1年生の新人記者を中心に、1年生の選手たちにインタビューをするこの企画。第2回は、アメフト・大島拓翔(政1・慶應)選手、鶴田眞司(総1・慶應)選手、戸田旭(経1・慶應)選手です!(このインタビューは8月9日に対面で実施しました。)
ーー簡単な自己紹介
大島:1年法学部政治学科の大島拓翔です。高校からアメフトを始めて、大学でもそのままアメフト部に入りました。ポジションはタイトエンドっていうところをやっています。お願いします。

大島拓翔
鶴田:経済学部1年生の鶴田眞司です。自分も高校からアメフトを始めて、ポジションは高校からずっとランニングバックをしています。お願いします。

鶴田眞司
戸田:1年の総合政策の戸田旭と申します。僕も高校からアメフトを始めて、ラインバッカーをやっています。お願いします。

戸田旭
ーー中学までは何のスポーツをやっていたのか
大島:僕はサッカーをずっとやってて、3歳ぐらいのときから高校入るくらいまでずっとやってました。
鶴田:自分も5歳から、15歳だから中3までの間にサッカーやってて、高校からは心機一転アメフト部に入りました。
戸田:僕は中学バスケ部でした。
ーーお互いの印象
鶴田:大島は、高校の3年生のときは主将を務めていて、そのときからストイックに、自分の背中で回りを引っ張るような実力もあって、そういう真面目さもあり、本当にストイックなところが素晴らしい人です。戸田旭の方は、本当に上手くて、上手いというか才能がすごいなって俺は思ってて。もちろん彼も努力もしているんですけど、なんでもできて天才気質でこなしちゃうところが本当にすごいなって尊敬しています。
大島;鶴田君もめちゃくちゃ頑張ってて、ウェイトとかもめっちゃ頑張るし、ランとかもしっかりやってて、数値とかスピードとかもずば抜けてるんですけど、それでもしっかり自分を見つめて常に上を目指して頑張っているところが本当にすごいなって思います。旭君は、さっき鶴田が言ってた通り、才能溢れてて基本何でもできちゃうっていうか、「そんな動きできるの」みたいな動きができるのがすごいなって思ってます。
戸田:拓翔はとにかくリーダーシップあるし、圧倒的な実力で回りを黙らせてくれるので、味方として心強いなって。鶴田もめちゃくちゃストイックで、上手いし速いしディフェンスも強いのに謙虚で、そういうところが良いかなっていう印象ですね。
ーーアメフトを始めた時期、きっかけ
大島:兄がアメフトをやっていて、それでアメフトに興味があったのが一つと、サッカーをずっと今までやってきたので、新しいスポーツに挑戦するなら今かなっていう気持ちがあって、高校からアメフトやってみようと思いました。
鶴田:自分は高校入ったときはサッカー部に入ろうかなと思ってたんですけど、サッカー部の雰囲気とか厳しい感じっていうのが自分に合わないっていうか、自分はついていけないなと思って、色々彷徨ってたんですけど、自分はそのときから体重は身長の割にはある方だったので、そういうのを活かせるところがあるかなと思って、ラグビーかアメフトかなと思ってたんですけど、ラグビーは経験者が多いなと思って、アメフトは高校から始める人も多いだろうし、自分もやっていけるかなと思ったのでアメリカンフットボールにしました。
戸田:僕は友達にフラッグ(フットボール)の日本代表がいて、その子に誘われて、興味本位で入ったらめちゃくちゃ面白くてっていう感じで入りました。
ーー高校までの競技生活を振り返って
大島:1年目は基礎作りっていう感じで、ただただウェイトをやって、ご飯食べて、走ってみたいな土台を作る期間で。見方によればあまり楽しくないっていうこともあったと思うんですけど、そういう土台を作る期間でした。2年目はあまり結果が振るわなくて、みんなで話し合いながらやってたんですけど、2年生3年生それぞれうまくいかないところが多くて、結果が振るわなかったなっていう年でした。3年目はそれも踏まえて、まずは仲良くというか、団結して、勝利っていう目標を常に持ちながら日々練習をして、関東優勝することができたのは良かったです。楽しかったです。
