【レスリング】佐藤秀一郎 久々の白星で一歩前進 メダル獲得は来年へ/令和7年度レスリング天皇杯全日本選手権 1日目

レスリング

12月18日から21日にかけて行われたレスリング天皇杯全日本選手権。1日目となる18日には男子フリースタイル92㌔級と男子グレコローマン97㌔級に佐藤秀一郎(環3・八千代松陰)が出場した。グレコローマンでは久々の勝利を記録するも、メダル獲得とはならず。天皇杯での入賞は来年度にお預けとなった。

 

2025年12月18日(木)@駒沢体育館

 

【試合結果】

〈男子フリースタイル92㌔級〉

2回戦

●佐藤秀一郎(慶大)[VPO 6:00=1-9]藤田龍星(日本大学)○

 

〈男子グレコローマン97㌔級〉

1回戦

○佐藤秀一郎(慶大)[VFA 1:45=8-2】岡大智(拓殖大学)●

準々決勝

●佐藤秀一郎(慶大)[VSU 1:52=0-11]塩川貫太(長野県競技力向上対策本部)○

 

フリースタイル92㌔級とグレコローマン97㌔級、両方での出場を果たした佐藤秀一郎(環3・八千代松陰)。メダル獲得に向け、まずはフリースタイル92㌔級での勝利を目指す。

2種目での勝利を目指す

1回戦をシードで突破し、挑んだフリースタイル97㌔級2回戦。試合を優位に進めたい佐藤だったが、なかなか相手のペースを掴みきれず。第1ピリオドを1ー6で折り返す。迎えた第2ピリオドでは、果敢に攻撃を仕掛けるも、相手のペースを崩しきれず。1ー9でポイント判定負け。グレコローマンでの勝利を目指すこととなった。

フリースタイルでは悔しい結果に終わった

フリースタイルの試合から数十分後、次はグレコローマン97㌔級の1回戦に出場。序盤に2点を失うも、相手を上から叩き落とす4点技を決め4ー2とする。そのまま、佐藤優位で試合が進むと、上手く相手の体勢を崩し、わずか1分半でフォール勝ち。公式戦での勝利から遠ざかっていた佐藤だったが、得意の形で見事1勝をもぎとり、準々決勝進出を果たした。

フォール勝ちで久々の白星

続く準々決勝では、社会人選手と対戦。序盤は拮抗した展開が続くも、0-3でパッシブを取られると、回転技を決められ、0-7とされる。必死に食らいつく佐藤だったが、最後は4点技を決められ、0-11でテクニカルスペリオリティ負け。今年度の活動に幕を下ろす形となった。

メダル獲得とはならなかった

メダル獲得とはならなかったものの、内閣総理大臣杯、東日本選手権と苦しい戦いが続いただけに、価値のある1勝をもぎとった今大会。4年目となる来年度はどのような活躍を見せてくれるのか。佐藤の「ド根性」に2026年は期待したい。

(取材、記事:塩田隆貴)

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