慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】「総力戦」でつかんだ勝ち点3!6戦ぶり勝利で巻き返しへ 第9節 vs神大

リーグ最下位に位置する神大との一戦。慶大は組織的な守備と豊富な運動量で試合の主導権を握った。前半は決め手を欠いたものの我慢強く戦い続けると、66分、山田盛央(総3・藤枝東)が自ら得たPKを沈めて均衡を破る。75分には多嶋田雅司(商3・国学院久我山)が追加点を挙げると、最後まで集中を保って神大に反撃を許さず、2-0で完封勝利。これで3戦負けなしと復調気配だ。

 

第92回関東大学サッカーリーグ戦 第9節 vs神大

2018//09110KO @青山学院大学グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学0神奈川大学

【得点者】
 66分 山田盛央慶應義塾大学)
 75分 多嶋田雅司慶應義塾大学)

慶大出場選手

GK上田朝都(総3・横浜F・マリノスユース)

DF井出悠介環4桐蔭学園

DF鴻巣良真(総4・国学院久我山)

DF篠原新汰(総1・FC東京U-18)

DF野村京平(総3・国学院久我山

MF増田皓夫(商4・桐蔭学園)

MF江本優貴総3大宮アルディージャユース)

MF橋本健人(総1・横浜FCユース)→58分 山田盛央(総3・藤枝東)

MF松木駿之介(総4・青森山田)→71分 内桶峻(政2・国学院久我山)

MF多嶋田雅司(商3・国学院久我山)

FWピーダーセン世穏(経3・FCトリプレッタユース)→86分 福本拓海(総3・済美)

真夏日の暑さに勝るとも劣らない熱い声援を送る

試合は32℃を超える炎天下の中行われた。相手はリーグ最下位の神大。なんとしても勝ち点3が欲しい慶大は、主将の松木駿之介(総4・青森山田)が3戦ぶりにスタメンに復帰した。

守備陣の安定感が光った

ここ数試合、ボールを支配して試合の主導権を握っている慶大は、この日も序盤からペースをつかむ。11分、井出悠介(環4・桐蔭学園)のスルーパスに抜け出した多嶋田がGKと1対1のチャンスを迎えたものの、足先で浮かせたシュートはわずかに枠を逸れた。効果的な攻撃はそれほど多くなかったが、多嶋田ら前線の選手によるハイプレスと、鴻巣良真(総4・国学院久我山)を中心とした堅固な守備が機能し、神大にほとんど見せ場を作らせない。両チーム得点は生まれず、前半を折り返した。

多嶋田は嬉しい今季初ゴール

後半も慶大が主導権を握る展開は変わらない。暑さで徐々に選手たちの足が止まってくる中、58分、冨田賢監督は山田を投入。すると66分、その山田がペナルティエリア内で仕掛け、PKを獲得する。これを山田が自ら沈めて先制弾。監督の期待に結果で応えた。その後、足がつった松木に代えて内桶峻(政2・国学院久我山)が入ると、この采配が再び的中する。75分、内桶が相手DFを背負ってキープしたボールを落とすと、そこに走り込んだのは国学院久我山の同期多嶋田。「やりやすい」(多嶋田)と信頼を寄せるコンビネーションから右足を振り抜くと、シュートは内桶に当たってGKの逆を突き、ネットを揺らした。2点のリードを奪った慶大はその後も安定した守備で神大をシャットアウト。2-0のまま試合終了の笛が鳴り、慶大メンバーは久々の勝利の味に酔いしれた。

決して簡単な試合ではなかった。途中出場の選手がしっかりと期待に応え、部員150人の声援を背に、皆が炎天下のゲームを最後まで走り切った。「チームとして一体となって戦えた」(冨田監督)。第3節以来、6試合ぶりの勝利はまさに、「総力戦」でつかんだ勝利だった。

総力戦で完封勝利

約3週間前、首位の立大に敗れた後、慶大は昇格争いに食らいつくため「前期残り5試合で勝ち点10獲得」という短期目標を立てた。そこから3試合で1勝2分、勝ち点5。復調気配を見せてはいるものの、この目標を達成するには、残り2試合も勝利が必須となった。求められることはただ一つ。チームが一体となって、この日ピッチを支配した荒鷲の魂を示し続けること――。その先に、結果はおのずとついてくるはずだ。

(記事:桑原大樹 写真:髙橋春乃、中村駿作)

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試合後コメント

冨田賢監督

――久し振りの勝利となった

本当にチームとして苦しみながらも、皆が諦めないで一つになった結果かなと。今日の(試合に)出てた選手、出られなかった選手、そして応援してくれたみんなも含めて、皆でつかんだ勝利だと思います

――試合を振り返って

前半は危ないシーンもありながらも、全体としては主導権を握って、自分たちのやりたいプレーをできていたかな。課題だった守備のところも、1試合通じてそこまで決定的なシーンはなくて、2試合続けて0に抑えられた。それも、練習から本当に当たり前のディフェンスを改善できたのが結果に出たのかなと。攻守にわたって安定した戦いができたと思います。

――前半、主導権を握りながらも点が取れず、先週のスコアレスドローが頭をよぎったが

シュート数で上回って、流れとしても悪くないんだけど最後決め切れない、勝ち切れないゲームは多かった。今日も確かに前半の決定機を(多嶋田)雅司は決めなきゃいけないし、松木も練習通りのクロスからのシュートが決まらなかったし、そこは突き詰めていかなきゃいけないと思います。ただ今日は、ディフェンスラインが本当に焦れないで、点を取れない中でもよく我慢して集中を保ったかなと。(鴻巣)良真も(篠原)新汰も中心になって守ってくれたし、井出(悠介=環4・桐蔭学園)もすごく守備の意識が高くなってきたし、あと今日左サイドで出た野村(京平=総3・国学院久我山)も、(今季)初めてのスタメンだったけど、非常に安定感をもたらしてくれたなと思います。

