【相撲】去年より1つ順位を下げ、5位という結果に

主将として実力でも部員をけん引する飯塚

主将として実力でも部員をけん引する飯塚

 第63回東日本学生相撲リーグ戦に慶大は二部出場校として臨んだ。個々の選手が果敢に攻める姿勢を見せるも、5位という結果に終わった。

東日本学生相撲リーグ戦

 

2014年9月6日(土)

 

@靖國神社境内相撲場

 

慶大スタメン

  名前 学部学年 段位 身長・体重 出身高校
先鋒(85kg未満) 樋口 貴仁 環2 180 80 明大中野
二陣(100kg未満) 嶋田 翔太 法政3 170 100 立教新座
三陣(無差別) 谷口 孝 経2 180 100 慶應義塾
中堅(無差別) 飯塚 大河 総4 190 110 明大中野
五陣(無差別) 藪本 健太 法政2 165 70 慶應義塾
副将(無差別) 時田 王右 環1 165 70 愛工大名電
大将(無差別) 平野 皓大 商1 180 100 慶應義塾
 

 

初戦の相手は早大。中堅戦を終えて3勝と好調な滑り出しだったが、そこから3連敗で負け越しを喫してしまう。続く法大戦も厳しい取組が続き負け越し。埼玉大、東大には順当に勝ち越すが、中大相手には勝ち星を挙げられなかった。大東文化大に負け越し、立大に勝ち越して全取組を終え、慶大は5位という結果をもって大会を終えた。

 

今大会では2人の活躍が特に目立った。1人は先鋒を務めた樋口(環2)。立ち合いで不運な場面もあったが、それ

チーム最多タイの5勝を挙げた樋口

チーム最多タイの5勝を挙げた樋口

にめげることなく5勝を挙げ気を吐いた。もう1人は主将の飯塚(総4)。安定感のある相撲で同じく5勝を挙げ、チームを引っ張った。他の選手も見せ場は作ったが、なかなか勝利を呼び込むことができなかった。ここに結果が付いてくるかが、今後の鍵になりそうだ。

 

一回戦 VS早稲田大学

 

○樋口(寄り倒し)前川

 

○嶋田(寄り倒し)中田

 

●谷口(押し倒し)谷本

 

○飯塚(押し出し)小山

 

●薮本(すくい投げ)鬼谷

早慶戦では惜しくも敗戦。写真は谷口(右)

早慶戦では惜しくも敗戦。写真は谷口(右)

 

●時田(押し倒し)堀越

 

●平野(押し出し)本田

 

二回戦 VS法政大学

 

○樋口(突き落とし)大塚

 

●嶋田(押し出し)岡田

 

●谷口(寄り倒し)白川

 

○飯塚(足取り)小賀坂

 

●薮本(小手投げ)野上

 

●時田(寄り倒し)高木

 

●平野(寄り倒し)長谷川

 

嶋田は安定した強さを見せた

嶋田は安定した強さを見せた

三回戦 VS埼玉大学

 

○樋口(押し出し)関

 

○嶋田(寄り切り)宮岡

 

○谷口(不戦勝)安井

 

○飯塚(寄り倒し)金子

 

○薮本(寄り倒し)中谷

 

○時田(不戦勝)中村

 

●平野(寄り倒し)庄司

 

大将を務めた1年生・平野

大将を務めた1年生・平野

四回戦 VS東京大学

 

○樋口(押し倒し)田丸

 

○嶋田(寄り倒し)中島

 

●谷口(寄り倒し)柳瀬

 

○飯塚(はたき込み)池田

 

○薮本(突き落とし)真栄平

 

○時田()伊藤

 

○平野(寄り切り)黒宮

 

五回戦 VS中央大学

体重を増やして大会に臨んだ藪本(右)

体重を増やして大会に臨んだ藪本(右)

 

●樋口(引き落とし)山本

 

●嶋田(押し出し)近平

 

●谷口(寄り切り)内山

 

●飯塚(押し出し)寺田

 

●薮本(押し出し)矢後

 

●時田(押し出し)吉本

 

●平野(寄り切り)中嶋

 

六回戦 VS大東文化大学

時田(右)の今後の活躍に注目だ!

時田(右)の今後の活躍に注目だ!

 

●樋口(押し出し)鈴木

 

○嶋田()市川

 

●谷口(押し出し)佐藤

 

○飯塚(切り返し)谷合

 

●薮本(寄り切り)里舘

 

●時田(寄り切り)大久保

 

●平野(寄り切り)佐藤

 

七回戦 VS立教大学

 

○樋口(押し出し)宮川

 

○嶋田(押し倒し)成田

 

○藤原(寄り倒し)大峡

 

●飯塚(勇み足)細川

 

○薮本(押し倒し)小林

 

●時田(けたぐり)太田

 

○平野(下手出し投げ)野口

 

 

 

(記事 平島将大  写真 堀越ゆかり 住田孝介)

 

 

 

以下、監督・選手コメント

 

 

 

 

 

松田監督

 

(今大会を振り返って)正直もうちょっとやれるのではなかったかと思います。絶対に勝つべき人たちはしっかり勝ちを重ね、全体的に見ても取りこぼしもほとんど無かったかと思いますが、その次のレベルの「勝ってほしい」という期待をかけていたメンバーがしっかりとれなかったです。(布陣はどうやって決めましたか)今のチームの良さが最も良く出る「最強の布陣」になるように構成しました。5位という結果について)結果的に、現在のチーム全体の力が顕れたのだと思います。(目立った選手は)樋口はよく頑張りました。「先鋒の相撲」を取りきってチームを勢いづけたのではないでしょうか。(次に向けて)9/21には大阪で全国体重別が開催されます。慶應として未だ一人の入賞者も出せていない大会なので、今回出場する4人のうちなんとか1人でも入賞者が出せるようにすることが目下の目標です。

