【ソッカー男子】インカレ準々決勝 ベスト4進出!全員で掴み取った完封勝利 桃山学院大戦

大塚の泥臭いゴールが貴重な決勝点に

足利の地で荒鷲イレブンが再び躍動した。福岡大に逆転勝ちを収め、迎えた準々決勝。1回戦で負傷したエース日髙(総4)を怪我で欠く苦しい状況の中、慶大はトップ下に入った河井(政4)を中心とする持ち前のパスサッカーで試合をコントロールする。前半から試合を優位に進めると、後半23分に左サイドのクロスを最後は大塚(総4)が押し込みゴール。その後、相手に退場者の出た終盤以降は危なげなく逃げ切り、そのままタイムアップ。1-0で勝利を収め、日本一に向けて一歩前進した。

 

 

 

第60回全日本大学サッカー選手権大会  準々決勝 

2011/12/23() 14:18KO @足利総合運動公園陸上競技場 

慶應義塾大学1-0桃山学院大学 

(得点者)後半23分 大塚尚毅(慶大)

日髙に代わり松下がスタメンに加わった慶大イレブン

強豪・福岡大を相手に見事な逆転勝ちを収めてから中4日。準々決勝に迎えるは関西リーグの王者・桃山学院大学。ともにパスサッカーを得意とするチームの対決とあって、好ゲームが期待された。慶大は、怪我で欠場した日髙(総4)に代わり左サイドに藤田(政3)、ボランチに松下(総2)を起用。「チーム全体が一丸となって」(須田監督)この試合に臨んだ。

決勝アシストを含め攻守に貢献度が高かった黄

試合は序盤、両チームともに慎重な立ち上がりとなり、トーナメント方式の戦いならではの緊張感のある出だしとなる。それでも慶大は持ち前のパスサッカーで試合を徐々にコントロールし始める。前半8分には中盤でボールを受けた河井が、PA左にポジションを取っていた大塚へパス。大塚のシュート性のクロスは相手DFにライン上でクリアされ、惜しくもゴールとはならない。その後は、日髙の代わりの入った松下が中盤で存在感を発揮する一方で、「(日髙不在の影響で)シュートまで持っていく形は少なくなっていた」(河井)。攻撃が単調なものとなってしまい、相手ディフェンスに脅威を与えることが出来ない。ボールは支配しているもののシュートまで持っていくことが出来ない、もどかしい流れの中前半を終える。

迎えた後半、早い時間帯でゴールを奪いたい慶大は、2列目、3列目からの追い越しが見られ始め、前半は停滞していた攻撃に、改善が見られるようになる。しかし、風が一層強くなる中で、追い風の助けを得た桃山学院大学も反撃を開始。11分にはロングボールをヘディングで落とし、ミドルシュート。これはバーに助けられ、ピンチを脱する。

激しい競り合いを見せる笠松。まさに守備の要として完封に貢献

強風に加えて、劣悪なピッチコンディションも相まって、お互い思う様に攻撃を組み立てることが出来ない中、スコアが動いたのは後23分だった。左サイドでこの日サイドハーフに入った藤田がボールを受けると、オーバーラップしていた黄(総4)へパス。DFラインから一気に駆け上がってきた黄がPA内へとドリブルで切れ込み、ゴール前大塚へとラストパスを送ると、これを大塚が泥臭く流し込んでゴール。待望の先制点が生まれる。

直後の24分には、風間が倒され獲得したPKを河井が失敗してしまうが、慶大が優位に試合を進めていく。その後、相手に退場者が出て慶大が数的有利に立つと、試合は完全に慶大ペースに。「笠松がホントに頼りがいがある。横にいるから感じるのかもしれないですけど、ディフェンスのすべてを担ってくれてすごい頼りになる」(田中・環4)という笠松(総4)を中心とした守備陣が相手の攻撃陣をきっちりと抑えて、そのまま逃げ切り、1-0で勝利を飾った。

チーム内得点王日髙を欠いて臨んだこの試合。エースの離脱は小さくない痛手であったはずだが、その影響を微塵も感じさせない試合内容で勝利を収めた。現在の慶大チームの一番の強みは、部員全員がチームの勝利だけを考えて、ピッチ上の選手たちをサポートしていることにある。控え選手、2軍、マネージャー、スタッフ、彼らの想いを背負っているという気持ちが、選手たちにはある。次の準決勝の明治戦では、出場停止で松岡(商3)、森田(経3)と2人の選手をさらに欠くことになるだけに、本当の意味での「総力戦」(須田監督)になることは間違いない。ソッカ―部が1年間追い続けてきた、日本一という目標まで残りわずか。歓喜の瞬間へのカウントダウンはもう始まっている。

得点を決めた大塚

Daiki Ishizuka

 

コメント 

須田監督 

(今日の試合振り返って)非常に厳しい試合でした。選手たちが、集中したディフェンスを見せてくれて、90分間本当によくやってくれたと思います。チームが一丸となっていたのが、この結果につながったのではないかなと思います。ディフェンスの部分で0に抑えたというのは、非常にポジティブなことだと思います。(藤田選手を左サイドに回し、松下選手をボランチで起用した意図は)松下は、レギュラーと全く遜色なくプレーできて、藤田はサイドバックを含めて、どこのポジションでも出来るので、そういったことで、この布陣になりました。(桃山大の印象)トップの2枚は大きくてスピードがあって、そこから得点を重ねていたので、そこを注意しようと。それから左サイドバックの30番は、キックがとても良いので、そこからのクロスには気をつけようということは言っていました。それから、非常に真面目なチームなので、それ以上にひたむきに戦おうということを言っていました。(前半の戦いぶり)ミスも目立ったんだけど、中々悪いコンディションの中で、失点をしなかったということは、ポジティブなことだと思います。もう少しワイドに使おうとハーフタイムには話しました。(相手のプレスが激しかったが)非常に激しいプレスで、そこからミスも生まれてしまっていたのだけれども、その中で得点シーンはパスを繋いで、得点できたということは、評価できることだと思います。(次の試合松岡選手、森田選手が出場停止だが)そうですね。ただ、総力戦という事は分かっていたので、痛いというよりは、新しい選手が張り切ってやるという事だと思うので、別に痛いとか、かゆいとかは考えていないです。11人の選手だけでなくて、トップチームの選手30人のうち、誰が出てもいいようにしておけ、と言ってあるので、そういった意味で心配はないです。(自分たちが日本一の組織だと選手たちから聞くが)人に頼るな、自分で考えろということで、自立というテーマを掲げてやってきたがそういう気持ちになってきたのかなと。ピッチ内外でそれを選手たちが実行してくれたのかなと。自分たちは100人の部員がいて、その総力戦で勝利をおさめられた。その中で、特に分析班というものが今日と前回の福岡大戦では特に大きかったですね。相手の長所、短所をきっちりプレゼンして選手たちが把握してから、試合に臨めたので、そこは大きいですね。(明治戦に向けて)今日の疲れを取ることをまず明日やりたいなと。今年は天皇杯も含めて3回明治とやっているので、明治の長所、短所はある程度把握しているので、その辺を選手たちと話し合っていこうと思います。ただ、基本的なことは我々のフットボールをするということであるということを、忘れないで試合に向かいたいです。

 

笠松主将

(今日の試合を振り返って)うちのやりたいサッカーは出来なかったんですけど、セカンドボールを拾うことだったり最低限のことは出来たので、そこを徹底したことがこういう結果になったと思います。(ディフェンス面の出来は)最後の所の集中力は切らさなかったので、それは良かったと思います。(ハーフタイムで意識したこと)とにかく後ろは集中を切らさないことを意識しました。それと前半のままやっていても勝てないので、より強い気持ちを持つことを意識しました。(味方がPKを外す場面もあったが)勝っていたので特に慌てることはなくて、落ち着いてやれば大丈夫だと思っていたので、動揺とかはなかったです。(次戦は中一日だが)とにかく回復することが一番だと思いますし、対策と言っても明治はお互い手の内は知っていますし、出場停止で出られない選手もいるので、そこの連携をもう一度確認したいと思います。(次戦に向けて)次負けたら今日勝った意味がないと思います。それに日高や出場停止で出られない選手の想いというのもありますし、やっぱりもう一度みんなとサッカーがしたいので、とにかく全力で明治を倒したいと思います。

 

