関東大学サッカーリーグ戦2部第12節。およそ3ヶ月の中断期間を挟み、後期開幕戦を迎えた。早慶クラシコで勝利した良い流れをリーグ戦へも波及していきたい慶大だったが、前半で2失点を喫すると、後半も関東学院大の勢いを止めることはできずさらに2失点。米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18)のゴールで一矢報いるも、関東学院大の背中は遠く1-4で試合終了。ビルドアップや守備の課題は大きく、現実を突きつけられる敗戦となった。
2026/9/23(水)18:30キックオフ@関東学院大グラウンド
【スコア】
慶應義塾大学1−4関東学院大学
【得点者】
11分 関東大 エレハク有夢路
30分 関東大 吉沢実頼(許田新太)
47分 関東大 吉沢実頼(小野寺蓮)
77分 関東大 川口達也(許田新太) 89分 慶大 米田壮志
【慶大出場選手】 | |
ポジション | 背番号 選手名(学部学年・出身高校) |
GK | 21 福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース) |
DF | 2 三浦成貴(商4・浜松開誠館) |
| 3 斎藤大雅(文4・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18) |
| 5 田形昂生(政4・慶應) |
| → 54分 4 古金谷悠太(理4・日体大柏) |
| 6 馬場翔大(商3・國學院久我山) |
MF | 30 堀ノ口瑛太(総1・神村学園) |
| → 54分 20 松下伊吹(経4・渋谷教育学園幕張高/ジェフユナイテッド市原・千葉 U-18) |
29池松遥(経1・慶應湘南藤沢/東急SレイエスFC U-18) | |
| → 73分 10 藤井漱介(商4・静岡学園) |
| 13 三浦大其(経3・慶應) |
| 8 小野翔大(経3・慶應) |
| 27 加固陸(文2・興國) |
| → 85分 23 山本凉(法2・桐蔭学園) |
FW | 7 朔浩太朗(理4・学習院高等科) |
| → 85分 28 米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18) |
負傷者の影響もあり、スタメンは早慶クラシコから大きく変更。主将・三浦成貴(商4・浜松開誠館)のパートナーには左サイドバックを主戦場とする田形昂生(政4・慶應)が、その左サイドバックには霜田晟那(理2・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)が入ったほか、朔浩太朗(理4・学習院高等科)をトップ起用。加固陸(文2・興國)がインサイドハーフで、池松遥(経1・慶應湘南藤沢/東急SレイエスFC U-18)が左ウィングで関東リーグデビューを飾った。

初のスタメンを飾った加固
ファーストシュートは慶大。1分、中央で小野翔大(経3・慶應)がボールを収めると、右サイドバックの馬場翔大(商3・國學院久我山)へ。馬場は右足を振り抜くも相手のブロックに阻まれる。
立ち上がりは慶大がボールを握る時間もあったが、その後は相手のプレスに対し苦しむ時間帯が続く。8分、右サイドの裏のスペースへ関東学院大のGKがフィードを送ると、これが通り一気にゴールに迫られる。ボックスの外からシュートを放たれると、これは福井大次郎(経3・慶應/横浜F・マリノスユース)がセーブするもこぼれ球が相手選手の元へ。だが、そのシュートはポストを叩き難を逃れる。11分、 三浦大其(経3・慶應)が折り返したボールを相手選手が大きくクリア。このボールがうまく収まりカウンターへ。前がかりになっていた慶大ディフェンスラインの間を抜け出され、前に出ていた福井の頭を越えてゴールへ。立て続けのピンチを凌ぐことはできなかった。
すぐに追いつきたい慶大は15分、ショートカウンターとなり池松から三浦大へスルーパス。これが通り三浦大はカットインからクロスを上げるも、これは合わず。チャンスを演出した関東リーグデビューのルーキーに対し、背中を押すチャントが響いた。

積極的に仕掛ける池松
21分、馬場のボールに対し加固が競り勝つと、その落としを堀ノ口瑛太(総1・神村学園)がダイレクトで左サイドに展開。追いついた池松が右足でクロスを上げるも、抜け出した朔にはわずかに届かない。27分、敵陣でボールを奪うとボールは三浦大のもとへ。縦にドリブルでボックス内に侵入し、左足に持ち替えてグラウンダーのクロスを供給。そのボールを収めた小野が加固にパスを送り、加固が左足でシュートを放つも相手のブロックに阻まれてしまう。訪れたチャンスを決めきれなかった慶大は29分、ビルドアップ時のミスでボールを失うと、少ない手数でシュートまで持ち込まれ失点。不用意な形で追加点を献上することとなった。その後もその2失点と同じ形でゴールに迫られる場面が続くが、最後のところで身体を張り追加点を許さない。40分、慶大に前半最後のビッグチャンスが訪れる。小野が入れ替わりロングカウンターへと転じると、朔にスルーパスを供給。ボックスの外から左足を振り抜くも、枠の右へと外れてしまう。