鶴田:1年生は彼(大島)が言った通りで、2年生に関しては結果が振るわなかったというのはそうで。自分単位のことになると、練習試合ではちょくちょく出場機会を貰っていたんですけど、公式戦には結局ほとんど出れなくて、自分にとってはちょっと悔しさが残る年だったなって思ってます。3年生になって、自分たちの中で「勝ちに行こう」とか「人のために頑張ろう」という感じになって、みんなで話し合ったり、毎日アメフトに関してのミーティングをしたりすることで、だんだんチームとしての力が高まっていって、その結果春は関東優勝することができて、秋は関東決勝で負けはしてしまったんですけど、チームとして本当に成長した1年だったなって思ってます。
戸田:僕はとにかく1年の時からずっと楽しくて、3年間めちゃくちゃ楽しかったっていう感じでした。1、2年は試合も特に出てなくて、傍から見たらあんま楽しくないようなことをしてたんですけど、それでもアメフトが好きっていう気持ちが強くて、3年になって結果が出始めるともっと楽しくなって、春優勝して、秋は悔しい結果に終わっちゃったんですけど、最後の試合はめちゃくちゃ楽しかったので、とにかく楽しい3年間でした。
ーー慶應を選んだ理由
大島:中学から慶應なんですけど、特にあまり理由はなくて。大学まで行けるとこが良いなと思って慶應に入りましたね。
鶴田:自分は高校からなんですけど、自分も似たような感じで、大学受験しなくていいところがやっぱり良くて、目指せるところがやっぱり早稲田か慶應だけじゃないですか。それで慶應の方が就職とか強そうでいいなと思って慶應にしました。
戸田:僕は小学校からなので特に理由はないです(笑)。
ーー入部を決めた理由
大島:高校の最後の試合で負けてしまって、自分としても悔しい気持ちがすごい大きかったので、それを大学でしっかり借り返せるように、日本一というのを取りたいので、それを叶えるためにも入るしかないって思いました。
鶴田:自分も入学前のときは、朝早い日とかもあって、アメフト部に入るか迷ってはいたんですけど、自分の高校3年間を振り返ったときに、自分にとってアメフトは切り離せないものかなって思って、それを大学で失えないなと思ったので、アメリカンフットボール部に入部しました。
戸田:最後の試合で負けてしまったんですけど、めちゃくちゃ楽しくて、完全に燃焼したかなっていう気持ちでもういいかなって思ったんですけど、大学入りたてのときにやっぱ好きだなって感じて、結局入りました。
ーー入部前の部に対する印象
大島:みんなデカいなっていうぐらいですね(笑)。
鶴田:塾高アメフト部のOBの人が多くて、みんな頑張ってるなくらいの印象しかなかったですね(笑)。
戸田:僕も特になくて、組織として人が多いかなっていうくらいですね(笑)。
ーー大学と高校の違い
大島:大学からアメフトを始めるっていう人もこのユニコーンズには多いので、特段プレースピードがめちゃくちゃ速くなったりとかはなかったんですけど、みんなとにかくデカくて高校のときよりも当たりの強さが強い人が多いなっていう印象と、作戦がちょっと高校より難しいところもあるかなっていう感じです。
鶴田:自分もやっぱり一番感じたところはフィジカルの差で、高校と比べてみんな大きくて重くて強いなっていうのがまず第一印象です。あとは自分としてはプレースピードの違いというか、質の高さっていうのは感じていて、LBっていうポジションがあって、その人たちのプレースピードとかが結構段違いかなっていうのは感じています。ちょっとした高校のときに出ていた甘えみたいなものをしてしまうと、そこでやられちゃうなみたいな質の高さは感じますね。
戸田:僕は戦術の多さが高校とは量が違うなっていうのはありましたね。

春季オープン戦・一橋大戦での大島(91番)
ーー入部から現在までを振り返って
大島:正直作戦とかに慣れるのにかなり時間がかかってしまって、自分のプレーにフルフォーカスするっていうのが難しくて、思いっきりできなかったなって。1年目としての思いきりの良さがあまり出せなかったのが逆に良くないなと思ってます。秋は全部完璧にしてやろうかなと思います。
鶴田:自分は出場機会は多くなかったんですけど、少ない出場機会の中で思ったことは、さっきフィジカルの話をした通りで、タックルが重いなって思って。アメフトはボールをどんどん前に進めていくスポーツだから、前に倒れたり前に押そうとするんですけど、それがやっぱ高校のときできてたことがあまりできなくて、そういった意味で大学のフィジカルの高さを感じたし、同時に自分のポジションの先輩の凄さを感じました。
