7月7日(土)、第17回早慶女子サッカー定期戦が開催される。今季、慶大はチーム目標に「早慶戦勝利」を掲げている中で、史上“初”の早慶定期戦勝利を目指している。そして定期戦を控えた今、大舞台に挑む選手、監督にその意気込みと思いを聞いた。
早慶定期戦まであと2日となった今回は、早慶定期戦特集第4弾として、松本絵里香(法4・慶應湘南藤沢)、宇留野麻香(理4・慶應湘南藤沢)、沢渡凜璃子(政4・慶應湘南藤沢)、志鎌奈津美(環4・常盤木学園)、鈴村萌花(総4・村田女子)による4年生対談をお届けする。最高学年として迎える最後の早慶定期戦。様々な立場や思いを抱えて大舞台に臨む彼女たちに、4年分の思いを語ってもらった。
【取材日:6月20日】
——まずは自己紹介をお願いします!
松本:就活ですか?これは。
一同:(笑)
松本:4年の松本絵里香です。宜しくお願いします。
——近況について何かあればお願いします(笑)
宇留野:同じく4年の宇留野麻香と申します。自分は先週大学院進学が決まったので、結構今ウキウキしてます。
沢渡:沢渡凛璃子です。以上です。
志鎌:志鎌奈津美です。私は今週の土曜日にバースデークーポン使って、高野フルーツパーラーのパフェを食べに行くのを楽しみにしてます。お願いします。
一同:(笑)
鈴村:鈴村萌花です。特にないです。
——4年生はどんな代ですか?
松本:わかりません(笑)
一同:(笑)
松本:え、わからなくない?でも、真面目?
宇留野・沢渡:うん、真面目かな。
——では、4年生から見た下級生はどんな印象ですか?
沢渡:3年生は超個性豊か。
一同:うん。
松本:頼りがいがある、3年生は。
志鎌:1年生はおしゃべり。
鈴村:1年生はでかい。
一同:(笑)
松本:ひどい(笑)
宇留野:4人しかいなくて仲良くて、すごい和む。
松本:かわいい。下級生みんなかわいい!
沢渡:一応2年生も(笑)
一同:(笑)
志鎌:2、3年生は個性豊かっていう印象が強い。
宇留野:そう。2年生はにぎやか?
——それでは突然ですが、慶應義塾体育会女子ソッカー部を一言で表していただけますか?
一同:むずかしい…
松本:…「もがく」。
沢渡:それ自分(笑)。
宇留野:ここ最近ですごい自分が思うのは、「変化」とか「進化」みたいなのは一言で言うとそれかなって思って、って言うのも、監督が変わったのも大きいと思うけど、いろんなことをすごい新しくやり始めてて、今まであったものとかを新しくしたりとか改良したりっていうのが、うまく機能することもあればあまりうまくできないこともあるけど、色々と新しいことに最近挑戦してるなって思います。
沢渡:確かに。
松本:「伝統は革新の連続」ってやつ?
宇留野:あーそれそれそれそれ。
沢渡:4年間いるなかで、最初の方はなんか多様なバックグラウンドとか言われてたけど、結構今までにないぐらいAOで集まってたり、そういう変化もあるかな。
鈴村:凛璃子とだいぶ同じ(笑)
沢渡:ねえずるい(笑)
松本:最低だな(笑)
一同:(笑)
志鎌:むずかしい。なんか「バネ」とかそういう感じ。なんか色んなステップアップしてきたなっていう感じの印象があったりとか、自分の中で反骨心が出てきた部分とか(笑)
一同:(笑)
志鎌:良い意味でも悪い意味でも、なんか自分の成長するバネになるような場なのかなっていうのは感じます。
鈴村:えーなんだろう。でも1年生のときから一貫して、サッカーだけじゃなくて組織を作るところだったり、組織の外に対してのつながりだったりとか、そういうのをすごい大事にしてるのが特徴なのかなっていうのは思います。
——みなさんは高校サッカー出身ですが、大学サッカーで何か違いを感じたことはありますか?
