【バレーボール】初戦からフルセットの激闘も あと一本が遠く黒星発進/春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦第1日vs国際武道大

バレー戦評

ついに開幕した春リーグ。今年度のチームスローガン「俺がやる」のもと、関東1部復帰を目指す慶大の負けられない戦いが始まる。第1セットからデュースにもつれこむ均衡した試合展開となり、相手の猛攻の前にセットを落とすも、第2・第3セットではS・松田悠冬(商2・慶應)のサービスエースや主将・山口快人(経4・慶應)の力強い攻撃を軸に流れを引き寄せ、セット連取に成功する。勝利まであと1セットと迫った第4セットでも終盤にマッチポイントを握るが、相手の粘り強い守備を崩しきれず再びデュースへ。あと一本が遠く、セットを落とすと、最終セットも一進一退の攻防が続く中で相手に押し切られた。L・今田匠海(政3・慶應)のディグを中心とした粘りの守備や、攻守にわたる奮闘が光ったものの、あと一歩勝利には届かなかった。

 

2026年4月11日(土)

2026春季リーグ @大東文化大学東松山キャンパス

慶大×国際武道大

得点

  

慶大

セット

国際武道大

26

28

25

21

25

19

27

29

13

15

 

出場選手

  

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

MB

22

稲井正太郎(法3・慶應)

OH

中村玲央(総2・福大附大濠)

OH

山口快人(経4・慶應)

MB

中島昊(経2・慶應)

S

13

松田悠冬(商2・慶應)

OH

清水悠斗(総3・習志野)

L

今田匠海(政3・慶應)

途中出場

  

L

緒方哲平(総3・日向学院)

MB

16

石田玲之(経3・芝)

 

 

MB・稲井正太郎(法3・慶應)のサーブから始まった第1セット、いきなりサイドアウトを許すも、リーグ戦初出場のOH・中村玲央(総2・福大附大濠)のブロックですぐさま1点を取り返す。その後は相手にリードを許し一時は5点差とされたが、L・今田匠海(政3・慶應)のディグ、S・松田悠冬(商2・慶應)のトスから繋いだ球を主将・山口快人(経4・慶應)が痛烈スパイクで相手コートに叩き込み、勢いに乗った慶大はそこから14―14とする。セット後半は相手を追いながらも均衡した展開が続く。21―24とマッチポイントを取られるが、ロングラリーの末OH・山口がスパイクを決めてサイドアウトを取るとそのまま2連続ブレイクで24―24とし、デュースに持ちこむ。しかし相手の粘り強い攻撃の手は緩まず、26―28で第1セットを落とす。

第2セットは立ち上がりから両校のサイドアウトの取り合いが続く。そんな流れを断ち切ったのは2年生S・松田悠冬。攻めのサーブでサービスエースを奪い、会場を沸かせると、その後も力強いサーブからOH・山口快人のバックアタックを引き出しブレイクを成功させる。9―9の場面ではロングラリーが展開され、得点には結びつかなかったものの、粘り強いプレーでチームの流れを維持。さらにMB・中島昊(経2・慶應)のクイックやS・松田のブロックで点数を重ねる。一方で、ブロックが揃いながらも相手の鋭いスパイクに押される場面や、両校にミスが出るなど、一進一退の攻防が続く。それでも慶大は確実に得点を重ね、最後は流れを渡すことなく25―21で第2セットを奪取した。

続く第3セット。拮抗した試合展開が続き、互いに点差を広げられないまま試合が進む。ロングラリーが続く中、ブロックやL・今田匠海のレシーブが光るも、なかなか得点に繋げることができない。均衡を破ったのはOH・中村玲央。ライトからのダイナミックなスパイクで得点を奪い、チームに流れを呼び込む。勢いづいた慶大は、息のあったトスワークからMB・稲井正太郎の攻撃が決まり、続けてクイックでも得点。そのまま4連続ブレイクに成功する。その後も両校一歩も譲らない攻防が続き、テンポの速い緊張感のある試合展開となるが、主将・山口快人が安定感のあるプレーで冷静にブロックアウトを狙い、得点。加えてOH・清水悠斗(総3・習志野)のバックアタックも決まり点差を広げる。最後は主将・山口快人が決め切り、25―21で第3セットを制した。

