慶應スポーツ新聞会

【アメフト】シーソーゲームを展開も、ロングパスに沈む 早慶戦

ランでディフェンスを翻ろうした國府谷

ランでディフェンスを翻ろうした#1國府谷

スタンドには多くの観客。両校の応援があふれる中、第64回早慶アメリカンフットボール対抗戦が行われた。慶大は幸先よく先制したものの、3Qに逆転を許す。4Qには一時リードにしたが、再び逆転されて試合終了。7年ぶりの早慶戦2連敗となった。

 

第64回早慶アメリカンフットボール対校戦

4月29日(金・祝)

@駒沢陸上競技場 14:00KO  

 

慶大 14-19 早大

1Q 7-0

2Q 0-6

3Q 0-7

4Q  7-6

 

 

昨年までの通算対戦成績は慶大の39勝23敗1分と大きく勝ち越しているが、ここ7年間は一進一退の結果となっていた。「日本一」という目標に向けて第一歩を踏み出すべく試合に臨んだ。

 

慶大のキックオフで試合開始。最初の早大の攻撃を一度のシリーズで食い止めパントに追い込むと、あっという間に先制点を奪った。李卓(総4)のランと蜂須賀元太(政4)へのパスでファーストダウンを獲得すると、その後もQB小田裕太(商3)が的を絞らせないパスを出し、最後は今沢和輝(経4)がキャッチしてタッチダウン。手塚太陽(経4)のトライフォーポイントのキックも決まり幸先よく7点を奪った。早大もランを中心に攻めてくるが、パスのファンブルを見逃さなかった藤井弦一郎(理4)がキャッチしターンオーバー。慶大の攻撃となった。

2Qに入ると、慶大は李や國府谷嘉盛(総3)らによるランを中心に攻めていく。そして4thダウンにギャンブルを狙うが失敗し、早大に攻撃権を渡す。ここから早大が多彩な攻撃パターンと慶大の反則により押し込んでくると、タッチダウンを奪われる。その後のトライフォーポイントのキックは外れ、慶大が1点リードする格好となった。その後は一進一退の展開で試合が進み、前半が終了した。

 

#11手塚のキックでトライフォーポイントを奪った

#11手塚のキックでトライフォーポイントを奪った

後半は慶大の攻撃から始まったが、思うように進むことができない。パントに追い込まれたものの、簗瀬武史(政3)が絶妙なキックで早大の攻撃を自陣2ヤードから始めさせることに成功する。ところが、そこから早大がランで猛攻を仕掛けてくる。慶大ディフェンスはランにうまく対応することができずにゲインを許すと、最後はパスからタッチダウンを決められる。さらに、トライフォーポイントも決まり、6点をリードされる。その後の慶大の攻撃は、ファンブルするなど焦りが見られ思うように進めずに4thダウンを迎え、パントのフォーメーションへ。しかし、ボールを受けた弘世頌一朗(政4)が走り出すトリックプレーを行い大きくゲイン。タッチダウンにはつながらなかったものの、現状を打破しようという気迫が感じられた。

4Qに入ると、慶大はランを中心に攻撃していく。そして最後は米内のパスを田邊翔一(政4)がキャッチしてタッチダウン。7点を奪って逆転に成功する。耐えしのぎたい慶大だったが、早大が40ヤード近くの見事なロングパスを成功させタッチダウンを決められる。2ポイントコンバージョンでさらなる得点を奪いに来たが失敗に終わり、点差は5点となった。なんとか勝ち越したい慶大だったが、早大の堅守相手に進めずにいると、攻撃権は早大へ。ランで時間を稼ぎながら攻撃する早大にファーストダウンを更新され続けると、ついにボールを奪うことができずに試合終了となった。

 

 

試合後には悔しさをにじませた

試合後には悔しさをにじませた

序盤こそ的を絞らせない攻撃で得点したものの、試合が進むにつれて対応されてしまった。また、守備面では相手のランに苦戦しゲインを許す場面が多く見られた。そして、細かい技術や戦術よりも「気持ちで負けた」(李主将)ということが何よりも悔しさを増幅させる。「日本一」、「甲子園ボウル優勝」を目標に掲げるチームにとってこの時期に昨季関東王者と戦えたことで、課題や収穫が多く見つかっただろう。「この負けをターニングポイントにしたい」という李主将の言葉にもあるように、秋のリーグ戦に向けてしっかりと準備を進めたいところだ。

 

(記事 熊谷健二)

 

 

 試合後コメント

李卓主将(総4)

(率直に今の気持ちを)純粋に悔しい、それだけです。(試合内容を振り返って)勝負所や気持ちの部分で負けていました。純粋に力とか戦力とか戦術ではなくて、ここだという場面で気持ちで負けたのが一番悔しいです。(リーグ戦に向けて改善したいところは)もう一度チームを土台からしっかりと作り直し、この負けをターニングポイントにしたいです。(リーグ戦に向けて)これ以上悔しい思いはしたくないので、自分たちの弱さを受け止めて、絶対に何が何でも日本一になりたいと思います。

Comments are closed.