慶應スポーツ新聞会

【野球】髙橋佑が圧巻の投球で自身初完投、立大戦白星スタート 立大①

10月13日(土)東京六大学秋季リーグ戦 立大1回戦

見事完投勝利をし、笑みをこぼす髙橋佑

 

2週間前の法大3回戦では延長12回、4時間半超えの記録に残る熱戦を制し見事勝ち点を獲得。目標の三連覇達成へまた更に一歩近づいた。そんな慶大の今週の相手は立大。先発・髙橋佑樹(環3・川越東)の好投と、中村健人(環3・中京大中京)の今季5本目となるホームランなどで試合は慶大優勢を保ち、3点差をつけて見事な勝利を掴み取った。髙橋佑は見事な投球で自身初の完投。勝ち点獲得に向けて白星スタートを切った。

 

 

立大

慶大

 

立大バッテリー川端健、中川、手塚−竹葉

慶大バッテリー髙橋佑−郡司

 

慶大本塁打:中村5号ソロ(7回)

 

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[9]

中村健人(環3・中京大中京)

[8]

渡部遼人(環1・桐光学園)

[5]

内田蓮(総4・三重)

[2]

郡司裕也(環3・仙台育英)

[7]

柳町達(商3・慶應)

[3]

嶋田翔(環2・樹徳)

[4]

小原和樹(環3・盛岡三)

[6]

瀬戸西純(政2・慶應)

[1]

髙橋佑樹(環3・川越東)

 

 

の蒸し暑さとは打って変わって、秋の深まりを実感する肌寒さの中、慶大の優勝へ向けた戦いは幕を開けた。慶大先発の髙橋佑は初回からテンポよく三者凡退。その後も渡部遼人(環1・桐光学園)のダイビングキャッチなどを絡め、髙橋佑の好投で3回まで三者凡退で相手打線を抑えた。

 

一方の打線は、2回に嶋田翔(環2・樹徳)がライト方向に大飛球を放つも惜しくもフェンス手前でスタンドには届かず、2回まで無得点に終わる。しかし3回、遂に試合は動く。先頭・中村が本試合1本目のヒットで出塁すると、続く渡部の難しい内野安打で無死一、二塁のチャンスを作る。すると立大先発・川端の制球が乱れ、2個連続の四球で押し出しの1点、続く嶋田のレフトへの犠牲フライで計2点を追加した。

 

しかしそう簡単には試合は進まない。援護をもらった髙橋佑だが、先頭打者に本日初の四球を許すと、その後バントなどが絡み2死三塁のピンチを迎える。アウト1つで無失点に抑えたいところであったが難なくセンター前ヒットを放たれ1点追加。点差を1点に縮められ、攻撃に向かう。

今季5本目のHRを放った中村

 

何とか点差を広げたい慶大であったが、3回途中からマウンドに上がった立大・中川の好投に苦しみ、6回までテンポよく三者凡退に抑えられる。なかなか点差を広げられず迎えた7回、今季ここまで計4本のホームランで好調を維持する中村が見事なフルスイングで打った瞬間それとわかる見事なソロホームランを放ち、観客の大きな歓声を浴びた。

 

 

その後9回、立大投手が手塚に代わり、先頭打者の内田蓮(総4・三重)のライト前ヒットで出塁すると、続く4番・郡司裕也(環3・仙台育英)のレフト線へのツーベースヒットで無死二、三塁のチャンスを作ると、投手の牽制悪送球で三塁ランナーの内田がホームに帰りさらに1点を追加。点差は見事3点まで広げた。

力投を見せた髙橋佑

 

先発髙橋佑は6回まで計3本のヒットを許すも、リズムよく相手打線を封じ、7回以降は見事な投球で打者を三者凡退に抑えた。野手の援護もあり、見事自身初となる完投で立大を制した。

 

大久保監督が「先発の役割をしっかり果たした」と振り返るように、打たせて取る投球で先発投手の役割を十二分に果たし、見事な完投勝利を収めた髙橋佑。中村や郡司の援護もあり、攻守ともにそれぞれの役割を十分に発揮した戦いであったといえるだろう。まずは明日2連勝で立大から勝ち点を獲得し、『完全優勝で三連覇』という目標にまた一歩、足を進めたい。

 

記事・國分萌々子、写真・小林歩)

 

 

◆打撃成績

 

 

 

[9]

中村

空三振

 

中安

空三振

  

左本①

 

[8]

渡部

空三振

 

一安

 

中飛

 

二ゴロ

 

[5]

内田

四球

 

一犠打

 

空三振

  

右安

[2]

郡司

逃三振

 

四球

 

遊ゴロ

  

左2

[7]

柳町

 

遊ゴロ

四球①

  

左飛

 

空三振

[3]

嶋田

 

右飛

左犠飛①

  

空三振

 

空三振

[4]

小原

 

四球

二飛

  

中飛

 

空三振

[6]

瀬戸西

 

四球

 

空三振

  

空三振

 

[1]

髙橋佑

 

空三振

 

二ゴロ

  

一ゴロ

 

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

○髙橋佑

32

110

 

◆監督・選手コメント

大久保秀昭監督

――今日の試合を振り返って

勝ててよかったです、その勝ちに繋がったのは髙橋佑樹が先発の役割をしっかり果たしたということ、そして守りをきっちりできたところ、それが一番大きかったと思います。

 

――中村選手のホームランが今大会でも見られました

点のほしいところで2アウトから状態の良さをそのまま出してくれました。

 