慶大の勝利まであと1セットとなった第4セット、序盤から両チームのブロックが光り、6―6までは互いに1点も譲らない白熱した試合が繰り広げられる。均衡を破ったのはMB・稲井正太郎。正確なブロックでサイドアウトを取ると、再びブロックが決まるなど3連続ブレイク。その後12―7とし、点差を広げる。セット後半も慶大らしい“繋ぎ”のバレーが見られ、OH・清水悠斗の2連続ブロックやスパイクなど攻守での活躍もあり、慶大は24―22とマッチポイントに。しかしディグやブロックなど相手のしぶとい守りをなかなか打破できず、24―24とされ、再びデュースに突入。ロングラリーが続き、サイドアウトの取り合いとなる。慶大は終盤も守備の手を緩めなかったが、ブロックアウトによる失点が続き、27―29で第4セットを奪われる。勝負は最終セットに持ちこすことになる。

この日の他の試合は既に終了しており、会場の観客全員が見守る中、最終セットが始まる。序盤からL・今田匠海による好ディグが光り、OH・山口快人のバックアタックによる得点で3―1。プレー中には今田による明るい声かけが目立ち、ゲームメーカーとしての雰囲気作りが見られた。このまま点差を広げたい慶大だが、再びサイドアウトの取り合いが展開され、8―7と1点差の状態でコートチェンジ。山口によるコースを打ち分けた正確なスパイクが決まると、相手にもコート上の隙間を狙った鋭いスパイクを打ち込まれるなど、セット後半も互いに攻撃の手を緩めない。12―12からは再びロングラリーが展開され、MB・中島昊による1枚でのブロックも見られたが、得点に繋げることができない。そして13―14、相手のマッチポイントを迎え、会場は緊張感に包まれる。慶大はここでリーグ戦初出場のMB・石田玲之(経3・芝)を投入。しかし、ブロックアウトで得点を許し、セットカウント2―3でゲームセットとなった。

リーグ戦1日目からフルセットの激闘となり、惜しくも初戦勝利とはならなかったものの、まだ春季リーグは始まったばかりだ。入れ替え戦出場へ向けて、慶大は歩みを進めていく。

 

※第2戦の立教大戦は、セットカウント3―0で勝利。
次戦は、4月18日(土)10時 VS亜細亜大 @亜細亜大学武蔵野キャンパス

(取材:根本佳奈、塩田隆貴、梅木陽咲)

 

以下、インタビュー

宗雲健司監督

――今年のチーム慶大の印象はいかがですか

3月の合宿を通して、守備、つなぎに自信を付けたしぶといチームになりました。

――本日の試合を終えて、いかがでしたか

私が想定したより選手が緊張してしまい、合宿で仕上げたチームとは程遠い出来でした。それも緊張をほぐしてやれなかった私の責任です。

――第1セットからデュースにもつれこみ、最終的にフルセットの接戦となりました。序盤の立ち上がりについていかがでしたか

1セット目は、硬さから劣勢でしたが、追い付くところまでは行けたのが評価出来ます。最終セットも自分たちのバレーボールとは程遠い、受け身になったので序盤のもつれになったと判断しています。

――第2セット、第3セットは4点差、6点差をつけてセットを取ることができましたが、その2セットについてはいかがですか

相手は強打より軟打を主たる攻撃としていたので、そのようなルーズボールに対応出来た結果だと思います。

――これからの接戦を勝ち切るためにはどんなことが必要になるとお考えですか

元々、守備とつなぎは良いチームですが、フィニッシュに課題があるので、そこに目処が付けば勝ち切れると思います。

OH・中村玲央選手

――リーグ戦初出場となりましたが

悔しい気持ちでいっぱいです。

――多彩なプレーでの活躍が見られましたが、ご自身が一番力を入れているプレーは何ですか

一番力を入れているのはブロックです。自分のポジションでは相手のエースと対峙することが多く、そのエースをどれだけ抑えられるかが自分の役割だと考えています。

――これからのリーグ戦への意気込みをお願いします

初戦は敗戦となり非常に悔しいですが、残り9試合全てに勝利し、必ず慶應を関東1部復帰へ導きます!

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