今季、21年以来5季ぶりに関東大学リーグ1部を戦う慶大ソッカー部女子。4月4日の開幕戦を前に、ケイスポでは注目選手インタビューを行った。第2弾は俊足が持ち味の堀田朱花(商3・山手学院)。中高では競技としてのサッカーから離れていた彼女が、ソッカー部での2年間で遂げた成長に迫る。
――スポーツ歴
サッカーは小学校2年生から始めて、小学校6年生までやっていたのですが、中学には続けられるチームがなくて、高校もサッカー部がない高校に入りました。サッカーを続けることになったら役立つと思って(中学校では)陸上部に入って、高校ではバレーボール部に入って、大学で再開した形です。
――中高でスクールやクラブチームに入る選択肢は
探したものの受け入れてもらえるところがなかなかなくて、結局部活一本でやって来ましたね。
――中高時代、公園でボールを蹴るようなことは
すごくやっていました。趣味じゃないですけど(笑)、家の目の前が公園なので1人でボール蹴っていましたね。
――1人での練習だったか
そうですね。家族も弟はサッカーをやっていたものの、中学校・高校で続ける感じではなく、自分しかボールを蹴れなかったので、ずっと1人でやっていましたね。
――大学でサッカーを再開する決断はいつ頃したか
高校2年生くらいですかね。中学校の時は漠然と「まだサッカーできるチャンスあるかな」と思っていたものの、陸上部も週6回くらい練習があってサッカーを続けるのは難しいということで陸上一本にしようと決めたんですけど、慶應に入りたいというのは中学校の時から決めていて、慶應に関して調べていくうちに体育会に女子のサッカー部があることに気づいて、「これならもう一回サッカーできるかもしれない」と思っていました。それで高校2年生の時にサッカーを目標に大学受験を頑張ろうと思い始めたという感じです。
――ということは、大学ではサークルやクラブチームではなくソッカー部でサッカーをやりたいと考えていたのか
そうですね。やるなら体育会で本気でやりたいというのがあったので、サッカー以外の選択肢もいろいろ考えたんですけれども、サッカーをやるなら体育会かなと思っていました。
――競技復帰から一番苦労したこと
小学校の時にサッカーをやっていたと言ってもスクールで楽しくやっていた程度なので、戦術的なことは一切やってこなかったんです。サッカーをずっと続けている子は中学校や高校で戦術を学んでいくと思うんですけど、そこが一切なかったので、まず戦術を覚えるのがほんとうに大変でした。あとは、小学校の時は小さいコートの中でボールを蹴っていたので、大きいコートだと体力勝負もあったりだとか、そういった部分でもすごく大変だったので、特に苦労した部分は戦術と体力面でしたね。
――(競技復帰から)2年間で成長を感じているところ
今挙げた苦労した部分の2つ(戦術と体力面)です。戦術の部分は先輩や同期にいろいろ聞きながら、判断力などが練習の中で培われた部分もあると思っています。体力の部分は自主練や冬のランメニュー、実戦を重ねることで克服していって成長していきました。
――中学校の時の陸上の競技
短距離で、100mと200mをやっていました。
――中学校で短距離を、高校でバレーボールをやっていたことは今に活きていると感じるか
すごく感じますね。陸上で培われた走力は自分の一番の武器になっているので、そこは活きてるかなというのと、バレーボールのポジションはリベロではあったんですけれども、スパイカーもやりたいと思っていて、スパイカーもリベロもできるように練習はしていたので、跳躍力が活きていると思います。ヘディングもオーバーハンドパスと少し似ているところがあったりだとか、スパイクのときに落下地点を読む能力だとか、ヘディングでバレーボールが活きているかなと思います。
――サッカーでの得意なプレーやプレースタイル
裏抜けと縦突破です。走力を活かしたプレーですね。
――昨シーズンを振り返って
試合に出る機会は少ないものの、(関東大学リーグ後期第6節)

――その順天堂大戦を振り返って
自分が入った時は2―1で勝っていたのですが、入った直後に失点してしまって2―2になって、最後に亜未さん(=野村亜未、総4・十文字)が決めてくれて3―2でなんとか勝った試合でした。最後の方は試合に慣れてきたというのもあって、走力を活かしたプレーやパスカットできたシーンもあったのですが、最初の方の守備面で声をかけていれば失点を防げてたんじゃないかなというのは反省として残っているので、もう少し自分を出せたかなという試合ではありましたね。
――この春卒部した守部葵(令8環卒)さんがTEAM2025の成長を感じた場面として、順天堂大戦で堀田選手が出場した場面を挙げていた
率直に、すごく嬉しいです。
――いろいろな経歴の選手がいるチームにおいて、堀田選手が活躍することが持つ意味は大きいのでは
中高で経験がない中で出してもらえるのはすごくありがたいことでもあると思っていますし、自分以外にもそういった経験を持つ選手がいるので、自分たちが自主練を重ねて、スタメンの選手たちももちろん頑張っているんですけど、自分たちの頑張りがチームにもたらす影響というのはいろいろな意味があると思っています。
――今シーズンの意気込み
女子部としては5年ぶりの1部の舞台で、1部を経験しているメンバーは1人もいないですし、自分ももちろんその1人で、中高経験がない中で1部の舞台で活躍できる機会があるかもしれないと考えると、やはり自分の走力がどれだけ通用するのかというのはすごく楽しみな部分ですし、走力を活かしたプレーはこれからも磨いて、頑張っていきたいと思っています。
(取材:柄澤晃希)

