7月15日(土)、等々力陸上競技場にて“第68回早慶サッカー定期戦~早慶クラシコ~”が開催される。己と己のプライドだけを懸けたこの一戦。ケイスポでは、6年ぶり定期戦勝利を目指す慶應義塾体育会ソッカー部の選手・スタッフたちに意気込みをうかがった。
第1弾は、手塚朋克(環4・静岡学園高)主将、鴻巣良真(総3・国学院久我山高)、上田朝都(総2・横浜F・マリノスユース)、北城俊幸(総2・青森山田高)、沼崎和弥(商2・暁星高)によるGK・DF対談をお届けする。上田を除く4選手は主力としてディフェンスラインを形成するのは今季が初。まさに“新生・荒鷲軍団”の象徴的存在である彼らに、定期戦に向けての意気込みやプライベートについてなどを語ってもらった。
[取材日:6月24日(土)]
――ではまず他己紹介からお願いします!
沼崎→北城 …。
手塚 あんまり好きじゃない?
沼崎 あ、トシのことすか? …(沈黙)。
手塚・鴻巣・上田・北城 おいおいおい(笑)。
沼崎 サッカー面ではすごい真面目なんすけど…。
手塚 けど?
沼崎 まあちょっと人間的に腹黒い部分もあって、結構近いと思うんで、そういう面で話しやすいっす。
手塚 その腹黒い部分を知りたい(笑)。
北城 ケイスポなんでも書くからさそのまま、やめてほしいんだよね(笑)。腹黒いはちょっと違くない? 表現が。
手塚 どんな? 例えば?
沼崎 まあメリハリがあっていいと思うんですけど、あんまり言わない方がいいかな?
北城 他己紹介がなんでそういう方向に流れるの(笑)。
手塚 普通そうだよ、俺も毎年そうだもん。
上田 経験者違うっすね。
沼崎 サッカー面では、リーダーシップがあって、後ろで声とかプレーでまとめることができるんで、尊敬してます。
手塚 その他諸々あるよということで。
北城→上田 朝都はとにかくよく喋りますね。普段は結構先輩とかあんまり気にしないでガツガツいけるタイプなんで、逆にそこがサッカーでは良さとして出てると思うので、まあ個性があって、今年試合でもそうですけど、シュートストップとかすごいしてくれて、みんなすごい頼りにしてます。
手塚 「うるさい」の一言で。良い意味でも悪い意味でも。
上田 それさ、全部の記事で書かれてるからさ(笑)。
上田→手塚 じゃあてづくんですね。我らが主将てづくんですね~。てづくんはサッカーの時は真面目なんですけど、ロッカールームでの絡みがちょっと結構かわいくて。
一同 (笑)
上田 なんかこういきなりフンッみたいな感じで来たりとか。オンオフの切り替えがかわいいところが好きですね。まあでもプレーでは左またぎからの右アウトがやっぱりすごいので。
手塚 バラすなよ(笑)。
上田 だってスタンドから言われてるから大丈夫これはもう(笑)。そこのチャンス感はすごいので、試合でもどんどん出して欲しいです。
手塚→鴻巣 まあ鴻巣選手は、やっぱり関東で1番輝いてるセンターバックだと僕は思って。
鴻巣 ありがとうございます。
手塚 ただ、コンディション管理があまり良くない。まあ1試合やってケガしちゃう。そういうのもいろいろたぶん原因があって、寮での過ごし方。彼はまあ問題は少しあると思う。
一同 (笑)
手塚 具体的に言うと、これは僕が嘘ついてるかもしれないですけど、まあ寮の部屋で騒ぎまくってる。僕が部屋に行くと急に暴れ出して自分の部屋荒らすんですよ。
鴻巣 あぁ、彼(手塚)です。彼です。全部彼です。あの~僕が部屋帰ってきたら、ベッドの上に椅子が乗っかってたんですよね。椅子が真っ逆さまになってスパイクがもう投げられてるんですよ。で、彼の仕業です全部。
一同 (爆笑)
手塚 まあでも彼はそれが嬉しいみたいで。それがモチベーションになって、毎回LINEで「てづくん今日、部屋来ないんですか?」「今日寮食食べないんですか? 来ないんですか?」みたいな。「え、残念だな~」みたいな。
鴻巣 (爆笑)
手塚 そういう絡みは僕もちょっと最近大変で、ちょっと控えてます。
鴻巣 したことはありません(笑)。
鴻巣→沼崎 ぬまか。いやぬまのピッチ外はな、俺ね分かんないんですよね。最近あんまり一緒にね、仕事とかしてないからね。
手塚 あのね、いろんな才能がありますよたぶん。絵が上手いし。
鴻巣・上田 絵上手いよね。
北城 そういうのいいっすね~(笑)。
手塚 あとなんか最近一人暮らし始めて、料理もめっちゃ作ってるみたいな。俺やれるからみたいな。
北城 すぐインスタグラム上げちゃうみたいな(笑)。
手塚 「てづくんの分も作るから来いよ」的なスタンスで俺に言ってくるから、「あーまあいいけどー」みたいな。
上田 インスタグラマー沼崎(笑)。
沼崎 いやまあこっち(北城)も。
北城 お前さ、すぐ売りがちじゃない? なんか俺のこと(笑)。
鴻巣 まあプレーは格闘家だよね。もうファイター。すごい。高えし強えし。
沼崎 恥ずかしいです(笑)。
鴻巣 それはもう同じセンターバックとしてすげえな、って思うところです。
――今季ここまでのリーグでのチームの戦いぶりを振り返ってみていかがですか?
