【野球】六大学のスター選手が躍動!主将・外丸が大学ラスト登板を無失点で締め 思いを次世代に 東京六大学野球連盟結成100周年記念試合

野球戦評

11月29日(土)東京六大学野球連盟結成 100 周年記念試合 六大学オールスター東西対決 @明治神宮野球場

慶大からはチームEastに渡辺憩(商2・慶應)、チームWestに林純司(環2・報徳学園)がスタメンとして出場。2回表には、チームEastの慶大主将・外丸東眞(環4・前橋育英)がマウンドに上がり、無失点の投球を見せる。6回表、チームWestは代打として吉開鉄朗(商3・慶應)が送られ、痛烈な二塁打を放つ。続く6回裏には、チームWestは渡辺和大(商3=高松商)がマウンドへ。吉開との慶大バッテリーが誕生するが、対するチームEastの今津慶介(総3=旭川東)が中前安打を放ち、慶大対決を制した。7回表からはチームEastの水野敬太(経2・札幌南)が登板。三者凡退に抑える完璧な投球を披露する。100周年記念試合は慶大勢も大いに活躍を見せ、チームEastが勝利を収めた。

 123456789
West0000100001
East11002000×4

チームWestバッテリー:毛利、小畠、野崎、森本、久野、渡辺和、竹中、香西ー吉田瑞、吉開

チームEastバッテリー:伊藤樹、外丸、渡辺、松本慎、髙橋煌、水野、田和、大川ー小島、落合、井上和、小島

West本塁打:なし

East本塁打:松下2ラン(5回)

◆慶大野手成績(チームWest)

位置選手1回2回3回4回5回6回7回8回9回
[5]林純司(環2・報徳学園)一邪飛二ゴロ
2吉開鉄朗(商3・慶應)中二塁打遊ゴロ

◆慶大野手成績(チームEast)

位置選手1回2回3回4回5回6回7回8回9回
[3]渡辺憩(商2・慶應)空三振
6八木陽(法2・慶應)遊ゴロ空三振
9今津慶介(総3・旭川東)中安四球

◆慶大投手成績(チームWest)

 選手投球回打者投球数被安打被本塁打与四死球三振失点自責点
6渡辺和大(商3・高松商業)1415200000

◆慶大投手成績(チームEast)

 選手投球回打者投球数被安打被本塁打与四死球三振失点自責点
2外丸東眞(環4・前橋育英)1516200000
7水野敬太(経2・札幌南)1312000200

長嶋茂雄(立大・昭33経卒)、江川卓(法大・昭54法卒)、高橋由伸(慶大・平10政卒)など野球界を彩った幾多の名選手を輩出し、今年結成100周年を迎えた東京六大学野球。記念事業の一環として、六大学オールスター東西対決が神宮球場で行われた。

チームEastの先発は東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受けた早大・伊藤樹(スポ4・仙台育英)。対するチームWestの先発は千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けた明大・毛利海大(情コミ4・福岡大大濠)。慶大からはチームEastに渡辺憩、チームWestに林純がスタメン出場し、豪華な一戦が幕を開ける。

8番・三塁手として出場した林純

5番・一塁手として出場した渡辺憩

1回表を伊藤樹が無失点で切り抜けると、その裏、チームEastは毛利から明大主将・木本圭一(政経4・桐蔭学園)、早大主将・小澤周平(スポ4・健大高崎)の連続安打で無死一、三塁のチャンスを作る。その後、埼玉西武ライオンズから1位指名を受けた明大・小島大河(政経4・東海大相模)の二ゴロの間に三塁走者が生還し、1点を先制する。続く2死一塁の場面で回ってきた渡辺憩は空振り三振に倒れる。

2回表には、主将として1年間慶大野球部を支えた外丸がマウンドへ。外丸はチームメイトの林純を一邪飛に抑えるなどスコアボードにゼロを刻む。その裏、チームEastは2死二、三塁から木本の右前適時打で追加点を挙げ、リードを2点に広げる。

