【應援指導部】観客が応援しやすくなるような応援/早慶アイスホッケー定期戦応援

應援指導部

1月7日に開催された第86回早慶アイスホッケー定期戦。年始早々の早慶戦であったが会場には幅広い年代の観客が訪れ、そこには應援指導部の姿も。吹奏楽団はアイスホッケー部のユニフォームをまといながらの演奏で場内を大いに盛り上げ、チアリーディング部員は観客席の間に入り会場全体で一体感ある応援を作り出す。また選手交代が自由というアイスホッケーのルールに合わせて簡潔な選手紹介も行うなど、観客が応援しやすくなるような様々な工夫が施されていた。

多くの観客も一緒に応援

 

<部員コメント>

Mさん(応援企画責任者)

――応援全体を振り返って

今回昨年度と違った点は部員が応援席に入り込めたという点です。観客の方の発声の禁止という点は変わらずでしたが、我々が観客の方の近くで発声する事が出来たという事は特筆すべき点でした。我々は「應援指導部」という名前ですので、応援を指導するという事を目標にして活動しているのですが、その目標を達成しやすい形であったのかなと思います。また、応援の指導と言っても強制する訳ではなく、一緒に応援しませんか?というスタンスで、観客の方がやりたいと思うような応援を作っていく事が目標なので、その目標に一歩近づけたというのが今回の良かった点なのかなと思います。

しかし課題として、コロナ禍によってそのような観客の方と対面で接する機会が今まで少なく、観客の方をどう盛り上げるか、どう応援に巻き込んでいくかという技術がまだまだだと思っているので、これから増えていくであろう、観客の方と一緒に応援出来る機会を大切に、多くの経験を積んで部全体でレベルアップしていきたいと思っています。

――観客層の特徴は?

基本的に大学生のご友人、OBの方やご父兄方がメインだと感じていて、アイスホッケーは特にそのような方が多い印象です。また、我々と同年代の方は集まって来ている事も多いので、同年代ならではの接し方であったり、客層に応じたアクションのおこし方や言葉選びなどもできると良いと思っています。

――選手にコメント

今まで現役中に早稲田大学に勝てず、引退試合ということもあり、並々ならぬ思いで臨まれたという事を強く感じました。一時4対3になった際など、明らかに慶應義塾の流れが来たシーンなど、惜しい試合だったなと思っております。そのような場面で選手の気迫を強く私たちも感じました。試合の終盤では非常に気持ちが入ったプレーの数々に、我々だけでなく観客の方々も魅了され、勇気をもらっていたと思います。我々も応援しながらも、選手や観客の方の熱量を感じる事が出来る事が、スポーツ応援の醍醐味だと感じております。

試行錯誤の中でも応援を作り上げた

 

以下アイスホッケー応援担当からのコメント

Oさん(チアリーディング部)

ーー応援全体を振り返って

試合中に最前列で踊ることが直前で禁止になってしまって、皆が観客席の間に入るという形式にしたのですが、コールが両端まで届くかなということが心配だったのですが、会場を全体として応援で包むことができたのかなと思いました

ーー難しかったところ

観客席の間に入る応援というのは多くはなくて、いかに観客の方に向けてどうアピールしていくかという部分は今回も少し難しかったのかなと思いました。

ーー今後の活動に向けて意気込み

アイスホッケーとしては5月にも試合があるので、その時にはさらに100周年ということもあるので、さらにレベルアップした応援を届けて、今度こそは絶対に早稲田大学に勝てるような応援を作っていきたいなと思います。

 

Tさん(吹奏楽団)

ーー応援全体を振り返って

本格的にアイスホッケーの応援が復活してきたということで、早大と違う点としては慶大はかなり端まで応援席を展開しているということを今回行って、せっかく来ていらっしゃるお客さんは最大限巻き込みたいということで、慶應ならではの一体感を作りたいなと思ったので、そこは目指せたのではないかなと思います。

ーー難しかったところ

広い範囲での応援だったので、役割分担がけっこう難しかったなと感じます。試合の状況を見て判断する必要があって、お客さんに発信する必要があったり色々あると思うのですが、そこも難しかったですし、そこを極めることによって一体感を生み出せられれば選手を後押しできるのかなと思いました。

ーー今後の活動に向けて意気込み

アイスホッケーの早慶戦は寒い環境でやる中でかなり白熱した試合になるので、その熱気を最大限に上げて、負けが続いていますが勝利につなげられるような応援に努めたいと思います。

 

Iさん(チアリーディング部)

チアリーディング部員として視覚に訴えた応援を見せる

ーー応援全体を振り返って

ある程度一体感を作ろうという目標を立てて、序盤少しごたごたしてしまった部分もあったのですが、中盤でなんとかいい流れで、試合の方も良い流れになってきて、良い形につながっていたのですが、やはり最後早稲田につき離されてしまったという点は反省です。しかしまたその後に最後点を取り返したことは大きかったと思うので、春は絶対勝ちたいなと思います。

ーー観客層の特徴は?

他のアメリカンフットボールとかだと固定客が多いイメージなのですが、アイスホッケーは大学生だとか、ライトな客層の方もいらっしゃっているので、そこをどう応援に溶け込ませて楽しんでいただくかということは考えて行いました。

ーー今後の活動に向けて意気込み

塾高(=慶應高)の時からアイスホッケーに行くのが今回で7回目くらいなのですが、毎回たくさん課題が見つかるというところもあるのですが、応援としてはだんだん本日固まってきたところもあったので、冬と春で前半と後半のつもりで、春に良い形を作れたらいいなと思います。

 

(取材:五関優太)

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