7月7日(土)、等々力陸上競技場にて“第69回サッカー早慶定期戦~早慶クラシコ~”が開催される。早慶のプライドがぶつかり合う特別な一戦。ケイスポでは、7年ぶりの定期戦勝利を目指すソッカー部の選手・スタッフたちに意気込みをうかがった。
第1弾は、鴻巣良真(総4・国学院久我山)、八田和己(総3・桐蔭学園)、上田朝都(総3・横浜F・マリノスユース)、佐藤海徳(政3・桐光学園)、篠原新汰(総1・FC東京U-18)による守備陣対談をお届けする。節を重ねるごとに安定した守備を発揮する、荒鷲の強固な最終ラインを構成する彼らに、定期戦に向けての意気込みをはじめさまざまなことを語っていただいた。
(取材日:6月15日)
――まずは自己紹介をお願いします
鴻巣 鴻巣良真です。久我山高校出身で、東京都江東区出身で、15年間ぐらいずっとサッカー続けてきた、下町のサッカー小僧って覚えてもらえれば嬉しいです。っていうのを面接の時にやってました。
一同 (笑)
鴻巣 就活の自己紹介で毎回これやってた(笑)
上田 就活用ね、就活用ねOKです。
八田 八田和己です。桐蔭学園高校から来ました。小学校はあざみ台FCでやってて、中学から桐蔭学園に入ってました。ずっとここらへんでやってます。
上田 上田朝都です。マリノスのジュニアユースから来ました。何かあるかな……そんな感じです。
篠原 FC東京U-18から来ました、篠原新汰です。この中で1年生が1人だけということで大変恐縮で、呼んでもらえて嬉しいというのと、あと中高どの代でも全国優勝を経験してきたので、ここでも結果を出したいというのが一番です。よろしくお願いします。
佐藤 3年の佐藤海徳です。桐光学園から来ました。ブラジルに2年間いて、ちょっとブラジルの血が入ってます。
一同 (笑)
上田 須田さん(須田芳正前監督)にブラジル人ってことにされてたんですよ。須田さんから、「ブラジルだったら当たり前だよね?」みたいな(笑)
――ちなみに、本当にブラジル人とのハーフとかではないですよね?
佐藤 じゃないです(笑)
――前期ここまでのチームの戦いぶりを振り返ってもらえますか?
鴻巣 うーん、そうっすね……守り切るところを守り切るとか、決めるところを決め切るところが欠如していたから結局今の結果になってるのかなって思います。まあこれから課題は明確なので頑張りたいですね、それを直すために。
八田 本当に決め切るところを決め切れないのが一番ですね。守り切れないというのもあるんですけど、試合の内容はそんなに悪くないのに結局引き分けたり負けたりってのがあるので、そこは本当にこれからの試合と後期で改善しないとって思います。
上田 頑張ってはいると思います。頑張ってるとは思うんですけどね……。結果が出ないかなって感じ。まあでもここ3試合は失点も減ってるし、まあ引き分け引き分け勝ちか、って感じで。俺は俺が出ている試合のことしか考えてないですけど、一応平均の失点が1.2まで落ちて、それは去年と一昨年より低い水準なのでそれは良いかなって思ってて、あと2試合0でいけると0点台までいけるので、それ継続していきたいと思います。
鴻巣 それは最初の2試合入れないで?
上田 うん、入れないで。
佐藤 1.2か……。
上田 だから結構悪くないって、やられているふうな感じだけど、みたいな。
篠原 うまくいかないことは多いですけど、やろうとしていることはチームに共有できているし、チームのベクトルも徐々に上向きになっているので、今ちょっと下にいますけど、ここからだって思ってます。
佐藤 ラインの合わせるところとか、ちょっと細かいところがまだ4人でできていないというのはあるんですけど、なんか入っちゃうというのが結構多くて、それさえなければ失点ももっと減っていくと思うし、失点を減らすためにもっと突き詰めないといけないものがあると思うし、あとは攻撃の時間が増えてきて失点が減ってるところもあると思うので、そこももっと増やしていければと思います。
――昨季と今季、1部と2部の違いを感じることはありますか?
