【アメフト】土壇場残り7秒で逆転サヨナラFGのチャンスも…悔しい開幕黒星で全国大会へ再出発/関東学生1部TOP8第1節vs明治大学

アメフト

の調布で迎えた開幕戦。先制TDを許すも、QB・滝沢徹(経3・慶應)からWR・若月伶士郎(商4・慶應)へのロングパスで同点に追いつく。再びリードを許すも、DL・岩戸旦和(経4・慶應)のFGブロックやDB・加藤雄大(理3・本郷)のインターセプトなど守備が奮闘し、K・並里のFG2本で1点差に。だが残り7秒、勝利を懸けたFGは無情にも相手DLに弾き飛ばされる。全国へ向けて、嵐の中での船出となった。

2026年8月29日 関東学生アメリカンフットボール1部TOP8第1節vs明治大学 @アミノバイタルフィールド

※記事の更新が大幅に遅れましたこと、お詫び申し上げます。 

第1クォーター

明大のキックオフで試合開始。

開始早々、RB・橋口塁(経4・慶應湘南藤沢)がビックリターン!敵陣20ydという絶好の位置から慶大の攻撃が始まる。

韋駄天・橋口!

しかし1st-10RB・須藤大樹(理3・慶應)へのハンドオフはノーゲイン。2ndダウンも前進できず、3rd-8としてWR・若月がショートパスをキャッチして7ヤードを稼ぐも、フレッシュにはあと1ヤード届かず。4th-1で選択したフィールドゴールは決まらず、先制のチャンスを掴みきれない。

自陣30ヤードから始まった明大の攻撃。2nd-1のパス成功でフレッシュを獲得すると、2nd-10からのランで7yd。3rd-3のパスでも再びフレッシュと、着実に前進を許す。敵陣46ヤードまで運ばれた慶大ディフェンスだったが、ここから粘りを見せる。DL・篠原晴(経3・慶應湘南藤沢)QBにプレッシャーをかけて好守を演じると、ランを2度続けてもフレッシュを与えない。

タイムアウトを挟んだ4th-1に明大はフィールドゴールを選択。だがここでOL・岩戸明大のフィールドゴールを慶大がブロック!

得点を許さずに攻撃権を奪い返した!

2024年にはIFAF U20の選抜経験もある岩戸がチームを救ってみせた!

だが直後のドライブ、慶大は攻めきれず、4th-7でパントを選択。一方明大もランで4ヤードを得たのみで4th-4からパントを選択し、両者譲らない展開が続く。

慶大の次の攻撃はロスタックルを喰らい2nd-16と苦しい入り。ショートパスで7ヤードを前進するも、3rd-9でのRB・田中玄樹(理3・本郷)のランは4ydにとどまり、ここで第1Qが終了した。

第2クォーター

慶大は前Qからの攻撃シリーズを4th-5で攻めきれず、パントで攻撃権を明大に譲る。

明大の攻撃、1st-10でショートパスを通されるも、春リーグから躍動し続ける「西くん」ことDB・西田悠真(政2・慶應)がキャッチ後のランを止めてゲインを最小限に封じる。2ndダウンでも西田QBにプレッシャーをかけてパスを失敗に追い込んだ。だが3rd-7でパスを許してフレッシュを与えると、明大はここからランで加速。2nd-6のランで大きく前進を許し、そのままエンドゾーンへ運ばれた。

負けじと直後のドライブではWR・髙原煌世(商2・慶應)へのパスで前進を図る。しかし続くドライブではロスタックルを浴びて2nd-13と苦しい状況に陥るが、RB・橋口が12ydゲイン。だが3rd-1としてWR・富安航大(経2・慶應)へのパスは通らなかった。4th-1として慶大はギャンブルを選択。勝負をかけた慶大は田中のランでギャンブル成功。

霧雨が降りしきる調布。雨の影響か1st-10からフリーのレシーバーへのパスが通らず、もどかしい展開。

そんな歯がゆい展開を拭き払ったのは、QB・滝沢WR・若月だった。

自陣45yd、QB・滝沢はドローフェイクから敵陣15ydに待ち構える若月へ完璧なスローイング。

この日から背番号3をつける若月がエンドゾーンを駆け抜ける!

