【競走】早慶戦直前主将対談!須﨑遥也×関口裕太/早慶スポーツ新聞会コラボ企画(前編)

競走

来たる8月11日に、第102回早慶対抗陸上競技会が慶應義塾大学日吉陸上競技場にて開催される。100回を超える歴史を積み重ねてきた両校の定期戦をより一層盛り上げるために、慶應スポーツ新聞会と早稲田スポーツ新聞会は、合同で両校の主将に取材を行った。主将たちの出会いから、お互いのチームへの印象、競技に対しての想いまで、様々なお話を伺った。

 

 

プロフィール
慶應競走部主将・須﨑遥也(商4・丸亀)
跳躍/走高跳

早稲田競走部主将・関口裕太(スポ科4・東京学館新潟)
短距離/100m
 

――初対面の際のお互いの第一印象について教えてください

関口 大学1年生の時のU20のアジア選手権で初めて顔を合わせて、その大会の走高跳をスタンドで応援していた思い出があります。

須﨑 (U20のアジア選手権が)終わったときに集まって、その場で「楽しかったね」と話しました(笑)。

 

――お互いが主将になられましたが、就任した際に意識などされていましたか

関口 慶大さんはライバルなので、誰が就任したのかは気になっていました。須﨑君が主将になって、「須﨑君か」と(笑)。

須﨑 関口が主将になるだろうな、と思っていました(笑)。毎年早慶戦で戦っているので、今年の主将は誰だろうとすごく楽しみにしていて「花形の短距離の関口か」と思いました(笑)。

 

――お二人が陸上を始めたきっかけを教えてください

関口 僕が陸上を始めたのは、6つ上の兄が高校から陸上を始めたことがきっかけです。その時、僕は中学1年生で、野球部か陸上部のどちらに入ろうか迷っていました。兄が夜に練習していて、「外へ出るのが怖い」と(兄に)言われたため、一緒に走っていた際、「もしかして足速いんじゃないか」と考えて、陸上を始めました。

須﨑 自分が始めたのは小学5年生のタイミングです。元々、小学校の放課後のクラブチームにみんなが入っていたので入りました(笑)。そこから徐々に陸上競技の魅力に引き込まれました。

 

――関口さんは100メートル、須﨑さんは走高跳をされていますが、その種目を選んだ理由は何ですか

関口 後付けになってしまうかもしれないですが、100メートルがシンプルにかっこいいからです。花形種目と言われていると思いますが、そのようなところに影響を受けて始めたというのはあります。

須﨑 自分が陸上を始めたのは小学5年生だったのですが、走高跳を始めたのは中学1年生の頃でした。たまたま授業で1メートル35(センチ)を跳べて、学年で1番だったので、「もしかしたらセンスがあるかもしれない」と思い、試合に出てみたらハマったという感じです。

 

――ご自分の競技について、どのようなところが魅力であると感じていますか

関口 (100メートルは)10秒足らずで終わってしまう競技ではあるのですが、その10秒にかけてきた時間や、1人1人の努力などが一瞬で終わってしまいます。儚いですが、その一瞬にかける選手たちの思いに魅力があると自分自身は思っています。

須﨑 自分の競技の魅力は、踏み切りの強さです。走高跳は(同じ高さを)3回連続で失敗すれば、その時点で試合が終了してしまうのは、100メートルと同様に、儚いと思います。100メートルはゴールで試合が終わりますが、走高跳は最後(失敗で終わる)儚い感じで試合が終わるのは独特の種目だと思います。

 

――競技をされている上で、憧れや理想としている選手はいらっしゃいますか

関口 憧れている選手はあまりいないのですが、唯一好きになった選手は、昨年の世界陸上(世界陸上競技選手権大会)で優勝した、ジャマイカのオブリク・セビル選手です。ずっと昔から注目しており、小柄ながら9秒台で走っていて、すごく尊敬しています。

須﨑 自分も誰かをロールモデルにしてやるタイプではないのですが、自立していけるような選手がいいなと思っています。主体的に陸上競技や走高跳を追求できる選手が憧れる存在であると思います。

 

――お二人が今年主将に就任された経緯

関口 僕自身は立候補でした。昨年の日本インカレ(日本学生対校選手権)で早稲田閉会式というのがあったのですが、総合優勝にあと少し手が届かなかったので、早稲田閉会式の雰囲気があまり良くありませんでした。僕たちの代では笑って終わりたかったので、僕らの代を引っ張るために立候補しました。 

須﨑 慶大は同期の中で投票をとって、誰がふさわしいのかという部員の意見を集めて、その中で候補者を絞るかたちです。最終的には話し合いをして、決まりました。

 

――主将としてチームを引っ張る中で、意識されていることや心がけていることはありますか

関口 練習が始まる前に集合があり、大きな円を組んで僕がその日の練習が始まる前に一言話す時間があるのですが、(早大は)本当に人数が多いので、みんなを同じ方向に向かっていけるような組織づくりをしなければなりません。みんなの心に火がつくような声かけや、エピソードを話して、チームで同じ方向を向かせることを意識しています。

須﨑 慶大の特色はいろいろなバックグラウンドのある部員が多い一方、早大は全国からインターハイ(全国高等学校総合体育大会)で活躍するような選手がたくさん集まる組織だと思います。(慶大は)スポーツ推薦がない中、インターハイで活躍した選手もいれば、大学から陸上を始めた部員もいる中で、いろいろな強みを生かしてチームづくりをすることを意識しています。

 

――オフの時間にしていることがあれば、教えてください

関口 僕は実家でペットを3匹飼っているのですが、家族のLINEにワンちゃんの動画や写真を送ってもらっています。それを見ると癒やされるので、幸せで大切な時間だと思っています。 

須﨑 これといった趣味は持っていませんが、部員とたわいもない話をすることがよくあります。いろいろな経験をしている部員が多く、自分の知らない世界の話を聞けるので、素の自分に戻れると思います。

 

――ここまでの中で何かお互いに聞いてみたいことがあれば、ぜひ聞いてみてください

関口 競技の話になるけど、2メートル近く跳ぶ感覚ってどうなの(笑)? 

須﨑 走高跳は、毎回100点満点出さなくても良くて、2メートルくらいのバーの高さのときに、2メートル20(センチ)くらいの高さで跳べても、記録は2メートルになる。だから、リラックスして跳んで、高さが上がってきたら、エンジンをかけるみたいなイメージでやってるかな。

関口 あとは、慶大さんは個が強いイメージがすごくある。林(明良、政4・攻玉社 )や須﨑君だったり、過去には三輪(颯太、令7環卒・西武学園文理 )さんだったり、山縣(亮太、平27総卒・修道)さんだったりがいる中、練習の雰囲気とか、レジェンドの人とかと話す機会ってある?

須﨑 個をすごく尊重する環境だと思っていて、山縣さん、三輪さん、豊田(兼、令7環卒・桐朋)さんたちと一緒に練習できる感じで、一緒にSD(スタートダッシュ)する環境で練習しています。短距離は、高野コーチ(高野大樹ヘッドコーチ)の下で頑張っています。もちろん長距離、跳躍、投擲といったどの種目にもコーチがいて、良い環境で(練習)できています。

 

 

後編は、早稲田スポーツ新聞会ホームページよりご覧ください!

 

 

取材  慶應スポーツ新聞会:中原亜季帆、中島冬奈

早稲田スポーツ新聞会:石本遥希、永尾早渡