朔のシュートは惜しくも枠を捉えきれず
すると44分、今度はピンチを招く。右サイドを突破されると、折り返したボールに相手選手が体勢を崩しながら合わせるも、このシュートはポストを叩き難を逃れる。その後は大きな動きはなく前半終了。同じ形でシュートまで持ち込まれていた印象であり、ハーフタイムでの修正が急務となった。
後半開始直後の47分、失点を許しリードは3点に広げられる。反撃に転じたい慶大は51分、朔が相手のプレスを掻い潜りシュート、そしてそのこぼれ球を拾った三浦大がフリーキックを獲得。
そのまま三浦大が左足を振り抜くがクロスバーに弾かれる。これ以上失点が許されない状況の中、54分に田形に代えて古金谷悠太(理4・日体大柏)を、堀ノ口に代えて松下伊吹(経4・渋谷教育学園幕張高/ジェフユナイテッド市原・千葉 U-18)を投入。しかし、相手にボールを握られる苦しい展開が続く。そして73分には池松に代えて藤井漱介(商4・静岡学園)を投入。
藤井の持ち味であるドリブルから突破口を作る。77分、自陣でボールを失いそのまま失点。0-4の厳しい状況となる。複数得点を奪いたい慶大は85分、加固に代えて山本凉(法2・桐蔭学園)、朔に代えて米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18)を投入した。
ボールは保持するもののゴールが遠い時間が続く中89分、途中投入の米田がこぼれ球を詰め1点を返す。

米田のゴールで1点を返す

" width="1024" height="683" /> 1点を返したが追撃はここまで
このまま点差を縮めたい慶大であったが無念のタイムアップ。1-4での敗戦となった。大差をつけられての敗戦とはなったものの、終盤の攻勢は目を見張るものがあった。守備を立て直し次戦は勝ち点3を掴みたい。
(取材:甲大悟、山内悠暉、奥秋柚生)
【選手インタビュー】
池松遥(経1・慶應湘南藤沢/東急SレイエスFC U-18)

--今日の試合を振り返って
結果的に1-4っていう形になってしまって、自分もデビュー戦ということでなんとか結果を残してチームに貢献したかったんですけど、それができなくて悔しいです。
--TOPチームに上がったのはいつごろだったのか
ついこの間で、全体合宿後に上がりました。
--スタメン抜擢までの経緯は
多数怪我人が出ている中で、トレーニングマッチで監督に使っていただいて、良い結果を残して選ばれたっていう感じです。
--チャンスを演出するシーンもあったが自身のプレーは
自分としてはなんとしても結果を残したかったっていうのはあるんですけど、初めての関東リーグで自分的にはできてたなっていう感触です。
--次節以降みせていきたいプレーは
とにかく結果を残して、泥臭く守備でも貢献して、チームを勝たせられるようなプレーをしたいと思います。
--次節への意気込みを
今回1-4という形で負けてしまったので、次節で絶対勝って次に繋げられたらと思います。
米田壮志(商3・都立青山高/横河武蔵野FC U-18)
ーーこの日の試合を振り返って ーー夏合宿でどういうことに取り組んできて、それが実際に試合で生かされたか
前期の結果からもう1戦も落とせない中で、チーム全体としてここの関学戦に向けて頑張ってきたので、苦しい試合展開が続いて悔しいです。
ーー途中出場という中でどういう気持ちで試合に臨んだか
0-4で10分とかしかなかったので、1点でもいいから取ってチームに勢いをつけたいなっていう思いで入りました。
ーー今後に向けて
今後も落とせない試合が続いていくので、しっかり修正してチーム全体一丸となって勝ちを積み上げられたらなと思います。
加固陸(文2・興國)

――今日の試合を振り返って
夏合宿を終えてチームとして総和というところで勝ちたかったですけど、1-4で悔しい敗戦になりました。
――スタメン抜擢の経緯は
早慶戦前にトップチームに上がって監督に評価していただいて、早慶戦後から徐々にスターティングメンバーとして出場し結果を残して今日使ってくれたかなという感じです。
――ドリブル突破の場面が多くみられたが
ドリブル突破は自分の持ち味ですが、最後シュートを決めきれなかったのは自分の課題なのでもっとそこを突き詰めていきたいです。
――注目してほしいプレーは
個人的にはドリブルやシュートが得意なので、バイタルエリアでのプレーや最後決めきるところを見てほしいです。
――次戦に向けて
次戦は産業能率大で中3日で厳しい戦いが続きますが、チーム一丸となって次の練習から励みたいなと思います。


