが出来たので良かったです。しかし、中盤終盤は特に何も貢献することが出来なかったので、悔しさが残っています。

 

――次戦へ向けて。

次戦もいつも通りのパフォーマンスを発揮することを意識し、集中力を絶やさず、全日(全日本選手権)への一歩に貢献したいと考えています。

 

貝柄海大(政3・大宮)

――自身のプレーを振り返って。

自分の強みである勝負所での1on1で勝ち切り、点を取ることができたのは良かったです。初戦だからといって気負うことなく、いつも通りのプレーをすることができました。

 

――次戦へ向けて。

負けられない戦いが続くので、次の試合に向けてコンディション調整や課題改善等、個人としてもチームとしても良い準備をしていきたいと思います。

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