鴻巣 FWの強力さ、サイドハーフのエグさ。そこかな一番の違いは。1部のチームは絶対にエースって選手が1人や2人はいたのが、2部になるといなくはないけど、1部の選手に比べたらまだやりやすいのかな、って思いますね。
八田 個の力ですね。スピードとか決定力とか、もうそこが違います。
上田 関岡(立正大)にコテンコテンにされてたけどね(笑)。対応しやすいっすよねみたいな感じで行って全部バーンって、ダメじゃんっていう(笑)。まあそれは……ね?
八田 まあまあ(笑)
佐藤 まあ、個の力が強いっていう。ビルドアッブとか1本でサイドハーフにつけてくるんで、そういうレベル高い選手が多いのが1部で。
上田 あと人工芝……。天然芝が……。
――環境はやっぱり違いますか?
上田 やっぱり違うよね。そんなに気にならないだろうけど、ああ人工芝だって。そういうグラウンドでやるとやっぱり2部を実感するよね。
――新しく冨田賢監督が就任されて、どのような雰囲気で練習していますか?
鴻巣 それは八田が答えます。
八田 ちょっと待って(笑)。何だろうな、4年生がすごく引っ張るだけじゃなくて、巻き込んでくれるような練習になってるかなって思います。
鴻巣 (拍手)
八田 まあ、トミケンさん(冨田監督)も選手と距離が近いので、相談しながら4年がうまく3年を巻き込んで、3年が2年を巻き込んで、2年が1年を巻き込んで、っていう形でできていってるのかなって思います。
鴻巣 上手っ!
一同 (笑)
――篠原選手は1年生ながら関東リーグにコンスタントに出場していますが、デビュー戦は振り返っていかがでしたか?
篠原 デビュー戦(第2節・東海大戦)は1-3で負けて、なんにもうまくいかなくて、本当に厳しい世界だなって改めて思ったし、初戦自分はベンチで見ていて、関岡選手とかにバチバチにやられてるのを外から見ていて、高校からのレベルの差とか、プレーの違いとかをすごく感じたし、そこからやってやろうと思って入ったのに1-3で負けて出鼻をくじかれたところはありますけど、今運良く出させてもらってるので、全然至らないことだらけですけど、先輩に助けてもらっています。
――守備陣の皆さんが今季手応えを感じた試合はどの試合ですか?
上田 手応えを感じた試合はね、なんだろう……青学(第3節・青学大戦)は、青学も良かったけど、どちらかというと学芸(第8節・学芸大戦)とか。
鴻巣・篠原 学芸?
上田 0で抑えられたし。今年なんかさ、追いつかれること多いじゃん。追いついてやっとOKみたいな試合がないよね。
鴻巣 東農(第7節・東農大戦)かな、俺は。東農の1点目ってしょうもない1点だったんですけど、北城に当たって入っちゃったみたいな。でもあれがもしなかったら、シュート何本打たれた?
八田 前半3本。
上田 後半こいつ(篠原)のスーパープレーあったけどな。暴れてたよね。
一同 (笑)
上田 ホームなのに足元取られてたもんね(笑)
鴻巣 まあでも、徐々に徐々に、試合にはなってるかなって。
上田 個人のきっかけは完全に東農かな。あそこからなんか、止め方思い出したわみたいな。
八田 神大(第9節・神大戦)は?
上田 この前のは良かったけどなんだろう、あっでもあの試合が良かったのは、中で見てて思ったのはベンチがタイミング良く代えてくれてた、これ危ないかな?
一同 (爆笑)
上田 決して悪い意味じゃないんですよ。すごくベンチの人もうまく戦えたなっていう。交代した人も頑張ってくれてたし。
鴻巣 交代の瞬間、朝都が「それ!」って。
一同 (爆笑)
上田 それダメなやつじゃん!
――皆さんそれぞれ、どのようなタイプのプレーヤーだと考えていますか?
鴻巣 これはどんな感じで答えたら良いですか、俺が全部言うみたいな?
――それでは、全員が鴻巣選手の印象を話すみたいな感じで
上田 良真くんはね……やっぱりお父さん。
佐藤 全部うまいっす。
鴻巣 (ドヤ顔)
上田 やばいやばい酔ってる酔ってるよ(笑)
一同 (笑)
篠原 頼りがいあるよね。隣でプレーしててオーラがあって、オーラで戦える選手だなって思います。
鴻巣 いいね!
