【野球】打線が繋がらず悔しい敗戦 オータムフレッシュリーグを2勝3敗で終える オータムフレッシュ愛知大戦

野球戦評

11月24日(月) 第8回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡 愛知大戦 @草薙球場

オータムフレッシュリーグ最終戦では、先発・宮﨑慶(経1・鎌倉学園)が2回まで上々の立ち上がりを見せ、3回表には、青山琉生(経1・刈谷)の適時打で先制点を奪う。しかしその裏、宮﨑が愛知大打線に捕まり、同点に追いつかれてしまう。5回に勝ち越された慶大は、流れを引き寄せることができず、反撃の糸口をつかめないまま敗戦を喫した。

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慶大0020000002
愛知大00202010×5

慶大バッテリー:宮崎、髙津、堤ー小川

愛知大バッテリー:西村ー澤崎

慶大本塁打:なし

愛知大本塁打:なし

◆慶大出場選手

打順守備位置選手名
1[9]木戸脇光(商2・時習館)
2[6]斎藤開地(商2・県立前橋)
3[D]井谷友亮(経2・慶應志木)
4[3]青山琉生(経1・刈谷)
5[2]小川郁夢(環1・仙台一)
6[4]長又隆智(医2・桐蔭学園中等教育)
H松崎隆也(文2・小山台)
4梶岡拓真(商1・土佐)
7[8]竹村昇悟(商2・土佐)
8[5]池田誉賴(環2・済々黌)
9[7]亀井真拓(環2・県立浦和)
H市橋慶祐(商2・小野)
R北川昂政(総2・広島新庄)

大会規定により8回でサヨナラ負けを喫した直後に始まったこの日の2試合目。慶大は1試合目とは大きくメンバーを変えてオータムフレッシュリーグ最終戦に臨む。

初回は、3番・井谷友亮(経2・慶應志木)が二失で出塁し、続く青山琉生(経1・刈谷)が右前安打を放って2死一、三塁とチャンスをつくるが、あと一本が出ず無得点に終わる。

その裏、この試合の先発マウンドを託されたのは、宮﨑慶(経1・鎌倉学園)。22日の常葉大浜松キャンパス戦で2番手として登板して以来のマウンドとなる。宮﨑は、初回に四球を出すも、2回は三者凡退に抑えて、上々な滑り出しを見せた。

今大会2回目の登板・宮﨑

試合が大きく動いたのは3回表。先頭・木戸脇光(商2・時習館)が二安打で出塁し、続く斎藤開地(商2・県立前橋)の中前安打で1死一、二塁とチャンスを広げる。その後、青山が左適時二塁打を放ち、慶大が先制。さらにバッテリー失策も絡んで、2点目を奪った。

二安打を放った木戸脇

しかし3回裏、愛知大は四球や安打で走者をため、1死満塁の場面で小林凜人(地域政策2・県立岐阜商)に中前適時打を許し、2―1と1点差に迫られる。さらに殿村一馬(地域政策2・浜名)に四球を与えて押し出しとなり、同点に追いつかれてしまう。

4回裏、マウンドには2番手・髙津優(商1・慶應)が送られる。前回登板の常葉大浜松キャンパス戦では先発マウンドを託された。代わった髙津はテンポよく三者凡退に封じ、理想的な継投を見せる。

2番手・髙津

5回表には亀井真拓(環2・県立浦和)が二安打で出塁し、後続の木戸脇も四球で出塁。無死一、二塁のチャンスを作る。しかし後続が好機を活かせず、無得点のまま攻撃を終える。

5回裏、再びピンチを迎える。四球と安打で走者をためられると、3回裏で適時打を放った小林に再び適時打を浴び、2人が生還。2ー4とされ、逆転を許す。

7回裏にも、慶大は安打や守備のミスでピンチを迎え、再び小林に遊撃手の頭上を越えるダメ押しの適時二塁打を浴び、2ー5に。その後も打線が繋がらず、そのまま敗北を喫した。

チームをけん引した山本海

この試合をもって、慶大のオータムフレッシュリーグは全日程を終了。全5試合を戦い、結果は2勝3敗であった。リーグ戦で4季連続のBクラスから抜け出すためには、若い力の台頭が不可欠である。今大会で高いレベルを経験した選手たちが、来季さらに躍動し、悲願の優勝へと繋げてくれることを期待したい。

♦活躍選手インタビュー

廣瀨央裕(商1・慶應)

ーーオータムフレッシュリーグを振り返って

チームとして、良いところも課題点もどちらも見つかったのかなと思います。

ーー東海大戦に同点2塁打を放ったときを振り返って

2打席目に自分でチャンスを潰してしまっていたので、味方が繋いでくれたチャンスで、「ここはなんとしても一本」という気持ちで打席に入ったのが、良い結果に繋がったのかなと思います。

ーーオータムフレッシュを終えて、開幕までどのように過ごしていくか

春に向けて、リーグ戦というところを常に意識して、きつい練習も冬はあると思うんですけど、春に大きな舞台で活躍できるように頑張りたいなと思います。

今大会4番を任された廣瀨

青山琉生(経1・刈谷)

ーーフレッシュ3日間を通しての感想

今日以外の2日間でなかなかヒットが出ない中で、3本ヒットを打つことができて、とても良かったです。

ーー東海大戦では得点に繋がる安打を放ちました。どのような心境で打席に立ったのか

ピッチャーがなかなかいいストレートを放っていたので、ストレートには絶対負けないようにとスイングを心がけました。

ーー愛知大戦ではスタメン出場で適時打を放ったが、その時の感触は

1試合目と同じように、ストレートがいいピッチャーだったので、高めの真っ直ぐだったんですけど、しっかり上から叩いて打つことができました。

ーー今大会を通して得たことや、この経験を通して今後に繋げられること

来年の春からは自分がリーグ戦で活躍できるように、フレッシュ3日間の経験や秋や冬の練習を通して、更にレベルアップできるように頑張ります。

先制適時打を放った青山

 

(記事:水野翔馬、写真:柄澤晃希、奈須龍成、神谷直樹)

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