鈴村:上下関係がない(笑)
一同:(笑)
鈴村:なんか先輩とオフの日に遊んだりとか、後輩もだし。すごいラフに話せるのが1番びっくりした。
松本:高校時代の闇がすごい(笑)
一同:(笑)
宇留野:目が語ってる(笑)
松本:入部したとき、智美さん(野村智美=総卒・現スフィーダ世田谷)絶対4年生だと思った(笑)
一同:それ(笑)
松本:絶対4年生だと思ってたら2年生だったっていうオチがね、面白かった。
沢渡:智美さんのインパクトがね(笑)
松本:智美さんしか思い出せないもん。
宇留野:学生主体感が本当に強い。SFC高とかだったら先生がある程度試合とかも全部組むし、着替えの更衣室とか本当にちっちゃい細々したことって、全部基本的に先生がやってくれて、一応主将とか主務とかいたけどあくまで連携係みたいな感じだったけど、結構大学だと本当に主務、副務、マネージャーとかって人たちが本当にいろいろ運営とか主体ですごいやってくれてるし、戦術とかも高校時代だったら基本的に監督とかコーチとか全部決めてうちらは割と受け身だったのが、今は自分たちでリサーチしたりとかちゃんと話し合う機会がすごい多くて、そこは自分は高校サッカーと一番違うなとは思います。
松本:尺、尺(笑)
一同:(笑)
沢渡:常盤木さんどうですか(笑)
志鎌:なんか人間関係という部分では、私は逆に高校でも上下関係はなかったのでそこに関してはあんまり違和感なくすんなり入れたんですけど、高校と違うところは、さっきも言ってたけど学生主体っていうところで、一つの組織としてすごいちゃんとしてるんだけど、すごくいろんなバランスがむずかしいなっていうので高校よりも考えることが増えたなって思います。
——いろんなこと、というと?
志鎌:まあサッカーのこともそうだし、そのチームとして組織としてどうやっていくかっていうところもそうだし、勉強のこともだし、まあ将来のことも…。
松本:ほんまか?勉強のことほんとですか?
一同:(笑)
志鎌:勉強もまあどうやって課題をこなしていくか(笑)
一同:(爆笑)
宇留野:レポートをいつ出せるかでしょ(笑)
志鎌:でも入学したては大学の環境はすごい変化が大きかったんで、授業に行くことだけでもすごく疲れて、電車に乗るのだけでも疲れたんで…。
松本:めっちゃ疲れてんじゃん(笑)
沢渡:電車はね(笑)
志鎌:都会に住んでなかったんで、電車も使わなかったし。いろんな環境の変化があって、全部違うなって感じでした。
——みなさんそれぞれサッカーを始めたきっかけを教えてください
松本:みんななんで始めたの?
志鎌:お父さんとか兄弟がやってて。
松本:萌花は?
鈴村:友達に連れられて。
松本:え、そうなの?連行?
鈴村:うん、連行。
一同:連行(笑)
宇留野:一人っ子だもんね。
沢渡:私も両親。
宇留野:自分はアメリカ行った時の先輩が女子部のOGの川崎栞(政卒)さんで、その人がSFC高通ってるの知ってて、受験する時に栞さんに声かけてもらって「女子サッカー部あるよ」っていうのを教えてもらって、それで入ってサッカー始めた。
松本:初めて知った。
沢渡:うそ。めっちゃ何回も聞かされた(笑)
松本:中学受験終わって、『SLAM DUNK』と『あひるの空』を読んで死ぬほどバスケ部に入りたかったのに、なぜかサッカー部に入ってたっていう。姉がやってたから?多分。あんまりわかんないあの時(笑)。記憶がない。
——今までのサッカー人生の中で印象に残っている試合はありますか?