八田 これみんなで話してたんですけど、良真くんだけ次元が違うねって話してて、ビルドアップ能力だったり、ヘディングだったり、対人の強さだったりっていうのが、今まで経験もあるんで、信頼できるセンターバックです。
上田 戦術眼もあるからありがたいですね。色々なことを言ってくれるし、カバーもしてくれるし。本当にうまくまとめてくれるんで。松木(駿之介=総4・青森山田)くんが結構わーって言って、こう、行こうぜみたいな感じなんで、後ろから行き過ぎたら止めるみたいな、うまくバランス取ってくれてるお父さん的な。
鴻巣 満足です(笑)
一同 (爆笑)
――では次は八田選手について
上田 八田はねぇ……気が利く。いる(笑)。いてほしいところにいる。
鴻巣 やっぱり“いる”選手と“いない”選手っているんですよね。そこがやっぱり気が利くっていうか。助かりますね、そこは。
上田 あとは周りが見えてるなって。サッカーもそうですし人としても周りよく見てんなって感じな人で。
――上田選手は
上田 良真くんから良いの来るんじゃないかな~。
鴻巣 “レベチ”(レベルが違う)。
一同 (笑)
上田 あなた“ジゲチ”(次元が違う)だからね(笑)
八田 “ジゲチ”からいただいた“レベチ”。
上田 ありがとうございます(笑)
鴻巣 本当に、俺も15年ぐらいサッカーしてきて、いろんなキーパーとやってきたけど、ここまでシュートストップできるキーパーは初めてだなって、いつも助けられてます。
佐藤 自信がすごいっす、後ろに自信がある人がいるのといないのとじゃ、全然俺らがメンタル的に違うってのはあります。
篠原 朝都くんが後ろにいるかいないかって、声を出してチームを鼓舞もできるし、朝都くんめちゃくちゃ身体能力高くて、本当に意味分かんないんですよ。
一同 (笑)
篠原 足も速くて守備範囲広いし、上のボールも下のボールもシュートストップもなんでもできるキーパーで、本当にすごいなって。
上田 上のボールはほとんど八田が俺に渡してきて(笑)
八田 ハイボール処理はピカイチですよね。CKでもほとんど出てキャッチしてるし、それは去年から出ててそう思うんですけど。それとあと普通のキーパーだったら弾くところをキャッチできるんで、CKになりにくいのもありますね。
――次は篠原選手について
八田 ここまで緊張せずにできているのがすごいと思います。
上田 そう!めっちゃ図太い。めっちゃ図太いってのは、やっぱりサッカーってミスするじゃないですか。俺が1年の時、1年から出てたんですけど、まずコーチングで溝くん(溝渕雄志=環卒・現ジェフユナイテッド千葉)をミゾって呼ぶのに3試合ぐらいかかってたんですよ。それなのに最初から声出せるし。それでミスるじゃないですか、それでゴールキックも蹴ってもらったりしてたんですけど、そういうミスっぽいこといっぱいしてるとやっぱりどうしてもコーチングできなくなったり、自分からボール触れなくなったりしてたんですけど、(篠原は)ずっと変わらないってのはすごいなって。ミスはする時もあるけど、そういうところ全然ごめんごめん、って言えちゃうのは本当すごい。
鴻巣 あとは、能力が高いから羨ましい。足速いし、伸びるし、体強いしみたいな、ずるい!こっちは努力してるのに、あいつ足伸びるぞ!って……ずるい!その3文字ですね(笑)
――最後は佐藤選手について
鴻巣 海徳はね……サイドバックらしからぬうまさがあるんですよね。一番すごいのは、俺が昔サイドバックやってたからってのもあるんですけど、「そこ出すの!?」ってところに(パスを)出すんですよ。俺なら絶対出さないところに出すんですよ、で、それをゴールにつなげるからそれが一番すごい。
八田 キック精度ですかね。CK蹴ってるんですけど、本当に俺たちが決めてないからアシストついてないの申し訳ないけど、本当に良いボール上げてて。
上田 そこは須田さんの時から本当に信頼されてたよね。技術のところは。
八田 しかもそれで中の人の気持ちも聞きながら蹴ってくれるんで、一方的な良いボールってだけじゃなくてこっちに合わせた蹴り方もできるし、そこが信頼できるポイントです。
上田 クールに見えて意外とかわいいエピソードをこの前作ってきて、(佐藤が)「3年集まろう」みたいな感じで集めて、なんだろうみたいな雰囲気で集まったら、「雑談しよう」って(笑)。「話すことは?」って聞いたら「いや、特にはないけどみんなで喋りたいなって」って。
一同 (爆笑)
上田 結構ガチな話かと思いきや、みたいな、そういう感じの一面を、最近良いところ出してるなっていうのはあるかなって。
――今年のチームはどういうチームだと感じてますか?