手塚 攻め込まれる時間もあって、あとは守備の統一感というのがはっきりできていない試合も多くて、それはディフェンスラインの責任であったり、後ろから自分がいるなら声をかけるべきだっていうのもありますけど、ただああいう我慢しなきゃいけない試合であったり相手が格上になると、やっぱり守れてそれも自信になっていましたし、ただ前期戦ってきたうえで、「もったいない」「じゃあなんでやっていなかったの?」っていう時間帯が多くて、それは自分も含めてディフェンスラインでもっと安定していれば、攻撃陣に余裕を与えられたんじゃないかなと思います。
上田 こんな真面目な感じなの? どっち?(笑)
手塚 まあ1回真面目に切り替えよう。途中で入ってくるから、良真が。
上田 はい(笑)。失点が去年より少ないのはプラスかなって思います。1試合平均1.5なんで今、10試合で15だから。それは去年より全然だし、1番少ないところで8とかだから、そことも差はあるっちゃあるけど、でもビリじゃないし。20くらい今の段階で失点したから、それよりは全然良くて。メンツ初めてじゃないですか、みんな。去年右バックみぞくん(溝渕雄志、環卒・現ジェフユナイテッド千葉)だったし。だから、みんなすごい頑張ってくれて、俺も結構止められてるのもあるので、そういう面では良いのかな、と思いますけど。ね、沼崎くん。キラーパス(笑)。
沼崎 0の試合が3試合っていうのは結構でかいというか、多い方かなって思うんですけど、その分他の試合で結構連続失点しちゃってるんで、そういう点取れない時でも0で抑え続けられる守備をこれからしたいなというふうに思います。
――北城選手は今季関東リーグデビューを飾り主力として定着していますが、前期これまでを振り返っていかがですか?
北城 さっきぬまが言ってたように、0でいけてる試合っていうのはみんながやるべきことを徹底してたり、最後の最後体を張ってたりというのをできてる試合はすごいできてて、逆に3失点してしまう試合だったり崩れてしまう試合っていうのが多かったなっていうのがあって。っていうふうに波ができてしまうチームは強いとは言えないと思うので、そこが後期に向けて改善できれば良いのかなと思います。
――前期で特に印象に残っている試合はありますか?
上田 俺は筑波戦(0△0)です。俺自身あれはいろいろうまくいったんで。チームとしてはどうなんだろうな。まあ良かった?
手塚 たぶん筑波は、守りきったけど前半の攻撃もできたし、我慢する時間も多かったけどプラスに働いたっていうか、我慢のイメージが俺らの中でポジティブになった、っていう意味では筑波の試合は全体として良い感触だったんじゃないかなと思います。
上田 良真くん喋ってないですけど?(笑)
鴻巣 僕は専修戦(2○1)で。苦しいけどまあ自分たちのゲームがすごい良くできたゲームだったんですよね。やりたいことがやれたし、でもまあ僕のせいで失点して…。
上田 で俺が取り返した、ってそういうこと?(笑)
鴻巣 後半誰だっけ? あれヘディングで点決めたの。あれ後半30分くらいでたしかコーナーからヘディングで決めたの。それで勝ち越して勝ったんすけど。あれ誰だったっけ?