戸田:僕はあまり出てないんですけど、出たときはとにかく楽しかったです。1年なので何しても良いって言われて、思う存分やってこいみたいな感じで。何も考えずにやれたので楽しかったです。
ーー初出場のピッチの感触
大島:アメフトの試合自体には慣れてはいるので、そこまで緊張はしないんですけど、空気感だったり、観客とかサイドラインの人の多さとかで、みんなの気持ちを背負ってるなっていうのを感じました。
鶴田:自分もアメフトの試合には慣れてるはずなんですけど、結構緊張して。やっぱり200人いる部員の代表として出させてもらってるっていう重さとか、観客とかチアとかアメフトに関わる人たちの大きいものの中で、代表して出てるなっていう重みを感じましたね。
戸田:僕は何も考えずに楽しみだなってワクワクしてて、試合中もそれしか考えてませんでした。
ーープレーがすごいと思ったチームメイト
鶴田:自分はやっぱり自分のポジションの、今期エースの田中さん(=田中玄樹/理3・本郷)と須藤さん(=須藤大樹/理3・慶應)の2人はフィジカルがアップデートされた中でもしっかり自分の強みを生かして、前に倒れない強さがあって、その強さがすごいなって思いましたね。
戸田:自分のポジションの4年生の渡辺晴(経4・慶應)っていう人なんですけど、とにかくめちゃくちゃ雰囲気を良くしてくれるというか、人間性が良いなって思ってて。プレーももちろんすごいんですけど、それ以上に雰囲気って大事だと思うので。そういうのを自分から上げてくれるっていうのがすごいなと思います。
大島:自分のポジションじゃないんですけど、DLの4年生の山田向洋(経4・慶應)っていうすごいデカい人がいるんですけど、その人と当たったときに壁が押し返してくるみたいで、重くて強いなっていうのを非常に思いました。

春季オープン戦・一橋大戦での鶴田
ーー自分の持ち味、強み
大島:僕のポジションはブロックもするしパスもキャッチもするっていうアメフトをやる上で結構難しくて、いろいろなことをやるポジションなんですけど、自分の強みとしてはまずはブロックとキャッチしたあとの走りに注目して欲しくて…。
鶴田:彼は見ての通り長身で、身長がある上に体重もあってウェイトも強いので。その強さが彼の持ち味で、相手をブロックするときもそうだし、ボールを持ったときの相手を弾き飛ばす強さだったりっていう。
大島:その通りです(笑)。
鶴田:自分は逆にあまり上背に恵まれたほうではないんですけど、その分プレースピードを、密集した地帯を抜ける速さとか認知判断の速さとか、そういったのを強みとしていて、相手がタックルに来るなら1ヤードでも奥にタックルさせようといった前への推進力が自分の強みかなって思います。
戸田:僕は高校生のときから3年間でディフェンスのほぼ全ポジションを経験してて、いろんなところをやったんですけど、それがやっぱり強みかなって。やってって言われればどこでも瞬時にある程度のレベルまでできるっていうのが、チームに対して求められているものかなって思います。
ーーこの半年で成長したこと
大島:自分はもともとブロックが得意だったんですけど、キャッチの練習を高校時代あんまりうまくできてなくて、そこの課題がめちゃくちゃあったんですけど、大学入ってからしっかりQBの人とかと合わせたりするようになって、そこのルートからのキャッチのところは成長してきてるなと思ってます。
鶴田:自分は、周りのフィジカルが強くなったからこそ、自分のフィジカルもそうだし当たるときの技術というか形というか、そういったものに最近はこだわろうと思ってて。そういった形にこだわることで、相手にタックルされてももうちょっと前に行けるので、そういう技術みたいなものを多少身に着けられたなっていう感じです。
戸田:僕は高校のときから体重を増やして、その強さが一番伸びたかなと思います。
ーーこの半年で浮き彫りになった課題
大島:課題なのもキャッチですね。課題っていうかもっとできるなって思うので、こっからもどんどん練習してって、ルートを出てからキャッチを取るっていうのをもっと上手くなりたいなって思ってます。