2回に登板した外丸

無失点に抑えて笑顔の外丸

4回表、チームWestは東大・渡辺向輝(農4・海城)から2死三塁のチャンスを作り、打席には林純。しかし林純は二ゴロに倒れ、得点することができない。

一矢報いたいチームWestは5回表、3番手として登板した東大・松本慎之介(理Ⅱ2・國學院久我山)から立大・山形球道(情コミ4・興南)の左前安打などで無死一、二塁のチャンスを作ると、早大・前田健伸(商4・大阪桐蔭)の三ゴロの間に1点を挙げ、1一2と1点差に詰め寄る。

5回裏、チームWestは明大の久野悠斗(商4・報徳学園)を5番手としてマウンドへ送る。1死から、今季二塁手のベストナインを受賞した岡田啓吾(商3・前橋育英)が代打で登場。岡田は四球で出塁すると、東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた法大・松下歩叶(営4・桐蔭学園)が左翼席へ特大の2点本塁打を叩き込み、チームEastがリードを大きく広げる。スコアは1ー4となり、Westにとっては痛い追加点となる。

出迎える慶大の選手たち

6回表、チームWestは代打に慶大・吉開を送る。吉開は、今季大ブレイクを果たした早大・髙橋煌稀(スポ2・仙台育英)の甘い球を逃さず捉え二塁打とするも、後続が倒れ無得点に終わる。

二塁打を放った吉開

6回裏、チームWestは渡辺和をマウンドへ送り、吉開との慶大バッテリーを結成。先頭にはこの回から遊撃を守る慶大・八木陽(法2・慶應)が入ったが、遊ゴロに抑える。続く、この回から右翼に入った今津には中前打を許すも、その後スタートを切った今津を見逃さず挟殺プレーに持ち込みアウトにした。渡辺和は、後続も冷静に打ち取り、無失点でこの回を終えた。

途中から遊撃に入った八木

安打を放ちポーズを決める今津

7回表からチームEastは、慶大の水野がマウンドへ。今季1年生ながら4本塁打を放った怪物ルーキー・法大の井上和輝(法1・駿台甲府)とバッテリーを組む。来年のドラフト候補と名高い明大・榊原七斗(情コミ3・報徳学園)を空振り三振に仕留めるなど、1回を無安打2奪三振で締める完璧な内容で存在感を示した。

完璧な投球を披露した水野

8回裏、チームWestは来年度主将の早大・香西一希(スポ3・九州国際大付)がマウンドへ。1死一塁の場面で八木が打席に立つも空振り三振。続く今津が四球を選び、2死一、二塁とするも後続が倒れ無得点に終わる。

9回表、チームEastは、読売ジャイアンツから2位指名を受けた早大・田和廉(教育4・早稲田実業)に代えて、北海道日本ハムファイターズにから1位指名を受けた明大・大川慈英(国日4・常総学院)にスイッチ。チームWestの先頭は、慶大・吉開であったが、遊ゴロに倒れる。その後、2死二塁のピンチを背負うも、今津が山形の大飛球を好捕し、試合終了。1-4でチームEastが勝利を収めた。

試合終了後の渡辺和

試合後に談笑する今津と八木

東京六大学野球創設100周年を記念した試合は、チームEastが勝利を収め、幕を閉じた。来季からは指名打者制が導入されるなど、東京六大学野球は伝統を受け継ぎながらも、新たな進化を続けている。慶大は2023年秋の優勝以来、4季連続で優勝から遠ざかっている。節目の年を終え、来季こそ王座奪還へ。再び頂点に立つための戦いに期待したい。

♦選手コメント

外丸東眞(環4・前橋育英)

100周年という節目の年に六大学の選手で集まって試合ができたことをとても幸せに思います。六大学で野球ができて、色々な人と出会えたことは一生の宝物です。これからも頑張りたいと思います。

共に戦ってきた伊藤樹と話す外丸

(記事:水野翔馬、福田龍之介/写真:河合亜采子、柄澤晃希、神戸佑貴、島森沙奈美、鈴木啓護、中原亜季帆、奈須龍成)

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