 

飯塚 大河主将(総4)

(今日の目標と反省)1回戦が早慶戦だったのでそれに勝つということとここ3年間4位だったので入賞しようということで目標にしていました。早大に3点取ってから3つ持ってかれて3対4で負けたということが大きな反省です。下級生が自分が取らないといけないという自覚というかチーム戦なので助け合い、流れがあると思うのでもっと周りを見て相撲が出来るようになればなと思いました。(主将から見てこのチームはどう見えますか)役割分担というか、先鋒と二陣というのが体重別になっていて彼ら2人は絶対取る。そして後ろの5人で自分が一つ取り、後の4人で1つ取ろうというのが今回のチームでした。僕が1年生の時は相撲部も4人し かいなくて3人柔道部が出ていて、去年も一昨年も柔道部が出ていてという状況でした。しかし今年は相撲部だけで出れて今後、上を目指していくという意味では今いる部員たちで成長していきたいなと思います。(全国大会に向けて)インカレが大きな大会で目標でもあるので、それまでの2ヶ月で課題を少しづつ直していきます。そして2部で優勝できるように頑張ります。

 

嶋田 翔太(政3)

(今日の試合を振り返って)チームの順位が去年より1つ下がってしまったので、悔しいです。5位という結果は現状がそのまま出たと思うんですけど、このままではいけないと思います。(自分の取り組みを振り返って)100キロ未満の階級で出してもらっていたので、全部取ってほしいというくらい監督は思っていたと思うのですが、相手も強かったとはいえ2つ負けてしまったのはもったいなかったです。(次の試合はむけて)今日の反省を生かして、各自が弱点を克服していけばもっといい結果が得られると思います。

 

谷口  孝(経2)

(今日の試合を振り返って)去年出来てたことも出来なくなってて、東大戦でも勝たないといけない試合を落として最終的に途中交代という不甲斐ない結果に終わってしまいました。試合に関しては立ち合いは良かったものの、そのあとの攻め方にビジョンが無くてそこは反省すべき点だと思います。同期は活躍しているのに自分は不戦勝だけで追いつきたい気持ちでいっぱいです。(チームの雰囲気は)先鋒の樋口と嶋田さんのおかげで自分たちも雰囲気良く入れていました。自分が落としても主将の飯塚さんが安心感ある相撲を取ってくれたのでありがたかったです。(次の試合に向けて)同期に追い付け追い越せで頑張っていきたいと思います。

 

樋口  貴仁(環2)

(今日の試合を振り返って)前半かなり良くて先鋒だったこともあってムード作りたくて上手くいっていました。しかし後半立ち合いが合わなくて崩れたというのが悔やまれます。昨年よりかは1つ多く勝てたのでそこが良かったと思います。(敢闘賞も狙えた)かなり意識していましたね。周りからも言われますし中大戦を乗り切ればと思いましたが圧倒的にやられてしまって崩れたのでそこが課題です。(来年は狙えますね)毎年狙っています。(次の試合に向けて)次は全国の体重別なのですが、そこで結果を残したいです。そして最後のインカレで地の利を生かして4年生の引退試合ということもありますしそこは優勝で飾れるように頑張ります。

 

藪本  健太(政2)

(今日の試合を振り返って)去年は4勝だったのですが今年は3勝しか出来なくて課題が残る結果になったかなと思います。(チームの雰囲気は)1部に立とうという気持ちがあって臨んだのですが、いざ戦うと一回戦の早慶戦で崩れてしまって流れが悪くなったかなと思います。(夏に強化した点)前々から体重増加を目標にしていました。少しは増えたかと思います。3~4キロ増やして相撲に重みを持たすことができて来たかと思います。(次の試合に向けて)今月の21日に体重別があるのでそこに焦点を当てて頑張っていきたいと思います。

 

 

時田 王右(環1)

(体が大きくなったように見受けられるのですが夏にどういった練習をされましたか)夏休みに入って、僕自身も体作りを最重要に考えてました。練習後の筋トレはさらに増やしているつもりです。自分の課題は分かっているつもりですのでそこは重点的に鍛えました。 (今日の目標は)今言うと恥ずかしいのですが、敢闘賞です。(副将という立ち位置で何か意識したことはありますか)副将は6番目でもしかしたら自分で勝敗が決まるということは試合前から分かっていたのでそのつもりで準備はしていました。(試合の中で見つかった反省や課題はありますか)勝負所で攻めきれないところです。攻めきれずに負けたということが何番もありましたので。(次の全国大会に向けて)全国では優勝目指して頑張ります。

 

平野 皓大(商1)

(今日の目標と反省)大将だったので、前の先輩方が取ってくれた相撲を生かして、初戦の早大戦はなんとか自分が勝って決めたかったです。全体的に起きてしまうことが多くて自分の相撲である四つにとって組む相撲が出来なかったことが反省です。(課題なども見つかった収穫有る試合だった)全体的に負けが多くて反省しなければいけない結果でした。収穫が有ったという点では起きないでまわしを取って自分の相撲を取りきることを再確認できたと思います。(大将というポジションで意識したことは)3対3できたら自分が勝って決めたいと思っていました。なかなか自分の相撲を取りきることが出来なくて良い結果にならなかったです。(次の全国大会に向けて)大きい相手だと押し切られることが多いのでどんな相手でも相撲を取りきれるよう頑張りたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました