【ホッケー(男子)】最後まで攻め続けるも、相手の守備を崩せず敗戦/関東学生ホッケー春季リーグBプール第1戦vs法政大

男子ホッケー

新主将・前田海(経4・慶應)率いる慶大は、序盤から法大の猛攻撃にあう。なんとか耐え凌ぐも第1Q12分に先制されると、第2Q2分は追加点を決められる。後半に入ると、慶大に得点のチャンスが何度か生まれるも決めきれず、逆に第4Q12分、相手のPCから更なる追加点を決められ、0─3で敗れた。

 

令和6年関東学生ホッケー春季リーグ 

 

4/20(土) 15:30試合開始 @大井ホッケー競技場・メイン

 

  

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

0 

0 

法大

  

 

スタメン

 

GK 豊岡敬人(政4・慶應志木)

 

DF 二宮怜(法1・慶應)、森村悠太郎(政2・慶應)、坂上開道(経4・慶應)

 

MF 島田風或(政2・慶應)岡部匠汰(経4・慶應志木)、南龍之介(政4・慶應志木)、福島諒太(政4・慶應)

 

FW 岡本遼一(経2・慶應)、前田海(経4・慶應)、北村玲(経4・慶應) 

 

 主将・前田海(経4・慶應)が率いる新体制での開幕戦。DFには4月に慶大生となったばかりの二宮怜(法1・慶應)がスタメンに名を連ねた。慶大は昨秋1部7位、対する相手は、昨秋1部3位という成績を残した格上の法大である。法大とは、今年3月に行われたTokyo Bay カップ2024でも対戦しており、その時は2ー10で敗れている。

円陣を組む慶大選手ら

法大ボールで試合が始まると、慶大はほとんどの時間を自陣で過ごさざるを得なくなる。法大に幾度となくゴール前まで迫られるも、慶大の好守備によりゴールを決めさせない。だが12分、ゴール前でパス回しされ慶大の守備陣形が崩れると、相手選手のサークル内シュートにより先制を許してしまう。その後も攻撃の手を緩めない法大相手だが、慶大は粘り強くゴールを守り、なんとか1失点で最初の15分を終える。

粘り強く守る慶大守備陣たち

第2Qでは一転、開始2分で試合が動く。相手にあっという間にゴール前へ迫られると、ゴール左側にサークル内シュートを決められ追加点を許す。これ以上の失点を防ぎたい慶大は6分、今日最大のチャンスを迎える。サークル前で味方からパスを受けた 大山慶(政1・慶應)がシュートを放つ。だがそのボールは惜しくも、ゴールポストの数センチ右に外れてしまう。そこからは、再び法大の攻撃を凌ぐ我慢の時間が続くも9分、慶大に好プレーが生まれる。相手選手が放ったシュートをGK豊岡敬人(政4・慶應志木)が右手で止める。好守備をみせた慶大は第2Qでも1失点に抑え、0ー2のまま、試合を折り返す。

大山が放ったシュートはわずかにネットの右へ

相手シュートを阻止するGK豊岡

後半戦となる第3Qでは激しい攻防が繰り広げられた。試合は足にボールが当たるファウルが連続し、開始3分にはPCを与えるものの、法大はこれを外し何とか危機を免れる。その後も二宮が見事なセーブでチームを救い、得点を阻止。途中法大のシュートがポストに弾かれる幸運な展開もあった。

開始9分には相手のディフェンスが手薄になる中、慶大の選手がサークル内に侵入するものの転倒し、得点のチャンスを生かせず。終盤には法大の選手が12人目として不正参加していたことが発覚し、2分間の退場処分が下された。

PCの守備につくFB

最終第4Qの戦いは法大が一人少ない状態で開始された。開始直後、慶大は相手のファウルからPCを獲得するも、残念ながらこれを外してしまう。そのすぐ後にも試合最大のチャンスが訪れ、ゴール前でのシュートを試みるが、相手に阻まれて得点には至らない。

開始4分、慶大の森村悠太郎(政2・慶應)がグリーンカードを受け、2分間退場する事態に。森村が戻ってきてもなお立て続けに相手にPCを与えてしまうも、GK豊岡のナイスセーブで一旦はしのぎ、連続したPCの防御に成功する。しかし、最終的には得点を許してしまい、0-3で敗戦という結果に終わった。

好プレーを見せてくれた森村(4番)

一貫して法大に主導権を握られ続けられた慶大。第4Qは一進一退の攻防が続くも、決定的なチャンスを生かせなかったことが敗因となった。次戦は、昨秋1部2位の山学大が立ちはだかる。決定的チャンスを逃さないよう、攻撃陣の奮起に期待し、チーム一丸となり勝ち点3を獲得してほしい。

 

 

次戦 春季リーグBプール第2戦 5/11(土)14 :00~ vs山梨学院大 @山梨学院大

 

 

▽以下、選手コメント

FW 前田海(経4・慶應)選手

慶大を率いる主将の前田

——今日の試合を振り返って

 

前回大差をつけられた相手に初戦でリベンジできると思い意気込んでいたものの、自分たちの詰めの甘さが原因で勝利をつかめませんでした。後半に反撃するチャンスが訪れた際に得点しきる事ができず自分たちにとって苦しい時間が続きました。前半の早いタイミングで得点をしていれば波に乗れたと思うので悔しさが残ります。

 

——新体制になってどうか

 

人数が少ない中でもモチベーション高く練習に参加してくれる下級生に支えられていると感じます。また、自分の足りない部分は同期がカバーしてくれているので彼らに感謝しています。このメンバーでリーグを勝ち抜いていきたいと強く感じています。

 

——次戦、山学大に向けて

次戦までは3週間空いているので、この期間でしっかりと山梨学院の対策を行い、またチームのレベルアップを達成したいと考えています。次の山梨学院戦を見て大幅に成長したと誰もが思えるようにチームを仕上げます。

 

DF 二宮怜(法1・慶應)選手

1年生ながら開幕スタメンを勝ち取った二宮

——今日の試合を振り返って

 

試合の入りが悪く、相手のペースに少し飲まれてしまったんですが、その後は切り替えてプレー出来たことは良かったと思います。ただ、強豪校と戦う上ではいかに試合のスタートから相手にプレッシャーを与えられるか、先制点を取れるかが鍵になってくると思うのでそこを改善していきたいです。

 

 

——前半と後半でポジションが変わっていたが、その狙いは

相手が左にプレスをかけてくるということで、自分が左サイドバックでプレスを打開するという作戦だったのですが、上手くいかず、右にポジションを変更して右から積極的に攻めていこうという狙いでした。

 

——高校ホッケーとの違い

 

早い状況判断が求められることだと思います。自分はそこが課題なので練習からしっかり考えながら、緊張感をもって頑張っていきたいです。個人技などは通用する実感があったので、その点に関しては自信を持ってさらに磨いていきたいです。

 

 

(取材:岡里佳、宇田川志乃、久保田敦也)

 

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