慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(男子)】関東1部の強敵相手に、完封勝利で初戦突破! アミノバイタルカップ2018 1回戦 vs東国大

全国の頂上を目指す挑戦が始まった。静岡県・時之栖で開幕したアミノバイタルカップ2018。慶大は初戦、関東リーグ1部11位の東京国際大学と対決した。前半立ち上がりから守勢に回る慶大だったが、16分に松木駿之介(総4・青森山田)がPKを獲得。これを八田和己(総3・桐蔭学園)が冷静に流し込み先制に成功すると、やや劣勢の展開ながらも1点リードで前半を終える。後半も相手のカウンターやセットプレーに悩まされる時間帯が続いたが、体を張った守備で得点許さず。そのまま逃げ切り、久しぶりの完封勝利で2回戦進出を決めた。

 

アミノバイタルカップ2018 第7回関東大学サッカートーナメント大会兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選1回戦 vs東国大

2018/07/14(土)12:30KO @時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学1―0東京国際大学

【得点者】
0 16分 八田和己(慶應義塾大学)

慶大出場選手

GK上田朝都(総3・横浜F・マリノスユース)

DF井出悠介(環4・桐蔭学園)→78分 岩崎湧治(商4・ベガルタ仙台ユース)

DF鴻巣良真(総4・国学院久我山)

DF篠原新汰(総1・FC東京U-18)

DF野村京平(総3・国学院久我山)

MF八田和己(総3・桐蔭学園)

MF増田皓夫(商4・桐蔭学園)→90+2分 江本優貴(総3・大宮アルディージャユース)

MF山田盛央(総3・藤枝東)→85分 小谷春日(環4・藤枝東)

MF多嶋田雅司(商3・國學院久我山)

FW松木駿之介(総4・青森山田)→64分 落合祥也(商3・横浜FCユース)

FWピーダーセン世穏(経3・FCトリプレッタ)

現時点のベストメンバーで臨んだ

早慶定期戦の激戦から1週間。慶大ソッカー部は決意を新たにアミノバイタルカップを迎えた。これまでなかなか上位まで駒を進められていない大会ではあるが、今年こそ、全国への切符を手に入れることができるのか。初戦の相手は関東リーグ1部に所属する東国大。これまで勝利を挙げたことのない相手に対し、慶大は定期戦と同じスターティングメンバーで1回戦突破を目指した。

PKを獲得した松木(右)と、決めた八田(左)

前半からペースを握ったのは東国大。開始早々9分にペナルティエリア手前でFKを与えるなど、慶大は序盤からピンチを迎える。このFKはクロスバーに弾かれ難を逃れたが、相手のハイプレスに防戦一方の展開に。しかし16分、転機が訪れる。松木がペナルティエリア内でスルーパスを引き出し、軽快なタッチで相手DFをかわすと、足がかかって倒されPKを獲得。これを八田が冷静に沈め、早い時間帯でリードを奪うことに成功した。最初のチャンスをモノにすると、その後も決定機は徐々に増加。ピーダーセン世穏(経3・FCトリプレッタ)の前線でのボールキープや、山田盛央(総3・藤枝東)の裏への抜け出しを中心に攻撃を組み立てていく。しかし、相手に一瞬の隙を突かれカウンターを食らうシーンも目立ち、主導権をつかみ切ることはできない。一進一退の攻防の中、速い攻守の切り替えで何とかリードを保ち、1−0で前半を折り返した。

課題のセットプレーの守備では、GK上田の奮闘が光った

後半立ち上がりは慶大が流れを引き寄せる。前線の攻撃陣がそれぞれ見せ場を作り、61分にはロングボールをゴール手前でトラップした多嶋田雅司(商3・国学院久我山)が相手GKとのを迎えるが、惜しくも飛び出したGKに防がれた。その後も得点とはならないものの、多様な攻撃パターンで相手を脅かしていく。慶大は64分に落合祥也(商3・横浜FCユース)、78分には岩崎湧治(商4・ベガルタ仙台ユース)を投入し、試合を終わらせる形に。しかし、ピッチは強い日差しが照り付ける炎天下。次第に選手にも疲労が見え始め、ファールから何度もFKを与えてしまう。後半は7本のCKに加え、11本のFKを相手に与えるなど課題としていセットプレーに苦しめられる時間帯が続いた。だが、GK上田朝都(総3・横浜・マリノスユース)の抜群のハイボール処理を中心に、絶対に失点は許さない。試合終了まで数々のピンチに耐え凌ぎ、見事に白星を奪い取った。

完封勝利で2回戦進出を決めた

1-0は危険なスコア”1週間前の定期戦、そして関東リーグ前期でも慶大が何度も思い知らされてきことだ。先制に成功しても、あと一歩勝ちを取りこぼす試合が続いていた。だが、今日の慶大は一味違った。数多くのピンチに対しても集中力を切らさず、最後まで全員で守り抜き、勝ち切ることができた。「ようやく噛み合った」(冨田賢監督)と、選手のみならず指揮官も大きな手応えを感じている。続く2回戦の相手は、1週間前の定期戦で逆転負けを喫したばかりの早大。中1日という過密日程ではあるが、宿敵に一矢報いる大チャンス。悲願の早慶戦勝利、そしてその先の全国に向けて——。一皮剥けた荒鷲軍団の夏は、まだまだ終わらないだろう。

