慶應スポーツ新聞会

【ラクロス(男子)】大差で勝利も「甘さ」が出た一戦/関東学生リーグ戦 VS武蔵大

雨が降る中行われた開幕戦からは一転、晴れ空の下、第2戦が行われた。試合開始早々に2点を奪い、良いスタートを切る。その後も慶大の攻撃の時間が続き、AT井上裕太(経4)・浅岡大地(文2)ら攻撃陣が次々と得点を決めていく。最終Qでは立て続けに4失点を喫する悪い展開も見られたが、前半の大量リードは保ち、リーグ戦初勝利を収めた。

リーグ戦初勝利で若き血を響かせた


第30回関東学生ラクロスリーグ戦 第2戦
2017/8/28(月) 10:00F.O. 
@明治学院大学へボンフィールド

慶大

経過

武蔵大

5

1Q

1

4

2Q

0

5

3Q

1

3

4Q

4

17

合計

6

 

 開幕戦で7点もの大差をつけられ敗れた慶大は、リーグ戦初勝利を目指し、第2戦に臨んだ。チーム目標である「日本一」に向けて、残るリーグ戦は全て勝利を収めたいところだ。

 1Q。最初のフェイスオフには敗れたものの、開始1分にMD杉山達也(経4)が先制点を決めると、1分後には井上が追加点を挙げる。「1Qの入りは想定通りできた」と振り返るように、開始早々に2点のリードを奪う好スタートを切る。その後、相手にゴール裏から回り込まれ失点すると、なかなかシュートが決まらない時間が続くが、浅岡が続けて2点を奪う。G杉本健(経3)のファインセーブも光り、このQでの失点は1にとどめた。

先制ゴールでチームを勢いづけたMD杉山

 前半のうちに大量リードを奪いたい慶大。2Qが始まると、またも開始1分で浅岡が得点を挙げる。相手の攻撃にも正確なチェックで対応。落ち着いたディフェンスを見せ、慶大優位に攻撃を進めていく。先制点を決めた杉本が一気に前線まで駆け上がってゴール前にパスを出し、またMD川崎元照(政3)がロングシュートを放つなど、惜しい場面が続く。12分にはAT茂松公樹(医4)が低い位置からのシュートを決める。MD松平悠希(経3)が豪快なロングシュートを決めたところで2Qは終了。8点差で前半を折り返した。

好守備が光り、相手に攻撃の隙を与えなかった

 3Q。AT江原健(経2)がゴール前からのシュートを確実に決め、今シーズン初得点を挙げる。2Q同様、無失点でリードを広げたいところだったが、フリーな状態で相手にシュートを打たせてしまい、あっさりと失点。それでも井上・浅岡らAT陣中心にしっかりとパスをつなげ、再び得点を重ねていく。14-2とさらにリードを広げた。

今季初得点で存在感を見せたAT江原

 

 迎えた最終Q。開始早々に失点すると、慶大ペースに戻すことができないまま立て続けに4失点を許してしまう。開幕戦でも見られたような悪い展開が続いたが、井上が2連続得点を挙げ、なんとか流れを引き戻す。最後はフェイスオフから素早くつないだパスをDF竹内豪(理3)が決め、試合終了。最終Qでは攻撃が失速したものの、3Qまでの大量リードは保ち、リーグ戦初勝利を収めた。

6得点の大活躍を見せたAT井上

 慶大の良さをほとんど発揮できないまま敗れた開幕戦を受け、「相当気合を入れて」(浅岡)臨んだ第2戦。良い立ち上がりで得点を重ね大差で勝利したが、慶大の攻撃が長く続く中、もっと得点を取れたであろう場面も見受けられた。また、第4Qでは開幕戦と同じように「甘さ」が出てしまい、あっさりと連続失点を許してしまう悪い流れが続いた。慶大ラクロス部が見据える「日本一」という目標に向けて、これらの点を一つ一つ修正していきたいところだ。

(記事・伊藤史織/写真・森田悠資、下川薫)

 

【以下、選手コメント】

井上裕太主将(経4・慶應義塾)
(試合を振り返って)1Qの入りは想定通り、ちゃんと点を取るという目標でできたんですけれども、2Qから少しずつ失速してしまいました。失速していったというのが開幕戦でも出た甘さで、4Qで本当にこの弱さみたいなのが出てどんどん失点していって得点もなかなかできない時間帯が続いてという感じで、入りの部分は修正できたとして、甘さがまだ出ているのが問題だなと思っています。僕はその原因は4年生にあるんじゃないかなと思っています。(前節の早慶戦からの立て直しは)アタックがもう少しゴールに向かうというところで、どんどんアタックから仕掛けていくというところが修正点としてありました。気持ち的なところでは次負けたらないんだよというところは結構大きな修正点としていました。(個人としては6得点を決める活躍だったが自身のプレーを振り返って)1Qから飛ばしすぎて中盤バテてしまったので、自分の中でペース配分をもう少し考えればよかったかなというのは思っています。6得点に関しては、僕はポイントにこだわっていて、アシストも得点も増やさないと今年のチームは勝てないかなと思うので、もう少し点も取りたかったしアシストもしたかったなと思っています。(下級生が出場するなど、前節からメンバーが変わった部分もあったが)リードしていたので、リーグ戦を経験させようっていう面で下級生が出ていたような感じですね。オフェンスは2年生が2人出たんですが、前節から調子を上げてきた2年生がいたので、その勢いのままにという感じです。(次戦に向けて)次は明大戦なんですが、武蔵大に比べたら強い相手で全然油断もできないですし、負けたら終わりというリーグ戦の中で本当に点をたくさん取らなきゃいけなくて、やることは変わらないです。甘さのところはまだまだ修正しないといけなくて、そこはさっきも言ったように4年生が原因というところで、改善してもっともっと頼られる4年生にならなきゃいけないのかなというのは個人的に思っています。

