6月19日から22日にかけて行われた明治杯全日本選抜レスリング選手権大会。2日目の20日には慶大から岡澤ナツラ(法1・慶應)が男子フリースタイル79㌔級に、佐藤秀一郎(環3・八千代松蔭)が昨日の結果から男子フリースタイル92㌔級の3位決定戦へ出場。岡澤は初戦を難なく突破するも、続く準決勝では6分の激闘のすえ、敗戦。翌日に行われる3位決定戦に望みをかけた。また佐藤も1点差に迫るもあと一歩及ばず。惜しくも4位という結果で今大会を終えた。
2025年6月20日(金)@東京体育館
【試合結果】
〈男子フリースタイル79㌔級〉
2回戦
○岡澤ナツラ(慶大)[VSU 2:58=10-0]城所拓馬(国士舘大学)●
準決勝
●岡澤ナツラ(慶大)[VPO 6:00=1-5]高原崇陽(専修大学)○
〈男子フリースタイル92㌔級〉
3位決定戦
●佐藤秀一郎(慶大)[VPO 6:00=3-4]三井正信(日本大学)○
4月のU20JOCジュニアオリンピックカップで見事準優勝を果たした岡澤ナツラ(法1・慶應)。年齢制限のない明治杯においてどのような成績を納められるか、注目が集まる。初戦は城所拓馬(国士舘大学)と対戦。一切相手を寄せ付けることなく、第1ピリオド終了間際にテクニカルフォール勝ち。難なく準決勝へと駒を進めた。

初戦は圧勝の岡澤
続く準決勝ではと対戦。試合前半はお互いに譲らない展開が続き、第1ピリオドを0-1で折り返す。後半、粘り強く戦うも、体勢を崩され2点を奪われる。なんとか相手を押し出し1点を返すも、試合は1-5で終了。惜しくも準決勝で敗れ、岡澤は翌日の3位決定戦へ進むこととなった。

準決勝では力及ばず 3位決定戦へ進んだ
前日に準決勝へ進むも、強豪相手に敗れ、3位決定戦へ進んだ佐藤秀一郎(環3・八千代松陰)。3位決定戦では三井正信(日本大学)と対戦。こちらも前半はお互いに拮抗した展開が続く。相手のパッシブで1点を奪い、1-0で第1ピリオドを折り返す。続く第2ピリオドでは相手を押し出し2-0とする。さらに攻め立てたい佐藤だったが、体勢を崩され、残り1分を切ったところで2-2の同点とされる。さらに背後を取られ2-4とされると、試合は相手ペースへ。なんとか1点を返すも、あと一歩及ばず、4位という結果で今大会を終えた。

メダル獲得まであと一歩及ばなかった佐藤

悔しさを露わにした
(記事:塩田隆貴 写真:「中大スポーツ」新聞部提供)
写真を提供していただいた「中大スポーツ」新聞部様に
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
〈スコア見方〉
(例)[VSU、4:30=11-1]
・VSU→勝利方法、詳しくは下の図を参照
・4:30→試合終了時間(この場合は試合開始から4分30秒後に試合終了)
・11-1→試合終了時の点数(フォールによる勝利は点数を問わない)
VFA | victory by fall フォールによる勝利 |
VIN | victory by injury 負傷棄権による勝利 |
VCA | victory by 3 caution 警告3回による勝利 |
VSU | victory by technical superiority テクニカルフォール(10点差) |
VPO | victory by points ポイント判定勝ち |
VFO | victory by forfeit 不戦勝 危険試合による勝利 |
DSQ | disqualification 罰則による失格 |
2DSQ | double disqualification 両者失格 |