【ソッカー部(男子)】後半戦は黒星スタート。序盤の失点が響く 第12節VS日大

ソッカー男子

関東大学サッカーリーグ戦は1か月を超える中断を経て後期に突入。後期の開幕戦は日大を相手に苦しい試合となった。試合開始から日大ペースで進み、自陣での守備の時間が続く。17分に先制を許すと、29分にもオウンゴールで失点。1点ずつ返していきたい慶大だったが相手の集中した守備を前にゴールへ迫れず。決定機は少なく0―2で敗れた。

2022/8/6(土)18:00キックオフ @会場非公開

 

【スコア】

慶應義塾大学0―2日大

【得点者】

17分 西山蓮平(日大)

29分 オウンゴール

 

◇慶大出場選手

GK

21 根津拓斗(政2・慶應)

DF

7 山本献(商3・國學院久我山)

5 牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)

2 山口紘生(商2・國學院久我山)

13 山崎健翔(法3・桐蔭学園)

MF

23 金子和樹(環4・國學院久我山)

20 内藤豪(法2・駒澤大高)

15 角田惠風(商1・横浜F.マリノスユース)

29 茅野優希(政2・慶應)

FW

10 齊藤滉(4・FC町田ゼルビアユース

27 熊澤維吹(文3・國學院久我山)

 

関東リーグ戦後期の開幕戦を迎えた慶大。相手は前回対戦3―2で勝利している日大だ。上位は勝ち点差が小さく、混戦となっている関東2部。この熾烈な争いを勝ち抜き昇格するためには勝利したい一戦だ。

 

試合開始直後から日大がボールを持ち、ペースを握る。決定的なピンチこそ訪れなかったが、セカンドボールをことごとく回収され自陣での守備の時間が続く。ボールを持っても相手の激しいプレッシャーの前になかなか攻め込めない。すると17分、日大が左サイドを一気に突破しクロス。これにヘディングで合わせ日大が先制に成功する。20分にも左サイドからペナルティエリア内へ侵入を許しシュートを打たれたがここはこの日がリーグ戦11試合目の出場となったGK根津拓斗(政2・慶應)がセーブし得点は許さない。

出場を続けるGK根津

指示を出すDF山口

20分を過ぎると徐々に慶大がペースを握る。24分、右サイドから熊澤維吹(文3・國學院久我山)、茅野優希(政2・慶應)とつなぎ最後は内藤豪(法2・駒澤大高)がミドルシュート。しかし相手GK正面を突く。26分、FWの齊藤滉(商4・FC町田ゼルビアユース)が相手GKへチャージしボールを奪う。その流れでコーナーキックを得たが得点にはつながらなかった。流れをつかんだように見えた慶大だったが29分、日大に右サイドからのシュートを浴びると一度はGK根津が跳ね返したがボールは慶大DFに当たりそのままゴールへ。オウンゴールと不運な形で失点し、2点差となってしまう。その後も前半終了までシュートを浴びせられたがDF陣が奮起しそれ以上の失点はせず0-2で前半を終える。

攻め込むFW熊澤

右サイドで存在感を見せた金子

後半に入り53分、この日もサイドで存在感を見せていた茅野が一気に前線へ運びシュート。しかしこれは枠を捉えられない。58分には相手にペナルティエリア内までボールを運ばれ危ないシーンとなるが、この日キャプテンマークを巻いたDF牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)が集中した守備を見せる。その後は膠着した展開となり両者ともに決定機はなく。そのまま0―2で試合を終えた。

キャプテンマークを巻いた牧野

後期開幕戦は前回対戦で勝利した日大相手に手痛い敗戦となった。しかし、首位までの勝ち点差はまだ4(8月8日時点)。まだまだ上位、そして昇格を狙える位置にいる。次戦は13節は新型コロナウイルスの影響で延期となり、1週間後の来週土曜に14節、立正大戦を迎える。前回対戦で敗れた相手だが、昇格戦線に残るためには勝ち点3が欲しいところだ。(取材:佐藤 光、松田 英人)

関東大学サッカーリーグ戦2部順位表はこちら→https://www.jufa-kanto.jp/league_data.php?keyno=6&ctg=2

 

次戦 第14節 vs立正大学 18:00キックオフ @会場非公開

(第13節は新型コロナウイルスの影響で延期となりました。代替日程は未定です。)

 

以下、監督・選手インタビュー

浅海友峰監督

――今日から後半戦です。どのような準備をして臨みましたか?

アミノバイタルカップから大きく時間が空かなかったという事もあるので全体としては1週間の成長をさせるというところは変えずに取り組んできたというところです。

 

――今日の試合振り返って

選手に聞くと慣れないナイターでやりづらい面もあったという事なんですけど相手も一緒だと思います。その中でなかなかボールを受けようとしなかったというところは課題として残ります。もっとやられてもおかしくない試合で2失点で抑えられたところはDF、GKの頑張りはあると思います。課題と良かった点両方あると思います。

 

――前半から押し込まれる展開でした

大体立ち上がりはそうなることが多いです。1失点目はやられるとしたらこの形というところでやられてしまいました。

 

――次の試合への改善点は

相手の圧の中で仕掛けていかないといけないというところですね。まじめなチームなのでいろんなものを背負って堅くなりすぎたところもあります。そこは乗り越えていこうという話はしようと思います。そこがあって戦術があると思います。

 

牧野晋作選手

ーーどのような準備、意気込みで臨みましたか
自分達は前期の最後の3連戦で思うように勝ち点が取れなかったので、そこの悔しさを糧にこの中断期間、自分達に厳しく一歩一秒のところにこだわって準備してきました。ただ、やりたいこととかやってきたことっていうのが今日出せた分もあるんですけど、思うようには出せずに結構苦しい展開になってしまったっていうのが現段階の感想として持っているところです。

 

ーー今日のご自身のプレーを振り返って
相手は個のレベルが高いというところで、自分が球際だったり声の部分というところでチームを引っ張っていきながら、チーム全体で戦うという姿勢を見せていけたらいいなと思いながらやっていたんですけど、後半苦しい時間で声も出なくなって、自分としてはもっとできたのかなと思っています。

 

ーー今日の試合の反省点、課題
個の部分はもちろんあるんですけど、チーム全体として、決まり事だったり約束事を守れない時間があって、そこから失点してしまったので、そういったところをチームとして共通認識として持って、次回に繋げられたら良いなと思います。

 

ーー次の試合への意気込み
次の試合は1週間後に控えているので、この1週間、本節出た課題だったり良かったところを復習して、イメージを共有して、点まで繋げて、しっかり勝ち点3を取れたら良いなと思っています。

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