一同:いっぱいある…
宇留野:毎年1回くらい。
松本:私ない(笑)
沢渡:書いてたじゃん、リレー日記。「忘れられない試合があります」って。
宇留野:いやだから毎年何かしら印象に残る試合があって…
沢渡:ディフェンスの人とハイタッチしたみたいな。
松本:凛璃子が説明してる(笑)
宇留野:1年の時は大学リーグの関学(関東学園大)戦のあとにやったTRM(トレーニングマッチ)で大学リーグは勝てなかったんだけど、そのあとのTRMで勝てて、そのときサブチームのキャプテンやってたかほさん(=田畑加穂梨・政卒)と、めっちゃ嬉しくてハイタッチしたっていうのが1年目じゃん?2年目がシーズン終わりくらいのときに日女体(日本女子体育大学)ってところと育成リーグやったときに、確かそのとき4年生とやれる試合が残り2試合くらいしかなくて、みんなで「勝ちたい」って気持ちで臨んでて、超気合入ってて、それを2−0とかで勝って、その時に1個上の宇乃さん(=斎藤宇乃・理卒)とるり(=高見澤るり・政卒)さんが後ろ振り返った瞬間エアーでハイタッチしてくれたのがすごい嬉しくて。
沢度:ハイタッチをしてもらえるのが嬉しいんだね(笑)
一同:(笑)
宇留野:だってさ、遠いじゃん!3年目は去年の早慶定期戦の次の日の皇后杯予選で村田(村田女子高校)とやったときに、自分は早慶戦出れたわけでもないし、何も貢献できなかったから、せめて皇后杯で勝ち進めば早稲田と当たれるかもしれないから、その舞台を残すために頑張ろうと思って臨んだのに0−1で負けちゃって、すごい悔しかったっていうのが印象に残ってる試合です。
松本:素晴らしい。全ては整った。
志鎌:自分が点決めた試合は全部。やっぱり。
松本:かっこいい。
鈴村:言ってみたい。
沢渡:あるでしょ、点決めたこと(笑)
松本:それな(笑)。あるやん。
宇留野:それこそさっき言った日女体のやつ、萌花が決めたやつだよ。
鈴村:ん?けがしたやつ?
沢渡:違う(笑)
志鎌:覚えてないの?そうでもないっていう(笑)
鈴村:いっぱいありすぎて。インカレとかも。
一同:確かに。
沢渡:順天(順天堂大学)とか。
鈴村:そうそう。順天のなぎさん(=宮川渚・理卒)のシュートとか。なんか選べないな。
一同:あれやばい。
宇留野:あ、麻友(=荒木麻友・政卒)さんの去年の。
一同:あーあれ!!
宇留野:あれまじ鳥肌。去年の育成リーグの順位決定戦で、そのとき4年生であんまり試合に絡めてなかった先輩がいたんだけど、その人がぼろ負けしてた時に最後の方で1点決めて、それが大学生活で公式戦初ゴールになって、みんなすっごい盛り上がって。
志鎌:茶道部から大学入った人で。
一同;あれもすごかった。
——ここからは今季についてお聞きします。今季これまでの戦いぶりを振り返っていかがですか?
一同:うーん…
沢渡:1部だなって感じ。
——やはり2部と1部では違いますか?
一同:全然違いますね。
志鎌:スピードも2部と比べて全然速いし、フィジカルとかも個々の技術がどのチームもみんな一人ひとりが本当にうまいから、そこの部分でやっぱりある程度チームとしてもだし個人でも戦えないと、やっぱり結果はなかなかでないなって感じはします。
——志鎌選手は今季途中からGKとして出場していますが、手応えは感じていますか?