鶴田:自分は一番大きいところで言うと、プレー中の視野というか情報を認知して判断することの、正確さと速さをもっともっと上げていきたいと思ってます。
戸田:僕はタックルが苦手なのでそこは課題かなと思います。
ーー憧れの選手
大島:参考にしているのは、NFLのジョージ・キトル(サンフランシスコ・49ers)っていうタイトエンドがいるんですけど、プレースタイルが似てるなと思って最近はよく見てますね。
鶴田:自分は尊敬してるでいうと、明治大学の高橋さん(=高橋周平)っていう人がいて、その人は去年ラン獲得ヤードで1,000ヤードを超えたっていう快挙を成し遂げたんですけど、身長は170あるかないかくらいでそこまで体格に恵まれたほうではないんですが、スピードと技術、あと認知判断が正確で、そういった面が本当に優れていて、それで大学でも圧倒的な活躍をしたので、尊敬しているというか参考にしています。
ーー他競技で親交の深い選手
大島:ラグビー部に高校からずっと仲の良いやつがいて、藤井太郎(経1・慶應)とか。体育会の友達は結構いっぱいいるというか、高校から同じなので。同じ部活だったら、(高校時代は)アメフト部で今はラクロス部に行っちゃった堀之内隼人(政1・慶應)とか、ソッカー部のずっと中学から一緒にやってた窪田裕也(政1・慶應)っていう子がいるんですけど、すごい仲良いです。
ーーアメフト以外に好きなこと
大島:えっと…。
戸田:パッパ行けよ(笑)。
大島:じゃあ(先)いいよ(笑)。
戸田:絵描くのが好きです。
大島:…。
戸田:そんな考えることじゃないでしょ(笑)。
大島:あ、サウナですね。
戸田:最近は海外サッカーを見たりしてます。
ーー絵は小さい頃からやってたのか
戸田:趣味でっていう感じですね。
ーー試合前のルーティーン
大島:あんまルーティーンは作ってなくて、いろんな人と喋ることとかですかね。気持ちを和らげるために、自分より緊張してるんだろうなっていうチームメイトの顔を見ながら喋るのがルーティーンです。
鶴田:自分はルーティーンは作らないようにというか、これやったら勝てるみたいなのを自分の中で作るよりは、一つひとつ目の前のことに集中していこうみたいに、迷信を信じるよりかは自分の力に頼ろうみたいな。自分はそうやってとにかく目の前のことに集中してやろうという心構えでいます。
戸田:自分は何も考えずに。無駄に考えるとミスるだけなので、いつも通りふざけて人のことバカにして面白がってます(笑)。

春季オープン戦・一橋大戦での戸田
ーールーキーイヤーで達成したい目標
大島:今年の目標はオール関東を目指してて、多分秋で10タッチダウンくらいとればオール関東になれると思うので、それを達成したいなと思います。
鶴田:自分はまず試合に出て、チームに貢献する活躍をすること、そこからですね。
戸田:僕は秋で1本目になってディフェンスでMVPになりたいです。
ーー慶大での4年間で達成したい目標
大島:大学に入って特に思うのは、いろんな環境で育ってきて、いろんなことを考えてきた人と触れ合う機会が多くなって、そういう人たちとのコミュニティを広げたいなって。慶應での4年間をしっかり有効に使って、何かを勉強するというよりはいろんな人と関わりたいなと思います。
鶴田:アメフトに関して言えば、チームとしては日本一を目指してますし、個人としてもやっぱり大学トップのランニングバックを目指すっていうのがあります。アメフト以外の面でいくと、決まった目標とかはないんですけど、英語とか勉強しようかなって(笑)。
戸田:僕は日本一だけしか考えてないです。
ーーケイスポの読者に向けて
大島:とにかく活躍して、アメフトをあんまり知らない人にも名前を知ってもらえるように、日頃から頑張っていきたいと思います。
鶴田:自分のスピードとキレに注目していただいて、アメフトの試合を見に来てくれたらなって思います。自分のプレーはそこを見てもらって、まずアメフトっていうスポーツを知ってもらって、試合を見に来てくれたら嬉しいなと思います。
戸田:みんなにアメフトの良さを知ってもらいたいので、世代とか男女とか関係なく全員にこのスポーツの面白さを知ってもらえたらありがたいなって思います。
(取材:奥秋柚生)