鴻巣 サッカー面じゃないところだと、4年生がグイグイ引っ張っていくタイプじゃないから、その分3年生に頑張ってもらって、3年生が2年生を巻き込んで、チーム全体で頑張ろうってのは去年よりは強いかなと思います。サッカー的にはどうよ?
上田 良くも悪くも1人でなんでもできちゃうタイプの人がいない。すごく能力高くて、これはこいつがやる、こいつが点取るみたいなのはたぶん松木くんなのかな、って感じはあるけど、特に2年前の(宮地)元貴(総卒・現アスルクラロ沼津)くんみたいに中盤でガッツリやるみたいな、これだけは絶対に負けないみたいな突出した能力を持った人が良くも悪くもそんなにいるイメージがなくて、その中でみんなでカバーし合ってというか、そういう学年というか、代なのかなって気は過去2年と比べてしてますね。
――みなさんが試合前にやってるゲン担ぎみたいなものがあれば教えてください
上田 ある人?(周りを見回す)俺すごいある人なんだけど。
佐藤 いや、俺は何もないっす。
上田 なんかさ、さっきのエピソードからちょっとクールキャラに戻してない?ずるいよ(笑)
八田 自分は、チームでもやってるんですけど部室とかを綺麗にするみたいな、掃除するってのが。部屋を掃除するってのが、ルーティンじゃないですけどスッキリするんでやってますね。
上田 うわ~そういうやり方があるのか(笑)
鴻巣 これでチームでの八田の評価アップです(笑)
一同 (爆笑)
上田 俺は綺麗にするとかそんな感じじゃなくて、Mr.Childrenが好きなんで決まった曲聴いてますね。それを聞きながらミーティング前にストレッチしつつ、その時に気に入ってる選手の動画を見るっていうのが絶対やっていることかな、ってのはマジでサッカー選手っぽいよね。
佐藤 Theって感じ。
――鴻巣選手は何かありますか?
鴻巣 俺は本当になくて、その日の気分次第でやることを変えると。基本的には何もしないけど音楽聴く日もあれば聴かない日もあるし、みんなと喋ったりふざけたりしてる時もあるし、本当にその日の気分次第で、ゲーム入ったら勝手にスイッチ入っちゃうんで、みたいな。
上田 もも裏だけ気をつけてみたいな(笑)
鴻巣 それが一番かもね(笑)。試合前は基本的におふざけみたいな感じで。
上田 それだから須田さんに怒られた時あったもんね。須田さんはピリピリ感出したい人だったから。
――このメンバーでプライベートの交流はありますか?
一同 ないですないです。
上田 このメンバーで行ったら全部(鴻巣が)持つことになっちゃうんで(笑)
――さっき鴻巣選手がお父さんという話がありましたが、このメンバーで家族を作ったらどうなりますか?
鴻巣 きっついな~。朝都を何にするかってのが。
上田 まあまあ俺を最後に決めよう、でお父さんじゃん?まあ八田がママだよね。
鴻巣・篠原・佐藤 ママだね。
上田 周り見てるし、全体見てる感じがママだよね。海徳は長男。
八田 あ~。
上田 あんまり家にいないタイプの長男。結構家にいないタイプ。でお前(篠原)は……。
篠原 次男となると朝都くんが。
上田 いやいや俺は後でいいから(笑)。……家の管理人ぐらい?ちょっとそういう感じのよく分からない(笑)
佐藤 マジで朝都なんだろ……家族構成……バカうるさいペットとか?
