あいにくの曇り空で最高気温が16度と肌寒い日となった東京都心。週末に東京六大学野球秋季リーグの最後のカードであり、慶大にとっては優勝を左右する慶早戦を控えたこの日、三田キャンパスには塾生以外にも慶大ファン、早大ファンが数多く詰めかけ、寒さに負けない熱気を帯びていた。
今季のチア曲『GUTS!』で幕を開けた早慶合同デモンストレーション。慶大の第一応援歌『若き血』が演奏されると、集まった塾生や慶大ファンも歌声を響かせ、手拍子で応える。負けじと早大も第一応援歌『紺碧の空』を披露。続いて『Blue Sky KEIO/WASEDA』が演奏されると、両校の部員や学生、ファンの声が三田キャンパスに響き渡った。

そして、ここからは待望のチャンスパターンメドレー。まずは早大の学生注目で、「実は早稲田、慶應のことが大好きである」と慶大への愛を叫んだ。「慶應がいないと早慶戦が成り立たなくなってしまう」とライバルの存在の大きさを語り、「塾生のみんな、週末は神宮球場に来てくれ」と呼びかける。さらには「早稲田もちょっとは応援してほしい」と本音を漏らし、会場を沸かせた。その後は『大進撃』『スパークリングマーチ』『コンバットマーチ』とおなじみの応援曲を次々と披露し、最後は再び『紺碧の空』で締めくくった。
続いて慶大の出番。『ファンファーレ光』に続き、久保副代表が塾生注目を務めた。武士が出陣前に行う儀式「三献の儀」を紹介すると、三つの盃を交わす本来の儀式になぞらえ、「アイ“コン”を打倒早稲田という文字に変えることです」など、打倒早稲田に向けた新たな「三献の儀」を提案。「三田キャンパスにお集まりの皆様と一緒に盛り上がりましょう」と呼びかけ、会場の熱気を一段と高めた。

そして「そら慶應」を皮切りに、慶大のチャンスパターンメドレーがスタート。『シリウス』『疾風』『アンタレス』『朱雀』『アラビアンコネクション』と次々に演奏され、神宮球場でおなじみの応援曲が迫力ある演奏とともに披露され、昼休みの三田キャンパスは大いに盛り上がった。

最後は坪井代表によるエール交換。「フレフレ慶應」「フレフレ早稲田」と健闘を祈り、三田デモは幕を閉じた。リーグ優勝が懸かる大一番を前に、寒さを吹き飛ばすほどの熱い応援合戦を繰り広げた両校の部員たち。いよいよ今週末、決戦の舞台は神宮球場へと移る。

(取材、記事:野田誉志樹 取材:小野寺叶翔、根本佳奈)