田中副将 

(今日の試合への意気込みは)総理大臣杯でベスト8で負けていたのでその壁を乗り越えようと自分の中ではすごい思っていたし、みんなとしては慶太(=日髙)がシーズン通して救ってくれた場面が多かったんですけど(ケガで)出れないということで、国立に連れて行こうということで一丸になって。いないのは痛いですけど、それが一丸になれたもうひとつの要因だと思います。(ベスト4に進出した今の気持ちは)まあベスト8の壁は越えましたけど、なってみるとそんな嬉しいとか満足とかという気持ちはないですね。とにかく国立に行くことを自分たちで勝ち取れるように、ホントにチャンスだと思うのでそういう気持ちです。(守備での奮闘が目立っていた)試合を通して感じたのは笠松がホントに頼りがいがあるというか、横にいるから感じるのかもしれないですけど、ディフェンスのすべてを担ってくれてもちろんみんなやってるんですけど、すごい頼りになります。(田中選手自身は)今日はあまり貢献してないと思いますけど、ホントに笠松に頼りっぱなしでした。(風が強かったが)ロングボールが怖いなというのがあって、環境的には良くなかったですけど、トーナメントでそんなことは言っていられないので色々工夫できてよかったです。そこが慶應の強いところだと思います。(中一日という厳しい日程ですが調整は)こういう中一日とかは色々経験しているので、しっかり準備してとにかく明治に勝つということを意識していきたいです。(意気込みは)次は慶應関係者も色々来て下さると思うので、4年間の気持ちを込めて戦いたいと思います。

大塚

(今日の試合を振り返って)非常に風が強くてやりづらい部分はあったんですが、その中で守備陣がすごく頑張ってくれて、無失点におさえてくれたので、苦しい形ではありましたが、勝ててよかったです。(悪いコンディションだったが)風下の時は、ディフェンス時にはボールは伸びるし、風上の時は伸びないといった違いはあるので、ラインの押し上げなどを気をつけました。(自身のゴールについて)左から良い展開があった中で、中々決めることが出来ずにいて、あの場面は黄がいいボールをくれたので、自分は決めるだけでした。(日高選手の欠場について)やはり、慶太はチームを引っ張ってくれた選手でその穴はデカイんですけど、今日入った純土(松下選手)もすごく良かったですし、今主力選手が抜けてピンチだとは思うんですけど、逆に慶太(日髙選手)を決勝の舞台に連れて行ってあげようという一体感がすごくチームにはあるので、こういう試合ができたんじゃないかなと思います。(次は明治戦だが)関東でも何回も戦っていて、お互い手の内は知り尽くしていて、気持ちの戦いなので、こちらが、相手よりも強いんだという気持ちで試合に臨みたいです。

中川 

(見事な完封勝利でした)全体を通して厳しい試合だったですけど、笠松を中心に11人全員が守備の意識というのを切らさなかったので、無失点という良い結果につながったかなと感じています。(1回戦は立ち上がりに固さが見られたが、修正出来ていた)そうですね。前回の試合の反省点として立ち上がりの入り方というのはありましたので、立ち上がりから隙を見せないようにやっていこうと皆で確認して試合に臨みました。前日から良い準備が出来ていたなと思います。(決定機はほとんど作られなかったように感じたが)相手は一発のカウンターで点をもぎ取ろうというサッカーだったのですが、笠松と松岡が本当に身体を張ってシュートブロックをしてくれていたので、頼もしいなと思っていました。自分としては、90分間いつシュートが来ても良いという準備を出来ていましたし、バーを叩くシュートもあったのですが、良い反応が出来ていたので問題なかったかなと思います。(後半は強い逆風に苦戦したところはあったか)そうですね。パントキックを蹴る時も、手からリリースした後に風でボールが動いてしまっていたので、いつも通りのキックというわけにはいかなかったですね。ただそこはもう割り切ってやるようにしていました。(次節は松岡選手が出場停止です)そうですね。松岡はリーグ戦からずっと一緒に戦ってきた大切な選手だと思っています。ただ慶應は一丸となってやる強さがありますし、代わりに出る選手が松岡と同じくらいの働きをしてくれることを信じているので、問題はないと思います。(準決勝の意気込みを)日髙が怪我をしてしまったのですが、自分たちが日髙を決勝まで連れて行って、1分でも出場機会を与えてあげるということを皆で約束したので、その約束を果たすためにも、もう一度一丸となって結束して、勝利を掴み取りたいと思います。

 

(今日の試合を振り返って)二回戦っていうことで、また、風の強いこの天候でしたので自分たちのサッカーが出来なかったです。ただ、自分たちはこの前の試合(vs福岡大)で立ち上がりの早い時間で失点しているので、まずは立ち上がりをしっかり入って、(相手の得点を)ゼロで(抑えよう)っていう意識で試合に臨みました。(今日の強い風の試合への影響は)やっぱり自分たちのボールを動かすサッカーが、このピッチコンディションと天候でなかなか出来ず、更に相手が前からどんどんプレスをかけてきて。正直なところ今日は本当に自分たちのサッカーが出来なかったですね。(決勝アシストも記録しましたが個人として振り返って)前半はこのピッチと天候に順応することができず、正直何も出来なかったっていう感じですね。得点シーンはたまたまでしたけど、それでも得点絡めたことは評価していいんじゃないかと思います。(試合前、あまり情報がなかったと思いますが桃山学院大の印象は)そうですね。自分たちが観たのは一回戦の自分たちの試合後の試合くらいしかなかったんですけど、やっぱり前線に良い選手がいて、アーリークロスとかも多くて、攻守の切り替えも早くてっていう印象でしたね。攻守の切り替えが早いっていうことは、ミーティングでしっかりと分析していたのでそこをまず上回ることを試合の中で意識しました。(中1日で明大を迎える次の試合に向けて)中1日っていうのは相手も変わらない条件ですし、全国で上に上がるには関東の壁っていうのは乗り越えなきゃいけないと思います。リーグ戦では2勝していますけど、トーナメントでは負けていますし、本当に五分五分の戦いになると思うのでしっかり良い準備して試合に臨みたいと思います。