志鎌:やっぱり全然違うポジションなんで、なんかスポーツも違うくらいの勢いなんで、まあそうですね。早慶戦までにはせめてちょっと形にはしたいなっていう気持ちではやってるんですけど、全部が本当初めてのことなんで、例えばキック一つにしてもちょっとずつ精度を高めていこうかなって感じでやってるんで、手応えがあるかどうかって言われたら別にめちゃくちゃあるって訳じゃないけど、一つひとつやってこうって感じでやってます。
——同期から見た中島菜々子(総4・十文字)主将はどんな方ですか?
宇留野:悪口大会?(笑)
松本:いじめましょ(笑)
一同:(笑)
松本:独り言が多い。ずっと喋ってる。
鈴村:永遠に喋れる。
松本:最近パーマかけた。昨日。
宇留野:それはいいんだよ(笑)
松本:犬がかわいい(笑)
沢渡:お母さんの料理が美味しい。
松本:柴犬なのに豆柴サイズにしか育たなかった柴犬がいるの。菜々子じゃないね、これね(笑)
一同:(笑)
沢渡:責任感が強い。
宇留野:一見すごい気が強そうに見えるんだけど、すごい周りを見ているし、相手のことを色々考えた上で色々行動してくれる。すごい一緒にいて思う。
松本:アイデアマンだよね。
一同:うん。
——同期でのプライベートの交流はありますか?
志鎌:あんまりない?
松本:ないね(笑)
一同:(笑)
沢渡:たま〜に。
志鎌:個人単位ではある。
——伊藤洋平監督はどんな方ですか?
鈴村:若い。
沢渡:めっちゃ論理的。
鈴村:サッカーがめっちゃ好き。あと意外と子供が好き。
——選手との距離が近い印象があります
宇留野:岩崎さん(=岩崎陸前監督)のときと比べたら多分。
鈴村:そうだね。
宇留野:多分コーチとしてやってた時代があったからっていうのもあると思うけど。
志鎌:なんか岩崎さんのときは割と保守的だったけど、いとぺいさんはすごい新しいものを取り入れる人。
鈴村:攻めの姿勢。
宇留野:とりあえずやってみよう精神が。失敗してもいいけどとりあえずやってみようみたいな。
——今季のチームの雰囲気は?
一同:むずいな。
宇留野:若いと思う。試合に出てるのが下級生が多いからっていうのもあるけど、オフのときとかはすごいエネルギーを感じる。
松本:見たまんま?見れば、ああってなる(笑)。言語化ができない。
——これまでのチームと違う特徴などはありますか?
一同:難しいね。
志鎌:でも下の学年の存在感はすごい大きいから、いろんな意味で若い。
松本:若いけど下がしっかりしてる。めっちゃ頼りがいがある。
——それではここからは早慶定期戦についてお聞きします。今季はリーグ戦と合わせて最低でも4回早大と当たることになると思いますが、その中で定期戦とはどんな舞台ですか?
鈴村:見に来てくれる人の数が違うから、そこの特別感はすごい感じる。
松本:明らかに異質。なんか違う。なんだろうね、あの特別感。
鈴村:雰囲気。スタジアムも違うし、観客の数も違うし、何もかもがいつもと違う。
宇留野:来てもらうのにあたってお金払って見に来てもらってるから、本当に中途半端なことはできないっていうか、その雰囲気を作んなきゃいけないっていうのはすごい感じる。
沢渡:去年から運営でやってるんですけど、本当に男子部のマネージャーがすごくて(笑)。本当に大学生かな、みたいなことを予算管理から全部を大人たちとやりとりしてて、あれができてるっていうのを知ってから特別感が増したっていうか。それはやっぱり伝えていかないといけないなっていうのは思うんですけど、伝えきれない部分はあって、すごいもどかしいところでもあるんですけど、本当にすごい舞台です。
志鎌:早慶戦の今までの先輩方の伝統、いろんな歴史がある中で、どのゴールもすごい印象的で、自分が直接見たことない代のもビデオとかで見てどういうゴールが決まってるのかも全部覚えてるし、そういうところでやっぱり自分も点決めたいとかピッチに立って試合したいとか、去年とか一昨年とか試合に出て感じたことも含めて、4年生になった今でも未だにすごい憧れみたいな気持ちもあるし、やっぱり早稲田に勝ちたいなっていう思いが他の試合よりも強いです。
松本:それこそ人生で、引退しても忘れないと思う、絶対。
——伊藤監督はカギとなる選手として「全員」とおっしゃっていましたが、個人的にカギとなると思う選手を挙げるとしたら誰ですか?