一同 (笑)
北城 ちょっと分かんないっす。
手塚 まあたぶん、その人はその前の日は夜暴れなかったんでしょうね。
鴻巣 その選手のすばらしいヘディングで、うーん、印象的でしたね。あのゲームは。
手塚 ただその次の日ケガしてるんで。まあそういう意味ではケアを怠ってた。
上田 浮かれてた? 完全に浮かれてた?(笑)
手塚 っていうところは評価できませんね。
――昨季のディフェンスラインは全員が4年生で、今季メンバーが一新されたなかで難しい部分はありましたか?
上田 ラインの設定。完全に。俺は。え、どうすか?いやなんか俺ばっか喋りだしちゃうとあれかな、と思ったんだけど。
北城 喋っちゃっていんじゃない?
上田 まあいいか、そういうキャラで紹介されてるし(笑)。結構ラインの設定があれだったかなーと。まあ足の速さとかもまちまちで去年とは違って、去年通りのラインの設定の仕方をすると背後取られちゃったりとかしたんで、下ろすタイミングだったりとか、あとはどこまででライン止めようかとか、カバーリングはどうしようとか、そういう話で結構時間使ったかなっていうイメージがありますけどね。あとはセットプレー。その2つかな、気になったのは。
手塚 あとは後ろからボールを動かすっていう意味では、そういう特徴がある選手もいたり、僕だったり北城も前に参加するっていうことがひとつのポイントだと思うので、それをどううまく使っていくか。プラスそのバランスを考えて守備の時間もあるので、そういうところではもう少しコントロールできた部分もあったんじゃないかなと思います。
――みなさんのプレースタイル、ここだけは負けないというところを教えてください。
手塚 裏への抜け出し。
鴻巣 スピードです、彼は。俺ちょっと特にない…(笑)。
上田 ボールタッチとか上手ですけどね、やっぱ見てて。
北城 ファーストタッチ?
上田 運び方とかボールの置き所とかうまいっすよね、細かいとこ上手。競合いも強いし。
手塚 あと、彼は向上心がすごくて。
上田 もうダメだ(笑)。こういうスイッチ入ったら(笑)。
手塚 例えば専修戦で自分で失点してしまったりとかも、きっと彼にもプランがあって、たぶん1試合の流れの。去年もそうだったんですけど、Bで苦しい時間を過ごしたり、Aにもう1回上がってまた落ちちゃったり、っていうのを彼はたぶんコントロールしてやってると思うんで、そういう意味では1年間通して自分で成長しようっていう、そういう向上心は一番評価できると思います。
鴻巣 苦しい(笑)。
北城 ぬまは、ヘディング?
沼崎 ヘディングっす。
北城 僕はわりとアベレージタイプで。
手塚 ボールを落ち着かせることじゃない? ポゼッションだよね北城。
上田 あと背後取られるとかあんまないしね。
北城 あとは守備で安定した選手になりたいなというか、ならなきゃいけないなとは思ってプレーしてます。
上田 俺はハイボールとか。
手塚 ハイボール、セービング。
北城 シュートストップとか。
手塚 あと、茶化すこととか。
上田 いやいやいや(笑)。
北城 あとこの前の試合は喧嘩してたね。
上田 最近そう、なんかね。それ本当良くないんすよ(笑)。
手塚 順天戦(0△0)でも僕のこと思いっきりバーン!って。むち打ちになりそうだった(笑)。
上田 まじやばい(笑)。
手塚 「ウワーッ!」つって。俺が目の前にいたからこうやって押したんだと思うんですよ。
北城 魂ってことなんじゃない?
上田 魂がね。
手塚 たぶん、去年見られなかった部分が今年出てる。熱い気持ちが。良いと思います。これが空回りしたら良くないですけど、これが良い方向に行けばすごい良いと思います。
上田(→鴻巣) ごめんなさいあの節は。先週の火曜日ね。
手塚 ちょっとバチっとなっちゃったね。
上田 ちょっとあの節はどうもって感じですね。
手塚(→鴻巣) やめろよ。先輩だろ。
鴻巣 喧嘩とかしないっす。
上田 いやいや(笑)。
鴻巣 怖いこと嫌いなんで僕。
上田 全部ね、パフォーマンスでしょ?(笑)
手塚 絆を深めるプラン。
鴻巣 争いたくないですよ。平和主義者なんで。
上田 何言ってんだ(笑)。
一同 (笑)
――このメンバーでのプライベートの交流はありますか?