(記事:髙橋春乃 写真:中村駿作)

[写真]=JUFA

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試合後コメント

冨田賢監督

——試合を振り返って

1部の東国さんで、町田ブライト選手だったり、個の能力とか球際の強さとか、一人ひとりのスピードとかフィジカルとかやっぱりすご高い相手だったので、そういう相手に本当チャレンジして、勝ち切れたっていうのはすごく自信につながるゲームだったかなと思います。

——東国大は今まで勝利したことのない相手だったが、どのような戦い方で臨んだか

基本的にずっと言ってたのは、日体大戦、早慶戦ときて、ここのゲームに向けてもちろんアミノバイタルで関東でチャンピオンになるっていうのもそうなんですけど、後期につながるようなゲームがしたいって思っていて早慶戦では勝ち切れなかったけど、ある程度自分たちの目指す方向性というか、チームとしてひとつになるっていうのが見えて、あとはもう残りの時間の戦い方の共有、勝ってる時にどう戦うのか、セットプレーってところが課題だったと思うんですけど、そこを今日はもう選手たちがはっきりと、まあ(鴻巣)良真(総4・国学院久我山)中心にかもしれないけど、守り切ってくれて。僕の交代ももう(落合)祥也入れて、(岩崎)湧治入れて、どちらかというともう終わらせにいったんですけど、ようやく噛み合ったっていうか、今までなかなかそこ噛み合えずに勝ちを取りこぼすというのが多くて、そこが今噛み合ってひとつになれたんで、もう本当に早稲田相手に借りを返したいなって思います。

——早慶定期戦と同じスターティングメンバーを採用した

そうですね。やっぱり早慶戦で僕の中ではすごく良いパフォーマンスすることができて、もちろん練習の中で少しフォーメーションの中ではトライしたりとか、あとは勝ってる時とか負けてる時とかトライしながら選手の状態も見てたけど、やっぱりそのままでいった方がベターかなという判断です。

——2回戦までは中1日という過密日程だが

ある意味冷静になるんですけど、ひとつ強くなるためのゲームだから、もちろんきついと思うんだけど、その中でやっぱり100%でプレーしなきゃいけないっていうのも絶対選手としての強さにつながると思うんで、なかなか中1日のゲームってないけど、それをしっかり明日良い準備して回復して、チームとして良いパフォーマンスできるように頑張りたいと思います。

——2回戦の早慶戦に向けて

本当に悔しい思いをしてるんで選手も一番悔しい思いをしてると思うし、こんなに早く借りを返せる機会ってなかなかないと思うので、あの悔しさを次の試合にぶつけたいと思います。

 

松木駿之介(総4・青森山田)主将

——試合を振り返って

先制点取ったに、今までの課題で「なかなか勝ち切れないというのがあったんですけど、その中でピッチに出てる選手からベンチ、応援席が本当にひとつになって勝利をもぎ取れたので、そこはすごくポジディブな結果だったし嬉しく思います。

——前半のPKについて

今年とみけんさん(冨田監督)が3人目の動きっていうのをずっと言ってるんですけど、今までやってきたことがうまく出たかなと。自分が3人目で、ダイレクトダイレクトで良いテンポでボールが動いていた中で(ペナルティエリア内に)入っていったんで、すごく良かったシーンだったと思います。

——今日は試合を通して中盤でのボール奪取などが機能していた

守備に関しては中盤の枚の増田(皓夫=商4・桐蔭学園)、八田、途中から入ってきた落合がかなり効いてたので。まサイドから崩されてしまったシーンも結構あったんでそこは課題ですけど、中がしっかりやってくれてたんでチームとしてすごく締まりのある試合だったと思います。

——次戦は早大が相手となるが

先週の早慶定期戦で負けてから、この組み合わせを見て、早稲田に借りを返そうということで一週間やってきたので、まずこの東国に勝って早稲田とやれる権利を得られたことがすごく嬉しいことですし、でもまだ何も成し遂げてないので、早稲田もこのタイミングで慶應とやるのはすごくやりにくいと思うので、僕たちは変わらずぶつかっていって、としても勝って大阪(総理大臣杯)に、まだ行ったことないんで、そこにチームとして懸けたいと思います。

 

上田朝都(総3・横浜F・マリノスユース)

——試合を振り返って

1部の東国大に結果を出して勝てたっていうのは、本当に大きい勝ちだったなと思います。

——久しぶりの完封勝利となったが

そうですね。早慶戦とかも先制して追い付かれて、シーズン中もそういう試合が多かったんで、そこをしっかり守り切るのが課題で、みんなでやっていこうと賢さん(冨田賢監督)をはじめ皆で言ってた中で、それが初めて体現できた試合だったんで、良かったと思います。

——先制したのは早めの時間帯だったが、守り切る自信はあったか

ある程度の時間までは2点目取って試合を決めにいこうという話だったんですけど、ラスト20分あたりでもう守り切ろうとなってからは、本当に練習してたことだったんで自信はありました。

——FKやCKでハイボールを処理するシーンがかなり多かったが

あそこは本当に自分の得意なところなので。今日は特に前半キックも安定しなかったりしたので、そういうできないことがある時はできることをちゃんとやろうと思って、できたので良かったです。

——2回戦は早慶戦となるが

そうですね。リベンジはしないとなと思ってるんで、しっかり勝ちたいと思います。

 

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