前節、神奈川大戦ではオウンゴールから痛恨の失点を許し連勝は2でストップ。前期リーグも終盤に差し掛かり、首位、産業能率大を相手に勝ち点3を奪いにかかる。前半からロングボールを中心に攻撃を組み立てる相手の攻撃に苦戦し、シュートを打たれるシーンが増えるも、GK福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース)が好セーブを見せ0点に抑える。攻撃陣は相手の堅い守りに突破口を見いだせず、ほとんどシュートが打てないまま前半は終了した。後半も相手の攻撃をしのぎながらカウンターからチャンスを作る。71分には藤井漱介(商4・静岡学園)のドリブル突破からのクロスでチャンスを作るも、中央の選手にはわずかに合わず決定機とはならない。両者決め手を欠く中、90+3分にカウンターの流れからフリーでヘディングを決められ、先制を許す。さらに90+4分、自陣左サイドで単独突破から強烈なシュートを沈められ、リードを2点に広げられる。最後まで相手ゴールに迫ろうとしたものの、堅い守備を崩せずタイムアップ。0-2での敗戦となった。
2026/5/24(水)14:00キックオフ@慶應義塾大学下田グラウンド
【スコア】
慶應義塾大学0ー2産業能率大学
【得点者】
90+3分 産能大 日隠ナシュ大士(池松聖那)
90+4分 産能大 永井心温
【慶大出場選手】 | |
ポジション | 背番号 選手名(学部学年・出身高校) |
GK | 21 福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース) |
DF | 2 三浦成貴(商4・浜松開誠館) |
| 4 秋元心太(法3・駒大高) |
| 5 田形昂生(政4・慶應) |
| 6 斎藤大雅(文4・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18) |
MF | 30 堀ノ口瑛太(総1・神村学園) |
| →65分 14 石田航大(政4・慶應/ブリオベッカ浦安U-18) |
| 10 藤井漱介(商4・静岡学園) |
| → 79分 7 朔浩太朗(理4・学習院高等科) |
| 13 三浦大其(経3・慶應) |
| 26 鈴木義仁(政3・帝京長岡) |
| 23 山本凉(法2・桐蔭学園) |
| → 73分 17 林隆希(経4・市立浦和) |
FW | 9 オノノジュ慶吏(政2・前橋育英) |
→ 73分 28 米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18) | |
前節の神奈川大戦ではウノゼロでの敗戦を喫した慶大。連敗は避けたいが、立ち上がりから首位相手に苦戦を強いられる。GKからのロングボールを軸に攻め立てる産業能率大に対し、セカンドボールが取れず、自陣に押し込まれる時間が続く。慶大はGKからボールを繋いで前進を試みるが、相手の素早いプレスに苦しみ、ボールロストからピンチを招いてしまう。13分には、中途半端なクリアを相手に拾われ、シュートまで持ち込まれたが、GK福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース)の好セーブで凌ぐ。

再三の好セーブを見せた福井
15分、ようやくゴールへ迫るシーンが訪れる。セカンドボールが鈴木義仁(政3・帝京長岡)のもとに収まると、一気にカウンターへ。左WGの藤井漱介(商4・静岡学園)に展開すると、クロスは相手DFにブロックされるも、一本目のCKを獲得。しかし、ポジション争いの中で慶大のファウルがあり得点には結びつかない。相手にボール保持で上回られる中、カウンターからチャンスを増やしていきたい慶大。だが、前線からのプレスがうまく機能せず、産業能率大が主導権を握る状況を変えることはできず。28分には絶好の位置での直接FKを与えてしまうが、ここは壁に当たり難を逃れる。その後も防戦一方の局面が続くが、守備陣が粘り強い守備を見せ、ゴールを割らせない。37分、この試合で慶大にとって初めてのシュートシーンが生まれる。右SBの斎藤大雅(文4・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)のクロスからCKを獲得。そのこぼれ球を収めたオノノジュ慶史(政2・前橋育英)がシュートを放つ。だが、これも相手DFのブロックに阻まれ、ゴールマウスを捉えることはできない。