鴻巣 彼(手塚)ぐらいかな、言っても。寮食一緒に食べる。夜ご飯一緒に食べる。
手塚 火・水とか。で、なんかいじめられたいって言うからちょっといじめに。
鴻巣 笑ってますけど、いやもう笑えないっす。
一同 (笑)
手塚 例えば化粧水がポンって目の前に置いてあって、たぶんこれ「部屋中に振りまいて」みたいな感じで置いてあるから、でやってたら隣の部屋から喜んで出てきたり。かわいいっす。
北城 なんでそんな話の軸ブレるの(笑)。いろんなとこ行っちゃってる。
一同 (笑)
手塚 北城は、他で別にトレーニングしてるとこが一緒で。で僕が最初にずっと入ってて、途中から来た感じなんですけど、まあ彼はインスタとかに俺のこと「番長」とか言ってストーリー上げたり、ちょっと最近はなめくさってる。これほんとなんだよな~。
北城 いやまあ、真の師弟関係は尊敬と多少のナメが必要だと思ってるんで。
一同 (爆笑)
上田 うまい(笑)。
北城 尊敬しつつ、かわいい一面をストーリーに、需要があるので上げさせていただいてます。
――お互いに不満に思っていることはありますか?
鴻巣 (手塚の)暴力です。
一同 (爆笑)
鴻巣 暴力です。いじめです。ツイッターに上げてほしいくらい。僕はグーでパンチを受けてます。パーでビンタを受けてます。
手塚 でも、嫌では…?
手塚・鴻巣 ない。
一同 (爆笑)
鴻巣 もう言わせてるもん(笑)。これもいじめですある種。
手塚 でも、嫌いでは…?
手塚・鴻巣 ない。
一同 (爆笑)
上田 不満はないよ? 別に。
北城 ないですよ、ほんとに。全くないです。
手塚 普通は下から上だから。
上田 なんだろう、不満?
北城 でも、この2人(手塚・鴻巣)に関しては人が良すぎて不満みんなないと思います。
鴻巣 出た出た出た。
手塚 うまいな~(笑)。
上田 このあとお昼ご飯だもんね。
北城 ね、なんか出てくるかもね(笑)。
上田 いや~でもまじでなくない? なんかある? ありそうだななんか(笑)。
沼崎 いや別に、ないっす。
上田 なにそれ(笑)。
手塚 絡みがだるいとか?
沼崎 いやいやそんなに。
手塚 俺? こっち(鴻巣)?
沼崎 いやないっす。大丈夫っす(笑)。
上田 いや何がそんなおもしろいの?
沼崎 いや別にないないない。
――定期戦の印象をそれぞれ教えていただけますか?
手塚 2年生の時は、負けましたけど個人的にはすごい楽しめて、良いパフォーマンスできたし、場を沸かせることもできたので、すごい楽しかった印象ですね、負けましたけど。3年の時はケガで出られなくて、ピッチサイドで水汲みながら、こんなに悔しいのかと。自分がピッチで立てない、で負けてる現状に自分は何も力になれなかった。まあタイミングもありましたけどケガをしたってことは自分が悪いので、そこにすごい情けなさを感じました。
上田 1年の時出てないんすか?
手塚 1年の時出てない。ちょっと別で悔しかった。1年の時は1年生1人で、パフォーマンスがすごい良くて、100パーセントメンバー入ると思ってたんですよ。でも何か入れなくて、まあきっと何かあって。同じポジションに2年生がいてその人も調子良くて、その人に競争で自分が負けたんすけど。あんまりサッカーで泣くことないんですけど、その時は久しぶりに泣いたって感じですね。
上田 それ話さないとダメでしょ。
手塚 かわいい?