竹内豪(理3・慶應義塾湘南藤沢)
(試合を振り返って)立ち上がりからすごく良い流れで入れ、得点を取ることができたのが良かったです。ですが、マークを見るといった一人一人がやらなければいけない部分で上手くコミュニケーションを取ることができず、失点してしまいました。それがディフェンスの甘さなので、そこはまだ改善の余地があると思います。(自身のプレーを振り返って)自分は試合を通してグラウンドボールをすごく意識しています。ボールの動きを予測して寄るようにしていて、その点に関しては今回は上手くできたと思います。(相手の印象は)武蔵の前回の試合の様子をスカウティングして、相手オフェンスのそれぞれの特徴をディフェンスで共有していました。それでどう守るかというのは事前に考えていたので、上手く対応できたと思います。(早大戦の敗戦を受けてチームに変化はあったか)開幕戦で勢いに乗れなかったのは、最上級生の意識が低かったり勝ちへのこだわりが足りなかったりしたことが原因だったと思います。なので皆で話し合いをして、これから気持ちを切り替えてリーグ戦を戦っていこうと決意しました。今回の試合でその部分も少しは改善できたと感じます。(次戦に向けて)ディフェンス面で、相手に良い形でシュートを打たせないというのを意識していきたいと思います。なので、これからもディフェンス全員で守るという意識で色々と改善していきたいと思います。

浅岡大地(文2・慶應義塾)
(前回の早大との試合を踏まえて、今日の試合はどう臨んだか)前回は開幕戦であり、相手が早稲田ということで相当気合が入っていたのですが、最初の気持ちの入れ方が甘かったです。今日の試合は、4年生がこれを最後の試合だと思ってやろうとしていたことを知っていたので、下級生から持ち上げていかなきゃいけないなという思いから、相当気合を入れて、また相当集中して、圧倒して勝とうという気持ちで臨みました。(自身のプレーを振り返って)1〜3Qは自分のゾーンに入れましたが、4Qは足が攣り始めて、やばいと感じていました。自分が試合に出ている限りは全力で、120%でプレーしなければいけないなと思ったので、4Q終わりまでしっかり(力を)出せたのは良かったのですが、自分は結構波のあるプレーヤーなので、その波をどんどん消していけたら本当にいいなと今日の試合を通じて思いました。(自身の得点シーンを振り返って)自分が1on1を抜いてどうしたというより、プレーしている6人が良い球の展開を作ってくれたおかげで最後決めきれたという思いが強いので、自分が決めきるというのも大事ですが、周りの方がそのために動いてくれたのはありがたいことだと思います。(チームの雰囲気は)早慶定期戦の時に気持ちが上がっていて、結果は引き分けでしたがいい雰囲気で試合に臨めたように今日もいい雰囲気でした。プレーヤーだけでなく、観客席の方々だったり、マネージャーだったり、応援も含め一人一人が声を出せていたなと思います。(今日見つけた個人的課題は)早稲田戦の時の取材でも応えたように、自分は目立ちたがり屋なので、自分が流れを変えるプレーヤーになるんだという信念のもとでプレーしていますが、今日は何度か(シュートを)外してしまったので、全てのパスをもらって決めきり次に繋げることで流れを変えるプレーができるよう修正することです。また、自分らしさを出してガツガツいけたらなと思ったので、自分のいいところを出そうと思いました。(次戦に向けて)一戦一戦勝ち切らなければならない試合ばかりなので、ファルコンズやら早稲田やらに向けて全力で挑みたいと思っています。

江原健(経2・慶應義塾)
(試合を振り返って)勝ち切れたんですけど、最後主将の裕太さん(井上裕太・経4)が言ってたように、最後至らない部分があったので、それを今後の練習で修正してやっていきたいです。(自身の今季初ゴールのシーンを振り返って)ハーフタイムでクロスチェックをされたんですけど、相手側だけがイリーガルでした。それでエキストラマンダウン、1人多い状態で攻撃できていて、そこで2点も決めることができて良かったです。(今年からスタメンを勝ち取っているが、どのような気持ちで試合に臨んでいるか)今、本当のトップチームの人たちが怪我で抜けている部分もあって、自分は普段5枚目、6枚目くらいの人間なんですけど、そこのけが人がいる中でしっかり結果を出すのを積み重ねて、今後評価を上げていけたらいいなと思います。(残りのリーグ戦に向けて)しっかり毎回ベンチメンバーに入って、出れるところ出たら自分のできることを全て出して結果を残していきたいと思います。

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