松本:志鎌!
宇留野・沢渡・鈴村:うん、志鎌。
志鎌:いや、違くね?(笑)
一同:(笑)
松本:なんでそこで謙遜入んの(笑)
——全員一致で志鎌選手ですが、それを受けてどうでしょう(笑)
志鎌:楽しみたいなって感じです(笑)。プレッシャーに感じ過ぎずに、今やれることを精一杯やって頑張りたいです。
——最後にみなさんにとって学生生活最後の早慶定期戦に向けて、意気込みをお願いします!
志鎌:4年間通して最終的にはキーパーっていうポジションで試合に出るんですけど、勝ちたいっていう気持ちとかは今までと変わらないし、試合でできることもたくさんあると思うので、本当に一つ一つ集中してプレーして、あわよくばキーパーで点も取れるように。
一同:(笑)
志鎌:それは本当に狙ってるんで、本当にあわよくばなんですけど(笑)。前向きな気持ちで頑張りたいと思います。
松本:自分たちの学年にとって本当に最後の早慶戦でもあるし、それぞれその学年においての早慶戦っていうのがあって、いろんな思いを抱えながらいろんな選手が、ただ早稲田に勝つためにそれぞれ置かれたポジションで自分の熱を出しきるっていうか、そういう試合になると思うので、雨が今年も降ろうが降らまいが、たくさんの人に見に来てもらって、最高の舞台にしたいと思います。
宇留野:自分は早慶戦の舞台に立ったことはないし、ずっとピッチ外だったしベンチとかから見てて、1年間通した試合の中で本当に毎年いろんなことを感じる期間が早慶戦付近というか、今ももちろん思うことが色々あって、毎年結局何もできなかったもどかしさというのをすごい感じるから、今年は自分にできることっていうのは色々あるはずだし、それを全部本当にやり切って、胸を張ってみんなで早慶戦に向けて全力の準備ができるように頑張りたいなって思います。
鈴村:さっき凛璃子が言ってたように、本当に運営陣とかをはじめいろんな人がすごい準備してくれてるから、やっぱりそこに来てくれる人たちにも、自分たちの掲げてる「早慶戦初勝利」っていうのを一緒に喜んでもらいたいし、そのために本当にチームの一人ひとりそれぞれが、このチームで早稲田に勝つためにっていうのを本当に早慶戦まで考えて準備しなきゃいけないし、その準備が良ければ自然と力とか結果っていうのが当日ついてくると思うから、本当にその日だけ頑張るとかじゃなくて、チーム全員でその目標達成に向けてやった結果、勝利っていうものがついてきたら1番ベストかなって思うんで、本当に勝つしかないなって思ってます。
沢渡:チームとして絶対勝ちたいっていうのは毎年毎年言ってるけど、自分たちの代で勝ちたいっていうのは1番あって、個人的にはもちろんプレーで貢献したいって部分もすごい強くある一方で、今まで1回もベンチ入ったことないから、運営のとこで携わる部分も多かったので、チーム全員その当日運営になる人も全員が早慶戦に関わったって思えるようにチーム全員を巻き込んで、去年と今年準備してる段階でどういう大会かっていうのを下級生に伝えて、そこに対して全員が向かえるようにして、勝つための準備っていうのを本当に完璧にしたなっていうふうに思います。
――皆さんありがとうございました!
(取材:高橋春乃 写真:柴田航太郎)