この日、若月の背番号3は輝いていた。

春季オープン戦で3TDの若月が、リーグ戦でも輝きを見せた!

続く明大のドライブ。1st-down、2nd-downと明大のランが続くがライン陣はほとんどゲインを許さない。

残り159秒、3rd-9としてビッグプレーが生まれる。明大のパスを相手レシーバーは雨で滑らせたか、ファンブルしたボールをDB・加藤がインターセプト。前半終了間際に絶好の好機を手にした。

攻撃権を得た慶大はWR・富安へのショートパスで前進すると、3rd-6でも再び富安がパスをキャッチしてフレッシュを獲得。しかし残り1分を切ってからはパスが3本続けて通らず、4th-10でのパスも実らないまま前半を終えた。

第3クォーター

後半戦は、均衡した展開の中、K・並里のキックオフで始まった。これを抑えようとした明大がファンブルすると、LB・大久保隆之介(政2・慶應志木)がボールを確保。敵陣で攻撃権を得る絶好のチャンスを迎え、慶應オフェンスが始まる。ただ、雨が降りしきる中、両チームにとって難しい状況での試合となった。そんな中、春に台頭したQB・依田一真(理2・慶應)が自らスクランブルを決め、フレッシュを獲得。チャンスを広げる。 ここで、QBは再び滝沢に戻り、打開を図る。しかし、明大にインターセプトを許し、絶好の攻撃機会を逃してしまう。ここで勢いに乗った明大は、自慢のランプレイでゲインを重ね、タッチダウン。14-7となり、1ポゼッション差に広げられる。 慶大オフェンスは、RB・田中のランで大きくゲインするも、それを得点に結びつけることができない。すると、DB/P・加藤が、昨年平均飛距離1位に輝いたキック力を生かし、好パントを蹴る。 その後、明大オフェンスは4th&7の状況でギャンブルを選択するも、慶大ディフェンスがこれを阻止。敵陣30ydからの絶好の攻撃機会を得る。この好機を生かし、前半同様、RB・橋口と田中のランで進めていく。最後はK・並里がFGを決め、3点差まで追いつき、最終Qに突入する。 

第4クォーター

これ以上の失点を許せない慶大。春に大ブレイクを果たし、度々注目選手として紹介されているDB・西田がタックルを決めると、安定した活躍を見せてきたLB・松岡尚吾(環3・鎌倉学園)も相手の前進を許さないタックルを決める。さらに、直後のプレーで相手のパントをブロックすることに成功し、敵陣35ydから攻撃権を得る。ここで、昨年、彗星の如く現れたWR・早川開志(経2・慶應NY)滝沢からフリップされたボールを受けてゲインすると、続いてRB・橋口がランでフレッシュを獲得する。ただ、慶大オフェンスはその後、思うように攻撃を進められない。それでも、K・並里がFGを決め、1点差に詰め寄る。 その並里がキックオフでエンドゾーンまでボールを蹴り込み、明大に25yd地点からのスタートを強いる。相手を厳しい位置に追い込み、慶大ディフェンスにとって好機を作る。 じりじりと攻め寄る明大は、FGを試みるも、またもDL・岩戸がその大きな身体を生かしてブロック。さらに、こぼれたボールを自らリカバーし、残り40秒で敵陣30ydまで攻め込む大きなチャンスを得る。これを受け、QB・滝沢がスクランブルでさらに敵陣深くまで攻め込み、残り7秒、ゴールまで15ydを残して、命運をK・並里に託す。入れば勝利、外せば敗戦という極限のプレッシャーの中、並里が放ったキックは無情にも弾かれてしまう。

慶大は最後まで勝利に迫るも、黒星発進となった。 

惜しくもリーグ初戦を落としたUNICORNS。

だが私は、「だからなんだ」と言いたい。

春、法政を打ち倒した彼らに限界などない。必ずここから6連勝して優勝くれるはずだ。

我々はそう信じているし、全てのUNICORNS Famillyの方々もそう信じている。

試合後、二人の主将がスタンドへ「優勝」への思いを滾らせていた。

このチームなら絶対やれる。このチームなら甲子園に行ける。私は確信を持っている。 

さあ行けUNICORNS。次の48分へ。

(記事:神戸 佑貴、水野 翔馬、写真:秋吉 一樹、

浅井 外熙)