上田・北城 かわいい(笑)。
上田 かわいいしかっこいい。
鴻巣 1年の時はゴミ箱のとこから見てて、2年の時はベンチから見てたんすけど。勝たなきゃあんま意味ねえなって思いましたね。良い試合だったんですけど、勝つことに意味があるし、あの場で内容の良い試合をしたって何も意味ないってすごい感じたし。だから、勝つことが正義なんだなって思いましたね。
上田 確かにな~。何かいろんな人が見に来てるなっていうのは思いましたね、出てて。いつも来てない友達とかも来てたし。勝ってたらもちろん良真くんの言うようにベストですけど、内容分かんないんで、見てる人たちが。良い試合だったとか。目に見えて面白くしたいとは思いますよね。俺のセービングとかって見てて分かるんで、「おおー」ってなるし、シュートも打って決まったら「おおー」ってなるんで。何か面白くなればいいなって去年やって今年は思います。楽しんでもらいたいというか。そっちの方がたぶん人も集まるし、そういう試合にできたらいいなって思います。
北城 試合に1年生の時は関われなくて、そういう悔しさもあったんですけど、一番感じたのはサッカー部同士が戦ってるっていうよりも、早稲田と慶應っていう学校同士で戦ってるのをすごい肌で感じて。そういうところに伝統とか歴史を感じたので、ピッチに立てる可能性が今あるっていうことに感謝したいなって思います。
沼崎 去年ほとんどトップチームいたんすけど、早稲田の試合だけ1回も出たことなくて。でまあ定期戦も外から見てて、いつか勝ちたい舞台だなと思いましたし、あのピッチの中に自分がいて勝った時って、相当やばいんだろうな~って思って。
上田 「相当やばい」(笑)。
北城 アバウトすぎない?(笑) まあ分かる気持ちは。
沼崎 それが4年までにっていうのじゃなくて今年チャンスがあるんで、今年出られるように頑張って、慶應が勝てたら良いなって思います。
上田 元貴くん(宮地元貴、総卒・現名古屋グランパス)とかやばかったよね、去年。それ見てすげえんだなって思った、そういえば。元貴くんが、子犬みたいな顔してさ、あの元貴くんが。泣いてて、試合前に。なんかもう眉毛こんなんなって、めっちゃかわいい感じになってて。あー早慶戦ってすげえんだって(笑)。
北城 そのまま書いちゃうから(笑)
上田 え、これ大丈夫だよね?(笑) 多分元貴くんなら許してくれるよね?
手塚 じゃあ俺も子犬みたいになるの?
一同 (笑)
上田 いやまじで。あの元貴くんがいつもと違って、早慶戦ってすげえんだって思った。
北城 まあ感極まってたんだよね、みんな。
上田 そう極まってた、完全に。
手塚 確かに子犬になってた。髪だけはいかつかった。
――昨季はリーグ戦でも早大と戦う機会がありましたが、今季は定期戦が初の早慶戦となります。
手塚 1部、2部は関係ないと思ってて、早稲田は今年も絶対力ありますし、それこそ2部で今ダントツ1位で、去年から出てる選手も多いし経験ある選手が多いんで、そういう意味ではもちろん油断とかそんなことはできませんし、早稲田が2部だからといって俺らが上ってわけではないんで。現に定期戦は5連敗中で点も取れてないから、それこそ朝都が言ってたように観客を楽しませる試合にはできたらなと思います。
上田 定期戦だけは3-2とか良いよね。早稲田は今、武くん(武颯、スポ4)とか爆発してるからな。ユースの時の先輩で。ちょっと怖いですけど、どんな感じで来るのか。まあでも定期戦は定期戦って感じですね。
――手塚選手にとっては最後の定期戦ということで、懸ける思いは違いますか?
手塚 もちろん。途中出場でしか出てないんで、入部する前は早慶戦に出ることは夢とは思ってなかったんですけど、やっぱりあの舞台をこの3年間見てきて、あそこで勝つことって相当人生の中で記憶に残る一瞬になると思うので、そこで自分が輝くこと、チームが輝くこと、それを今一番望んでますね。
――それでは最後に定期戦に向けての意気込みをお願いします!
手塚 俺は今ので。
鴻巣 もう勝つことしか考えてないですね。まあその前にまず自分が出ないとね、始まんないんで、まあまず自分が出ることに必死ですけど。本当に勝つことが全て。勝たなきゃ意味がない。そう思って全力でやります!
上田 2回目出られるようにちゃんと準備して、試合はちゃんと全力でみんなで戦って、楽しんでもらえればと思います!
北城 定期戦は部員誰もが出たい場所だと思うので、そこにまず自分が出ることができたらみんなの思いを無駄にしないように。ピッチにスタメンは11人しか出られないので、そういう思いだったり感謝っていうのをしっかり持ってやれば、気持ちの方もプレーだったりとかに自然に出ると思うんで。良真くんみたいに、そこで勝つっていう結果にこだわって戦いたいと思います。
沼崎 まあまず出られるように頑張るのと、そろそろ勝たないと多分やばいと思うんで…。
北城 「やばい」多くない?(笑)。
上田 頭悪そうだよ(笑)。
沼崎 まず競争に勝って出て、チームにプレーで貢献したいです。
――皆さんありがとうございました!
(取材 髙橋春乃)