慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】対抗戦開幕前インタビュー② 原田衛選手

10月4日に関東大学対抗戦がいよいよ開幕します。それに先立ち慶應スポーツでは開幕前インタビューを実施しました。

第2回は3年生ながらスクラムリーダーを務める原田衛選手(総3・桐蔭学園)へのインタビューの様子をお届けします。

 

 

――昨年を振り返って

不甲斐ない結果に終わってしまった一年でした。チームの良い面と悪い面が明らかになってはいましたが、特にその悪い面を修正しきれずにシーズンが終わってしまったので非常に残念というか悔しい思いをしました。

学年ごとの隔たりというか、上下関係を気にすることなくそれぞれが思ったことを言い合えるチームの雰囲気は良かったなと思いますが、逆にプレーなどで「規律」を徹底して守るといったことがまだまだ足りていませんでした。チームの一員として課題の多さを感じる一年でした。

 

 

――年始には(ヒトコム)サンウルブズの練習生にも選ばれました。環境の変化などはありましたか

サンウルブズに参加して、世界で闘う上でフィジカルの面などもっと鍛えていかないといけないなと思うことの連続でした。どの選手もすごい方ばかりで改めてレベルの高さを実感しましたし、刺激的な日々になりました。

 

 

――蹴球部ではスクラムリーダーに就任されましたが、普段どのような活動をされるのでしょうか

セットプレー、特にスクラムの練習を率いたり、練習内容を分析して気づいた点をチーム全体で共有したりといったことが主な役目です。チーム全体の動きを見ながら練習の内容や気をつけていくべき点などを考えています。

 

 

――就任に至った経緯は

具体的にスクラムリーダー就任を打診されたわけではありませんが、気付いたらこの役職に就いていました。監督などとも普段から様々な話をしていたので、その流れの中で役割を任されたといった感じだと思います。

去年までスクラムなどセットプレーに関することは上級生に任せきりだったのですが、今は練習後にビデオを見て動きの確認をするなど自分だけでなくチーム全体のことを考えるようになったと思います。

 

 

――他の選手とのコミュニケーションにおいて気をつけていることは

特にスクラムリーダーになったからといって他の選手との接し方を変えたなどといったことはありませんし、気をつけていることもこれといっては特にありません。ですが映像分析などは誰よりも徹底して行うことで、練習の質がより良くなるように努めています。

 

 

――春季リーグ戦は中止になりました。当時の心境を振り返って

自分を高めるための準備期間になるなと感じたのでそこまで落ち込んだりはしませんでした。決まったことは決まったこととして目の前の状況を前向きに捉えていました。

ただグラウンドが使えない期間もあり、その中でどうパフォーマンスを向上させていくかということで走り込みを入念に行いました。本格的な練習が再開した頃に身体測定がありましたが、様々な記録が向上していましたね。具体的な数値は内緒ですが、自己ベストを更新しています。

 

 

――当時のチームの雰囲気は

特に春先はチーム全体で動くこともできませんでしたし、個人だけでの活動になり難しさを感じることもありました。

チームミーティングや、FW(フォワード)だけでミーティングを開いて基礎的な動きやスキルを体ではなく頭に叩き込む時間をしっかりとりました。みんな揃っての練習ができない分、頭の中はクリアにすっきりしようということでコーチなどとも連携しながら、基本的な動きの確認などを徹底しました。セットプレーなどを含め一つ一つの動きを整理することができましたね。

 

 

――昨年と比べてチームの変化した点、成長を感じた点は

厳しさの面が向上したかなと思います。普段の練習からも雰囲気が変わってきているなと感じますね。特にジュニアやコルツチームなどはさらに厳しい練習をしていて、日頃から良い緊張感があるというか、徹底していくべきところはしっかりと徹底しながら動けるようになってきたなといったことを実感しています。

 

 

――いよいよ対抗戦開幕ということでチームの中でテーマにしていることは

2つあります。指摘し合うことと全力で戦うということです。スローガンはありませんが、この2つを常に意識しながらプレーしていこうという話をしています。

 

 

――チームとしては大学日本一を目指していらっしゃいますが、F W・個人それぞれの目標は

F Wとしても個人としてもチームの勝利に貢献できるようにということを大切にしています。

F Wとして目指している目標はあるのですが、目標云々ではなく実際の試合でプレーをご覧になっていただければ伝わるかなと思います。個人としてというより、チームが勝利するということが一番大切なので、そこを目指してやっていきたいなと考えています。

 

 

――チームの特徴・武器は

これまでのチームから継続していますが、慶應らしいひたむきさは引き続きチームの良さとして残っているんじゃないかと思います。泥臭さで勝負していきます。

 

 

――注目してほしいプレーなどありますか

スクラムリーダーですから、やはりスクラムを中心としたセットプレーを見て欲しいなと思いますね。

試合に向けて手応えを感じています。もちろん試合をしてみないとわからない部分もありますし、練習の中だけで成果を感じるといったことも難しいですが、明治大との合同練習などを通して完成度は上がってきていると思いますよ。

スクラムに関して言えば、フロントローのセットアップの場面など特に最初の動きに関して気をつけながら丁寧にここまで準備をしています。

チームの雰囲気もいいですし、厳しい環境の中でチーム全体としてさらに高いレベルを目指しながら日々活動できているのでその辺りもプレーの中で発揮していきたいです。実際に試合をしてみないとわからない部分も多くありますが、B K(バックス)陣との動きの確認などもしっかりと行えてきています。

 

 

――後輩も増えてきました、注目の新戦力は

プロップのポジションで桐蔭学園の後輩でもある岡広将(総1)ですね。高校時代は学年も離れていてそこまで親交はありませんでしたが、大学でサイズが小さいながらもひたむきに日々プレーしている様子などを見て、非常に注目している選手の一人です。普段の練習の中でスクラムを組むこともありますし、直接アドバイスもしていますね。しんどいことも率先して行ういい選手ですよ。生意気な部分もあり自分とも似たところがあるのかなとも思いますが、その辺りも含めて可愛い後輩です。

 

 

――今大会のキーマンは

プロップの大山さん(大山祥平 経4・慶應)ですね。個人的にスクラムに責任を持っている立場なので、やはり大山さん次第でスクラムの状態が決まるという点からも鍵を握る選手なんじゃないかと思います。

 

 

――無観客試合も多く組まれていますが、どのように感じてらっしゃいますか

人が少ないぶん伸び伸びプレーできるかなと思っています。特に環境の変化に対する緊張感やプレッシャーなどは感じていません。

 

 

――初戦の相手である筑波大、昨年の対戦は悔しい結果となってしまいました。現在の印象は

BKにタレントが多く揃っているなという印象です。F Wは慶應とも似てひたむきなタックルをしてくる印象があります。こういうスタイルのチームは手強いことも多いので気をつけながら勝利していきたいと考えています。

 

 

――4年生とプレーできる最後のシーズンですが、先輩に向けてメッセージを

日頃からお世話になっているので、プレーで恩返しというわけではありませんが、普段の練習も含めて残り少ない時間を全力で過ごしていきたいと思っています。

 

 

――対抗戦に向けての意気込みを

昨年は大学選手権にも出場できず悔しい思いをしたので、今年は対抗戦から一戦一戦しっかりと戦って優勝したいと思います。応援よろしくお願いします。

 

 

――お忙しい中ありがとうございました!

(この取材は9月26日にオンラインで実施しました。)

 

(取材:栗栖翔竜)

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