――明日の2回戦に向けて

ずっと2勝1敗が多いのですが、明日誰が投げるかわかりませんが何とか失点を少なくして、打ち合いになっても負けずにできたら連勝でいきたいなと思います。ただ、この立大に勝ち点を取って早慶戦でも勝ち点をとって、ということを目標にやっていますから、どういう展開になろうと選手は一生懸命やってくれると思います。

 

内田蓮副将(総4・三重)

――今日の試合をチームとして振り返って

勝ち点5をとらないと優勝はないというなかで、一戦必勝で立教戦の初戦をとりたいと思っていたので、結果的に先勝できたのでとても良かったと思います。

 

――ご自身も今日はヒットを放ちました

8回の場面で、もう1点追加して髙橋佑樹を楽にしたいと思っていたので、先頭で出ることができて、得点につなげることができてよかったです。

 

――立大の中川投手に苦戦していたようですが

やっぱり中川投手はいいピッチャーで捉えるのはなかなか簡単ではないのですが、今日は僕もみんなも三振してしまったり苦戦しました。明日以降中川投手は必ず出ると思うので、今日もう一度対策を練り直して明日に向けて繋いでいきたいと思います。

 

――負けられない今日の試合、どのような気持ちで臨みましたか

いろいろな状況の時があって、相手も変わりますが、普段から自分たちのやるべきことをやって、その結果がついてくると思ってやっているので、特別な意識はせずにしっかり守って打線にリズムを繋げていくという形で毎回同じようにやっています。

 

――今のチームの調子は

打率を見てもわかるように3割バッターが何人もいるわけではなくて、みんなが粘って粘って接戦で勝っていくというスタイルなので、あまり調子は関係なくここぞという場面でそれぞれが勝利に貢献できるような一打を打っていけるようにしたいです。

 

――明日に向けて

今までのリーグ戦で1戦目とって2戦目負けてしまって3戦目勝負というところが多かったので、今回はその反省をいかして同じように締まった試合をして勝ち切りたいと思います。

 

郡司裕也(環3・仙台育英)

――今日の試合を振り返って

僅差という意味で苦しい展開になるという事は予想したのですが、先発の髙橋佑樹がナイスピッチングだったなって思います。

 

――個人としてはいかがですか

最後ちょっとバントを失敗してしまったので、帰って練習するのと配球という面では上手く行ったんじゃないかなと思います。

 

――その高橋佑は今日は完投勝利でした

久しぶりに完投できるピッチャーが出てきたので。完投してくれるとこっちもすごい楽なので、本当に今日はナイスピッチングでしたね。

 

――何か高橋佑選手と話はしていたんですか

特別こうしようというのは無くて、いつも通りナイスピッチングだったなと思います。

 

――打つ方では長打も生まれましたが

あれはバント失敗の後だったので、良いのか悪いのかって感じですけど、チャンスで回ってきたら一本打ちたいなと思います。

 

――バッティングの調子でいうとどうですか

最初よりかは上がってきてると思うんですけど、まだ捉えきれてところがあるので、帰って練習します(笑)

 

ーー最後に明日に向けて一言お願いします

2つ続けて勝てないカードが2つ続いているので、今日髙橋佑樹が一人で投げ切ってくれたので、まぁ他のピッチャーで繋ぎながら守って打って勝ちたいと思います。

 

中村健人(環3・中京大中京)

ーー今日の試合を振り返って

序盤は相手がピッチャーが変わってもいいピッチャーが出てきて粘れきれず、チャンスを生かせませんでした。髙橋佑樹が結果的に1点に抑えてくれて、それが大きかったです。

 

――2安打打ちましたが、バッテイングの調子は

調子というより自分の中で狙いとか考えがシンプルになって、いい集中ができていると思います。

 

――ホームランを打った打席を振り返って

打ったのがスライダーで、遅いボールでした。前のバッターが髙橋佑樹というのもあって中途半端ではいけないと思っていたので、思い切ってスイングしようという意識で打席に臨みました。

 

――今季のホームラン数が5本になりました

ホームラン数がどうこうより下位打線が作ってくれたチャンスにまわることが多くて、そこでいい働きができるように臨んでいます。

 

――明日の試合に向けての意気込み

2戦目が思い通りにいかないシーズンになっていますが、しっかりこの流れを生かせるようにしたいです。

 

渡部遼人(環1・桐光学園)

――今日の試合を振り返って

簡単に勝てる相手では無かったですが、まず先制点を取れたことが大きかったと思うので、そこが勝てた要因だったと思います。

 

――法大戦を終えて今日はどんな気持ちで試合に臨みましたか

法大戦に勝っても優勝が決まったわけではないのでそこは切り替えて立大戦で勝ち点を取るということを目標に練習してきました。

 

――2回表の守備ではファインプレーがありました

日頃から守備の練習は意識してやっているので、その成果が出てくれてよかったと思っています。

 

――3回裏ではヒットもありました

あの場面はとにかくランナーを進めることを考えていたのですが、結果的につながったことが大きかったと思います。

 

――それ以降の攻撃では中川選手の前に苦しんでいましたが

対策はしていたんですけど、実際に打席に立ってみるとまた少し違ったりして、そこはもう少し情報を共有して、明日も投げられた時には対応できるようにしたいと思います。

 

――明日への意気込みを

まだ勝ち点を取ったわけではないですし、最近は2戦目を落としてしまうことが多いので、そうならないように、明日勝ち点を取れるようにしていきたいと思います。

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