【ソッカー女子】第2節 慶大、攻守で圧倒し開幕2連勝

握手を交わすイレブン

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第24回関東大学女子サッカーリーグ第二節。慶大は東京情報大に5―0で見事勝利を収めた。9月にも関わらず強烈な日差しがグラウンドに照りつける中で行われた試合は、慶大が攻守に圧倒。その実力をいかんなく発揮し、今後のリーグ戦に対しても期待が持てるゲーム内容であった。「全勝優勝」という大きな目標に向かって、開幕2連勝と絶好のスタートを切った。

 

第24回 関東大学女子サッカーリーグ 第2節

9/12(日)15:30KO @慶應下田グラウンド

慶應義塾 5―0 東京情報大

[得点者]前21分石原(慶大)、前22分中山(慶大)、前42分榎本(慶大)、後3分中山(慶大)、後31分今井(慶大)

開幕戦を見事勝利で飾り、照り付ける暑さの中迎えた第二節。慶大は右足の怪我で欠場していた守護神、GK小牧(経3)が3ヶ月ぶりに復帰し、チームとしてベストの状態で試合に臨んだ。前半、慶大は立ち上がりから怒涛の攻撃を見せる。石原(環1)、中山(環2)を中心に、幾度と無く相手のゴールに迫る。しかし、相手の粘り強いディフェンスとGKの好セーブによってなかなか決めきれない。そんな中、試合が動いたのは前半21分。CKを短く受けた石原がエリア外からミドルシュート。これが見事な弧を描きゴールネットの右奥に突き刺ささった。慶大の勢いは止まらず続く22分、またもCKから今度は中山が自らのヘディングのこぼれ球を押し込み、幸先よく2点を先制した。この後もDF陣の安定したプレーもあり、慶大優位のまま試合が進む中迎えた42分、石原のミドルシュートをGKがこぼした所を、詰めていた榎本(政3)が胸で押し込むようにして3点目を決めた。慶大は3―0で危なげなく前半を折り返した。

後半開始早々、前半の勢いそのままに石原のCKを中山が豪快に頭で合わせ4点目を奪う。「リスタートだとか、コーナーキックだとか、そういう所でチャンスが来るからという話をしていた。」(岩崎監督)と語るように、慶大はセットプレーのチャンスを確実にものにして得点を重ねていった。その後も慶大は攻撃の手を緩めることなく、相手ゴールを何度も脅かしていく。東京情報大も果敢に攻めるが、慶大はDF尾西(看3)、川崎(政2)を中心に安定した守りを見せた。後半は主将大塚(環4)が鋭いドリブルでチャンスを作り相手を圧倒。そして迎えた31分、今井(法4)がループ気味にダメ押しの5点目を奪った。このまま試合は終了し、5―0で慶大が攻守に圧倒。力の差を見せつける試合となった。

慶大ペースで相手を圧倒した試合となったが、「やっぱり、流れの中で点を取れなかったということは相手の守備にある程度守られていたという部分もある。」(岩崎監督)と開幕2連勝にも驕りや慢心の気持ちは無い。「全勝優勝」を目標に掲げる慶大にとってはまだまだ通過点。次節以降も、この勢いに乗ってリーグ戦優勝へ向かって突き進んでもらいたい。

 By Keita Okumura

岩崎監督

(今日の試合を振り返って)相手の東京情報大学は今年二部に上がって来たチームで、千葉県の全日本選手権の決勝でもジェフのユースに勝って関東大会の出場も決めているチームで、非常に力のあるチーム。そのチームに対してどのくらい自分達が出来るかなというのが今日のキーポイントだった。まず、勝ててホッとしている。それは勝つだけじゃなくて、今週準備してきたこと、相手のロングボールに対して周りが早くサポートに行く、それを競ってそのボールを自分達のボールにする。そこからまた自分達が展開していく。それが試合を通して出来たということが今日は非常に良かった。

(圧勝だったが、課題はあったか)最初に選手達には相手もしっかり守ってくるだろうし、なかなか流れの中で点を取るのは難しいだろう。だけど、リスタートだとかコーナーキックだとかそういう所でチャンスが来るからという話をしていた。それを見事にバッチリとやってくれたということが今日の試合すごく良かった。そういう所でやれば、点が取れるんだっていう事を選手達がわかったということも非常に大きい。ただ、やっぱり流れの中で点を取れなかったということは相手の守備にある程度守られていたという部分もある。次の試合の順天堂大もすごく強い相手なので、それに対してどの位出来るかなっていうのが次の課題。

(三連勝がかかる次節への意気込みは)次の順天大・茨城大の試合は前半戦の山場で、そこをしっかり自分達で戦って勝ち切りたいという気持ちがあって、それに勝てば一部に上がれる挑戦権を得られると思う。次の順天戦に全力を尽くしたい。

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