一同 (爆笑)
上田 犬か、バカうるさい大型犬か(笑)。それじゃ大型犬で。
――早慶戦の話に移ります。早大に6連敗中の定期戦ですが、みなさんにとって早慶戦とはどんな舞台ですか?
鴻巣 俺は出たことないし、ピッチに立ったこともないし、(定期戦以外でも)勝ったこともないから、喜んでる姿とか見たことないんですよね。だから、自分がピッチに立って勝ちたいっていう。みんなでぶちあげたいっていう。それがすべてかなって。
上田 終わった後のぶちあげに重きを置いてるっていう(笑)
鴻巣 やっぱあの舞台で勝たないと。勝利が一番盛り上がるし、どんなに苦しい試合でも、なんとかして勝ちたいなって。
八田 1年のときは全くメンバーにも絡んでなくて、憧れの場であって、学年が上がって大敗して、自分と朝都の連携ミスで失点したりと、そういうのがあって、それがもう悔しすぎたんで今年はリベンジの場っていうか、自分も出たら絶対活躍して、チームで勝ちたいってのが一番です。
上田 勝ちたいですね。僕は1年から出させてもらって、出られたら3回目になりますけど、来る人はみんな勝ってるところを見たいって言ってくれるんで、結果で返せたらなって思います。
篠原 憧れの場で、今までずっと外から見てきて、それを目指して慶應に入ってきたので、出れるかどうかは分からないし、そこまでの努力次第ですけど、結果にこだわっていきたいと思います。
佐藤 自分も勝ちたいですね。はい。
上田 こわっ、喋れよ!まあでも、まずは(ケガを)治すところからだよね、治せ治せ。
――早大1部首位を走っていますが、早大の印象はいかがですか?
上田 とりあえず強いよね。勢いすごいし、岡田さん(岡田優希主将)髪の毛怖いし(笑)。勢いすごいのは1年のときから思ってて、勢いのままバーって押し込まれるってのが本当にやってて怖いなって。今年はあんまり見てないですけど、毎年そうなんだろうなって。
鴻巣 早稲田との試合1回も出たことなくてさ。
上田 あれ、ホントに?
鴻巣 早稲田と試合したことなくて、見た時やばいなって。その舞台でちょんちょんって(プレスを)外せたら最高に楽しいんだろうなって。あとは、プロ入り決まってる選手も何人もいるし、そういう選手とやれるってのは最高に楽しいかなって。何人か知り合いもいるし。そういう意味でも早稲田との試合をすごく楽しみにしてます。
――鴻巣選手にとっては最初で最後の早慶戦になりますが、気合の入り方はやっぱり違いますか?
鴻巣 緊張しちゃうんじゃないかなって。関東リーグじゃ緊張しないんですけど、もしかしたら緊張するんじゃないかなって思ってて。
上田 毎年使ってるネタなんだけど、元貴くんがすごい顔してたから(笑)
佐藤 犬みたいな、っていう(笑)
上田 毎年連絡来るから、それ言うと(笑)。今年も待ってる。
――それでは最後に、定期戦に向けてそれぞれ意気込みをお願いします
鴻巣 今まで出たことがないってのもあるので、4年生ですけどフレッシュさも出して、どうにかチームを勝たせるような大きい貢献の仕方をピッチ内でしたいと、そう強く思っています。
八田 去年の大敗を経験しているので、絶対にもう同じ点差で勝つぐらいの勢いで臨みたいと思ってるし、自分が出れたら、見てる人に熱いものが伝わるようなプレーをして勝利をつかみたいです。
上田 とりあえず、全力でぶつかっていくしかないと思うので、そのためにちゃんと準備して、勝ちに行くし、個人的にはちゃんと守って、みんなが決めてくれるのを信じて待っていられたらと思います。
篠原 出られたらですけど、1年だからっていう言い訳は通用しないですし、慶應の代表として戦う場ですし、本当に自分は経験したことがないので楽しみであり重圧でもあり、でもその重圧も楽しみたいから、その上でなんとしても勝ちたいです。
佐藤 何ヶ月も前からマネージャーとかが色々準備してくれたり、何試合も前からリサーチの人がビデオ取りに行ってくれたり、色々な人が働いて早慶戦があると思うので、プレーで感謝の気持ちを表せたらと思います。
――ありがとうございました!
(取材:髙橋春乃 写真:桑原大樹)