河井 

(振り返って)まず次のステージに進めるという事が一番うれしいです。ただ個人的にはチームに迷惑をかけてしまったので、チームメイトには感謝しています。(PKのシーンは)適当に蹴っているんですけどね。自分としては気楽に蹴っているつもりですけど、全然入らないです。多分キッカーは変わります(笑)次は蹴らせてもらえないです。けどPK戦もあるので練習しないといけないですね。(シュートコースはイメージ通りだったか)そうですね。ナイスキーパーでしたね。(相手のGKは関西ではPKストップの名手なんですよ(*)記者の方のコメント)。なら仕方ないかな。大きかったし、オーラみたいなものは感じましたけど、どうせ入るでしょうと思って蹴ったので、後悔はないですね。でも試合に勝てて良かったです。(プレーしていて相手のマークの厳しさは感じるか)そうですね。1回戦で自分的にも満足のいくプレーが出来ていたので、警戒されるだろうなとは思っていましたが、今日は結構激しく来られたので疲れました。(ただその中でも楽しんで、らしさを出したプレーが出来ているように思えます)一人のマンマークの方がやりやすいかなという感じで、今日みたく2枚以上で来られるとすこしきついですね。ただ逆にその中で頭を使って、周りを生かすプレーが出来たら良いなとは思います。(日髙選手欠場の影響は感じたか)攻撃のフィニッシュのところであいつがいないことによって、シュートまで持っていく形が少なくなっていたように感じます。シュート数も少なかったと思うので。存在は大きいですけど、新しく入ってきた選手もしっかりやれていたので、問題はないですね。(準決勝に向けての意気込み)僕は毎試合負けたら引退という覚悟で試合に臨んでいるので、次もいつもと同じ準備をして良いパフォーマンスを出せるように。悔いだけは残したくないので、しっかり満足して終われるように、準備したいなと思います。

風間

(今日の試合を振り返って)前回よりもプレッシャーが速くて、けっこうきつい試合だったんですけど、慶太が出られなくて、最後はチーム力だと思っていたので自信を持って戦った結果が勝ちにつながったと思います。(インカレベスト4について)うれしいですね。あまりベスト4とかになったことがなかったので。でもここまで来たら優勝したいですし、次の試合も頑張りたいです。(前半、試合を優位に進めたがなかなかシュートが打てなかったが)そうですね。相手のプレッシャーが速かったから、フリーでボールを動かせる時間が短かったので、それでシュートまで行けなかったと思うということと、あとはもっと自分がシュートに絡むような動きを出していかないといけないと思いました。(中1日となるがむずかしさはあるか)まあ相手も一緒なので。きついですけど、きついなんて言っていられないので、頑張りたいと思います。(次の明大戦への意気込み)明治は強い相手なので、関東2位の相手なので。こっちは(今年は)勝ち越してはいますけど、また負けられない相手なので絶対に勝ちます。

松岡

(今日の試合を振り返って)拮抗した試合で、ディフェンスラインとしては集中していましたし、前はやってくれると思っていたので、勝ててよかったです。(インカレベスト4について)本当に一年間やってきたことが現れたかなと素直にうれしく思います。(前半を優位に進めた中でなかなかシュートまで行けなかった)慶太君がケガで出ていなかったという部分もあって、ちょっとゴール前の迫力というのは後ろから見てていつもよりなかったのかなという風には思ったんですけど、でも優位に試合を進めていたので、そういう試合はいつかは入るという試合が多いのであまり慌てることはなかったです。(無失点で抑えたことについて)相手の11番が裏を狙って、抜け出しをしたり、PKをけっこうもらう選手というか、そういうのが危ない選手だったので、そういう部分は常にディフェンスラインで声を掛け合ってやっていたので、集中してできたかなと思います。(中1日となるが調整などむずかしさはあるか)今日の試合はけっこう優位に自分たちでボールを回してやってきたので、コンディションとしては大丈夫だと思うんですけど、僕自身は出場停止になってしまったので、でも選手のみんなから決勝で待ってろという風に言ってくれているので、自分のできることをやったり、選手のサポートだったりそういうのをチーム全員でできればと思います。