右SB起用となった斎藤雅
以降は慶大に大きなチャンスはなく、0-0で前半終了。苦しい時間が続いたものの、集中した守備でなんとかスコアレスで前半を終えた。後半は相手陣地でのプレーを増やし、決定機を作り出したい。
ハーフタイムでの選手交代はなし。後半開始から立て続けにピンチを迎える。左CB秋元心太(法3・駒大高)と左SB田形昂生(政4・慶應)の間で相手選手がボールを受け、ペナルティエリア内でシュートを打たれるも福井がナイスセーブ。続く51分、カウンターの流れから鋭いミドルシュートがゴール右隅へ飛ぶがここも福井が横跳びで弾き難を逃れる。押し込まれる展開が続く中56分、コーナーキックを完璧に頭で捉えられる。しかしここも福井が神懸かった反応でボールを掻き出し、チームを盛り立てる。なかなかゴールに迫れない中、65分に堀ノ口瑛太(総1・神村学園)に代えて石田航大(政4・慶應/ブリオベッカ浦安U-18)を投入。縦横無尽に走る石田の動き出しから突破口を作る。後半初めてのチャンスは71分、クリアボールを受けた藤井が左サイドでドリブルを開始し、相手選手を2枚引き付けながら左足でクロスを上げる。しかし中で待っていたオノノジュにはわずかに合わず、三浦大其(経3・慶應)がボールを拾って波状攻撃を仕掛けるも得点には至らない。

ドリブル突破からチャンスを作った藤井
73分に山本凉(法2・桐蔭学園)に代えて林隆希(経4・市立浦和)を、オノノジュに代えて米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18)を投入。前線の選手を入れ替え攻撃の活性化を図る。

第2節ぶりの出場となった林
79分には藤井に代えて切り札、朔浩太朗(理4・学習院高等科)を投入。投入直後、朔は早速相手ディフェンダーからルーズボールを奪い取りチャンスを作るがここはファウルの判定。両者決定機を作れないままアディショナルタイムに突入し、このまま試合が終了するかと思われたが90+3分、カウンターの流れで自陣右サイドからクロスを上げられ、これを頭で合わせられて先制を許す。時間がない中で同点に追いつきたい慶大だが90+4分、右サイドでボールを失い中央でドリブル突破を許す。左サイドでボールを受けた相手フォワードに単独突破から強烈なシュートを決められ2点差に広げられる。無常にもこのまま試合終了の笛が鳴り、0-2で敗戦となった。首位相手になかなか攻撃の糸口を掴めなかったが、終盤まで数多くのシュートを止めたGK福井の奮闘が光った。
(取材、記事:甲大悟、小野寺叶翔、奥秋柚生、佐藤成、原田武郎)
【選手インタビュー】
◇藤井漱介(商4・静岡学園)
ーー今日の試合を振り返って
相手が首位というところもあって、今日勝てば首位争いに絡めるというところで、今日の試合は1年通しても重要だという位置づけで1週間トレーニングしてきた中で、こういう結果になってしまって悔しいし、このままで目標を達成できるのかという強い危機感があります
ーー久しぶりの出場となったが
ずっと怪我が続いていたのでまず怪我をしないようにっていうところと、自分が出られない中で負けた試合がたくさんあったので、自分のプレーで、ゴールやアシストなどでチームを勝たせたいという思いで試合には臨みました。
ーー左サイドの突破でチャンスを作っていたが、自身のプレーを振り返って
コンディションはまだまだ上げられるとは思いますが、2部の舞台だったらもっともっとできないといけないなというところがありますし、ただ個人的には一定以上のところはパフォーマンスはできたのかなと思いますけど、このままじゃ足りないなという試合でした。
ーー慶大の10番の重みというのは感じているか
怪我でずっと出られない間とかはチームがなかなかいい状況になくて、自分が力になれない中でチームが結果出ないというところに関して、10番なのに何をしているんだろうというのは確かにありましたが、そこの責任は感じつつもまずは気負いすぎずにプレーしたいと思っています。
ーー次戦に向けて
ここ勝たないと本当に厳しくなってくると思うので、1部奪還という目標に対する執着をもっと学年問わずチーム全体でトレーニングから見せていかないとなと思います。

