現地時間24日、カザフスタンでレスリングのシニア世界選手権が開幕した。フリースタイル86㌔級の慶大・岡澤ナツラ(法2・慶應)は現地30日10時30分、日本時間30日の14時30分頃から出場する。
岡澤は5月の明治杯で2位となり、優勝した石黒隼士(自衛隊体育学校)に次いで世界選手権代表の優先順位2番目となっていた。石黒が世界選手権の出場を辞退し、岡澤が繰り上がりで選出された。
8月のU23世界選手権で銅メダルを獲得した岡澤。初のシニア世界選手権で強敵に立ち向かっていく。
【以下、インタビュー】
――今のコンディション
(8月の)U20(世界選手権)が終わってから体調はいい感じで、U20の後は課題の体力にこだわって、山梨学院大学に夏休みに遠征行ったりとか、筋トレは瞬発力もだけど持久力にシフトチェンジして、課題を克服できるように取り組んできたので、コンディションは悪くないです。
――U20世界選手権での経験を経て、具体的にどのように練習内容を変えたか
昔はスパーリングを1日で3分10本以上体力強化のために入って、連続で4本とか5本やっていましたが、(5月の)明治杯が終わったあたりからスパーの質も上げるために3分2本で全力を出すように変えたものの、結局(U20で)体力の部分で最後に負けてしまったので、3分4本か5本連続でやることに戻しました。あとはさっきも言ったように筋トレに筋持久系を多く入れて、ランニングも多く入れて、そうしたら膝が痛くなっちゃったんですけど(苦笑)、そのあたりですかね。
――今回の世界選手権で目標とする結果
ぼくの階級に、世代別にはなるものの世界チャンピオンが4人、イラン、ロシア、アメリカ、ギリシャ、あとはブルガリアのオリンピックチャンピオンがいて、そこと戦いたいので、最低限そこにたどり着くまでは負けられないかなと。シニアの世界選手権は滅多に出られるものじゃないですし、本当のトップクラスを肌で実感したいですね。負けるつもりはありませんけどね(笑)。
――28年のロス五輪を見据えるとなると、来年もシニア世界選手権に出場しなければ厳しいところだが、今回のシニア世界選手権でどんなことを学びたいか
明治杯でぼくが負けた石黒さんは去年の世界選手権で2位になっていて、間違いなく石黒さんは世界トップクラスにいるので、そこを超えるためにも石黒さんが超えてきた壁は自分も超えなきゃいけないと思います。石黒さんが勝った相手には自分も負けられないし、来年のシニアの世界選手権に出たとしてもやる相手はだいたい決まっているので、今回は来年やオリンピックのための準備かなとも思っています。思い切って楽しみたいです。
――以前、石黒選手にレスリングの基礎的な部分の指導を受けたと語っていたが、その部分の成長は
今までちょっとなあなあにやっていたところを、全日本合宿の時に石黒さんやフリースタイルの代表の監督が言語化して具体的に説明してくれて、もし自分が指導する立場だったらこういうふうには言語化できないなと、そう説明してそう動くのかと感じました。自分は大雑把な性格でもあるけど、トップクラスの人は動き一つひとつにこだわっていることを実感して、最近は最初の打ち込みの練習からこだわってやっているので、練習の質自体も上がっているんじゃないかなとなんとなく感じています。
――最後に改めて力強い意気込み
たぶん、一番若いので、本当の意味でのダークホースとして、世界チャンピオンであろうと同じ人間なので(笑)、思い切って暴れてきてやろうと思います!
(取材:柄澤晃希)