藤田

(ベスト4を決めた今の気持ちは)率直に嬉しいです。(今日の試合を振り返って)相手はすごいいいチームで拮抗した試合だった中で、最後に勝ち越して結果残せて良かったです。(前線からのプレッシャーが目立ったが)今日はいつもとは違うポジションだったので自分の守備の部分も求められていると思っていたので、しっかりできて良かったです。(チーム全体としてハイプレッシャーは指示されていたか)そうですね。自分たちは守備から入るように言われていたのでそういった部分でもやれて良かったです。そこから点が生まれた訳ではないですけど、結果的に押し込めたというのはあったと思います。(サイドでのプレーで意識したことは)いつもよりも前の方のポジションなのでゴール前でシュートや得点に絡めるようにしました。(準決勝は中1日での試合となるが)しっかり休んで休養と栄養を取って次の試合に臨みたいです。(意気込みは)リーグ戦で何度かやって、すごく強い相手で、うちも相手も気にすると思うのでまた厳しい試合になると思いますが、しっかり結果残せるように頑張ります。

松下

(今の気持ちは)僕自身サッカー人生で初めての全国ベスト4で、慶應としても久しくベスト4には行っていないと思うので、そのピッチに立てているというのは本当に光栄ですし、あとは慶太君(日高)が怪我してしまって、慶太君を決勝に連れて行こうという想いがみんな強いので、とりあえず次の段階に進めたので良かったです。(スタメン出場だったが)慶太君が出られないので、代わりに僕が入ったんですけど、正直自分の出来は良くなかったです。(全国大会の雰囲気はどうだったか)会場の雰囲気に関しては関東リーグとそんなに変わらなくて、場所が少し遠いというのはあるんですけど、前泊も関東リーグで経験していますし、特に変わった雰囲気はなかったです。(強風だったが)風もそうなんですけど、ピッチがあんまり良くなくて、ボコボコしていたので、本当は後ろから繋ぐサッカーをしたいんですけど、今日はロングボールを蹴る形になってしまいました。後半は風の影響もあって押し込まれてしまったんですけど、笠松君と松岡君を中心に空中戦も結構勝つことが出来て、粘った結果の勝利だと思います。(次戦に向けて)大会前から須田監督も総力戦ということをおっしゃっていて、次の試合は2人出られないわけで、そういった意味で普段スタメンで出ていない僕とか他のメンバーも常に試合を意識してやっていきたいと思います。

増田 

(今日の試合を振り返って)どちら(のチーム)とも堅くて、堅い試合でした。今日はあまり自分たちのサッカーが徹底出来なかったかなっていうのがあるんですけど、そのなかでもチームとして点が取れて勝利出来たことによって次に繋がったのでそういう意味では本当に良かったと思います。(今日は風が強かったがその影響は)風は若干ありましたが、相手もそれは同じでしたので。特に大丈夫でした。(桃山学院大の印象は)縦に速くて、どんどんトップに(ボールを)当てて後ろの選手が追い越してくるっていう、縦に速い攻撃が特徴的なチームだったので、自分たちはボール持つ時間が多かったとは思いますが、そのなかで攻守の切り替えを意識して、プレーしていました。(今日の増田選手個人としての出来は)セカンドボールとか守備の面に関しては、問題なかったと思うんですけど、攻撃とか繋ぎの部分でミスが多くて、パスとか繋がなきゃいけないところでミスしてしまったりとか、そういう簡単なミスが多かったので、チームは勝てて嬉しいですが、個人的には本当に悔しいですね。(次節、明治戦に向けて)明治はリーグ戦では2勝で勝っていますけど、天皇杯では負けましたし、そういう意味でも相手は強い気持ちで入ってくると思うので、それに負けないでこっちもしっかり準備することが大切ですし、まずは自分たちのサッカーを徹底してやることが大事だと思います。しっかり準備して頑張りたいと思います。

慶大出場選手

GK 中川翔太(環4)

DF笠松亮太(総4)

DF松岡淳(商3)

DF黄大城(総4)

DF田中奏一(環4)

MF増田湧介(環1)

MF藤田息吹(政3)

MF松下純土(総2)

MF風間荘志(商4

MF河井陽介(政4)

FW大塚尚毅(総4)→89分森田達見(経3) 

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