――後半の2得点はどちらも交代選手が絡んだ

そうだね。今日はもう絶対総力戦になるって試合前から話していて、彼らがゴールに関われたのも、前半の選手たちがこの暑い中、背後に出ていく動きだったりといったプレーをしてくれたから、途中から出た選手たちがああいう形で活躍できたんじゃないかなと。チームとして一体となって戦えたゲームだったなと思います。

――次節に向けて

残り5試合になったときにチームとして5試合で勝ち点10を目標に掲げて、今3試合終わって勝ち点5。残りの2試合も勝つしかないというところです。拓大戦に向けては準備できる日数も1日多いから、しっかりと体力を回復して、良い準備をしてまたひたむきな良いサッカーができるようにしていきたいと思います。

 

松木駿之介(総4・青森山田)主将

――試合を振り返って

気温が高い中でベンチメンバーも良いメンバーがいるし競争もできているので、僕はピッチに立っている間、全力でやろうということを常に意識してやりました。ただ、足がつって交代してしまうってのは情けないですし、そこはもっともっと改善していかなければいけない点だと思うので、やっぱり主将として90分ピッチに立てるようにやっていきたいと思います。

――前半は慶大ペースだったが得点にはつながらなかった

相手が守備と攻撃で結構分断してたので、ボール取った後はスムーズに前に進めて、そこでスルーパスの精度だったりクロスの精度だったり、中の動き出しだったりまだまだ課題は多いですけど、そういった点ではいつもよりゴールに向かえたシーンが多く出たかなと思います。

――後半はPKから得点できた

ペナルティエリアでボールを持って、山田がああやって仕掛けたからこそPKを取ることができましたし、ああいう形で先制点を取れたっていうことはチームとしてすごくポジティブなことだと思います。ああいう仕掛けがなければ試合展開がどうなっていたか分からないですし、結果として2-0でしたけど、1本相手にやられてしまえば今日もどうなるかわからない試合展開だったと思うので、ペナルティエリアに入って仕掛けることの重要性を、皆がしっかり認識できた試合になったかなと思います。

――次節に向けて

残り5試合で勝点10ポイント取ろうという目標で前期残り5試合やってきた中で、今3試合終わって5ポイント、1勝2分で5ポイントなので勝たなきゃ目標達成できないですし、そこで10ポイント取ることができなければ本当にもう目標を変えなきゃいけないことになると思うので、意地でも昇格を目指して後期入っていけるように、前期なんとしても10ポイント取って終わりたいという思いがあるので、今日の勝利は勝利として切り替えて、また来週に向けてやっていきたいと思います。

 

多嶋田雅司(商3・国学院久我山)

--今日の試合を振り返って

暑い中でしたけど、チーム全員がチームのためにプレーできたと思います。

--久しぶりの勝利となったが

あんまり最近勝ってなかったので、素直に嬉しいです。

--自身の得点シーンを振り返って

(内桶)峻が良いところに落としてくれたんですけど、自分がうまく当てられなくてへなちょこシュートになっちゃったんですけど、結局峻に当たって入ってラッキーだったと思います。日頃チーム全体として掃除とかを徹底してたんで、そのおかげでああいうラッキーな形で入ったのかなと思います。

同じ国学院久我山出身の内桶選手とのやりやすさはあるか

かなりありますね。峻がどこにいて欲しいかとかも、日頃から話していたので、峻が右サイドに入ってくれてすごくやりやすかったですし、あとは同期の野村も出てたんで、3人が一緒に出れて本当に嬉しいです。

--攻撃で改善した点は

サイドからのクロスの入り方とかを最近すごく意識して練習でやっていて、その入り方は良くなったと思うんですけど、あと決め切るところがまだ足りないところかなと思います。

--次節に向けて

チーム全体として前期残り5節で勝ち点10を取ると言ってて、今勝ち点5で残り2試合なので、慢心しないで練習して勝ちたいと思います。

 

篠原新汰(総1・FC東京U-18)

――試合を振り返って

今日に関しては勝ち切れたということがチームとしては本当に大きくて、あとはここ2試合を連続で(失点を)0で抑えられているというのは守備陣として大きな収穫かなと思っています。

――最下位の神大との試合だったがどのような準備をしてきたか

勝ち点的には最下位であれ、うちも今日負けると順位が入れ替わるという展開で実質同じようなものだったので、今日は下と離すためにもすごく重要な試合だというのは、メンバーに入った人も今日は入らなくて応援した人も含めて全員が共通した意識を持っていたと思いますし、それが一体感につながって良い戦いができたのかなと思います。

――今日は無失点でしたが

そうですね、今日は全員でゴール前で体を張れたり、あとはFWの選手も、今日は暑かったんですけど、前からしっかり走ってくれて後ろの負担を軽くしてくれたりと、全員が意識を高く持ってやれた成果かなと思います。

――守備面での手応えは感じてきているか

そうですね。ここ2試合に限らず段々良くなっているなという手応えはあります。しっかりと周りの選手とも、自分も含めてですけど、コミュニケーションを多く取れていますし、練習からしっかりやれているので、まあ試合だけやれているというよりも普段の練習の積み重ねが出ているのかなと思います。

――次節に向けて

次節の拓大戦も厳しい戦いになるのは間違いないですし、拓大も勝ち点が近いのでここで一気に上に行くためには引き分けじゃなくて勝たなくてはいけない試合だと思います。自分たちはまだ連勝をしていなくて、勝った次の試合のメンタルの持ち方とか今週1週間の準備が非常に大事だと思うので、これから、今日からの準備に全力を捧げたいなと思います。

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