東京六大学応援団連盟吹奏楽部・チアリーディング部による第50回合同演奏会が府中の森芸術劇場で開催された。節目となる50回目の舞台では、吹奏楽、チアリーディング、ドリルと、それぞれの特色を生かした演目を通して、六大学ならではの一体感あふれるステージを作り上げた。会場は華やかな演奏と演技に大きな拍手が送られ、伝統ある応援文化の魅力をも存分に感じられる演奏会となった。
第Ⅰ部の演奏ステージは、「A Huntingdon Celebration」で華々しく幕を開けた。力強いファンファーレが会場を包み込み、晴れやかな響きで観客を魅了する。続く「序曲 バラの謝肉祭」では、曲調が次々と移り変わる作品を豊かな表現力で奏で、華やかさと躍動感を演出。「THE SEVENTH NIGHT OF JULY~たなばた~」では、繊細な音色で七夕の幻想的な情景を描き出し、会場を優しく包み込む。そして続く「サンバ・テンペラード」では、慶應義塾大学出身の作曲家・大野雄二氏による楽曲を、應援指導部吹奏楽団のH.Sさんが指揮。軽快なリズムと息の合ったアンサンブルで会場を大いに盛り上げ、第一部を締めくくった。

第Ⅰ部と第Ⅱ部の幕間企画では、各校のチャンスパターンからの人気投票で選ばれた曲目を披露する「チャンスパターンメドレー」を実施。慶大からは『アラビアンコネクション』『突撃のテーマ』『コールケイオー』『ダッシュケイオウ』が演奏され、おなじみの応援曲に会場は大いに盛り上がった。

第Ⅱ部のチアリーディングステージには、「2年ダンス隊」「2年スタンツ隊」「3年ルーティン隊」という3チームに分かれて登場した。
かわいさ、かっこよさ、うつくしさ——それぞれが異なる3つの魅力を表現。演目前の紹介通り「魔法にかかったような」一幕で、観客の心をつかんでみせる。とりわけスタンツやピラミッドが決まった瞬間、会場には思わずため息が漏れるほどの美しさが広がっていく。その一瞬に懸ける思いが、静かにされど熱く伝わってきた一幕だった。
その直後には六大学それぞれの旗が翻る。その光景は、東京六大学の一体感を何よりも雄弁に物語っていた。

第Ⅲ部はドリルステージとグランドフィナーレで構成された。開幕とともに「アナと雪の女王」のオープニング曲として有名な『ヴェリイ』と労働歌の『氷の心』の2曲のメドレーが奏でられた。六大学の部員たちは、華やかな衣装を身にまとい、観客一同を魅了した。
その後も『雪だるまつくろう』、『生まれて初めて』、『レット・イット・ゴー』が続けて演奏された。明るい圧巻の吹奏楽の音色に加え、旗を使ったパフォーマンスなども披露され、段々と迫力さを増していった。
後半は一転して六大学の応援メドレーが会場を包んだ。各大学のチャンスパターンが奏でられ、観客席からは手拍子や掛け声が鳴り響き、まるで試合さながらの盛り上がりを見せた。

グランドフィナーレでは早大の第一応援歌『紺碧の空』が繰り返し演奏される中、出演者が一堂に壇上に集結した。会場は大きな拍手と歓声に包まれ、六大学が一体となった熱気そのままに第50回合同演奏会は幕を閉じた。
六大学がそれぞれの個性を発揮しながらも、一つのステージを作り上げた今回の合同演奏会。スローガン「Bloom」の通り、部員たちの努力と六大学の絆が花開いた節目の舞台となった。
(取材、記事:神戸佑貴、小林由奈、小野寺叶翔 取材:塩田隆貴)


